私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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「欠陥憲法」 ~ 政教分離を見直せ

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産経新聞が、社を挙げて憲法改正を提唱している。
来年創刊80周年を迎える産経は、佐瀬昌盛・防衛大学校名誉教授、西修・駒沢大学名誉教授、大原康男・国学院大学教授、百地章・日本大学教授という錚々たるメンバーを招聘し、田久保忠衛氏を委員長に新憲法起草委員会を発足させた。
先月末スタートした「欠陥憲法 新しい国つくりへ」というシリーズの初回は、「戦車にウインカー 「軍隊否定」の象徴」、昨日の第2回目は、「国民の平安 祈る存在に」と題し、現行憲法と天皇の関係性を指摘した。

加えて昨日、FNN・産経合同の世論調査を発表したが、「憲法改正は必要」との回答が57.6%と過半数を上回り、憲法改正の是非を問う国民投票には81.5%もの人が「投票したい」と、前向きな姿勢を見せた。
更に、「自衛隊の位置づけを明文化すべきだ」という意見が71.7%、集団的自衛権の容認が62.1%と、安全保障や危機管理面への問題意識が浮き彫りになった。

この結果が示す通り、現行憲法は時代とともに、その経年劣化を顕在化させ、特に米ソ冷戦後の東アジア情勢を考えれば、改正の必要性を認識する国民が増えるのも当たり前だろう。
中国の軍拡、北朝鮮の暴走によって、国家の安全が脅かされているという認識を持たない人がいたなら、余程の平和ボケだと断定せざるを得ない。
しかし、確かに安全保障は喫緊の課題ではあるが、憲法の問題点は何も安全保障だけではない。

現行憲法は、占領下という、日本の主権がない期間に、GHQに押し付けられた不当なものである。
占領下の憲法草案は、もともと松本蒸治博士が中心になって起草し、日本独自の憲法甲案・乙案をGHQに提示した。
しかし、こんななまるいものではだめだと言って、アメリカ側が原案を提示し、もしこれをのまなければ天皇陛下のお身柄に変化があるかもしれないと、脅しをかけて押しつけたのが現行憲法である。
その押しつけた本人のマッカーサー本人が、その不当性を吐露している。

どんなによい憲法でも、日本人の胸許に銃制をつきつけて受諾させた憲法は、銃制がその場にとどまっているあいだだけしか保たないというのが自分の確信だ、と彼(マッカーサー)は語った。占領軍が撤退し、日本人の思い通りになる状況が生まれたとたんに、彼らは押しつけられた諸観念から独立し、自己を主張したいという目的のためにも、無理強いされた憲法を捨て去ろうとするだろう、これほど確かなことはないと彼は言った。

ジョージ・ブレークスリー
『極東委員会―国際協力の研究、一九四五年―一九五二年』より


従って、新しい国つくりを志向する場合、米国及び占領軍によって「忘れさせられた」日本を取り戻すことが、まず一歩出なければならない。
要するに、元に戻そうということだ。

安全保障や危機管理に対する是正が必要なことはもちろんのこと、私個人は政教分離という現行憲法の呪縛を解きたい。
米国が主導した神道指令とは、日本文化の殲滅に等しい
私は、戦争に勝った連合国側が、「日本を再び連合国に刃向うことがないように」という視点から彼等が国家神道というスケープゴートをつくり、神道指令をもって神道を他の仏教などと同列に置き、政教分離という手段で、日本をアメリカ化しようとしたのが神道指令であると規定する。
その象徴が靖國神社だ。
靖國には、こんなストーリーがある。

 昭和21年にポツダム政令で宗教法人令というのが施行され、神社はすべて六か月以内に登記しないと解散しなければならないことになった。しかし昭和21年、戦争は終わったけれども、戦死者の方々の遺骨収集すら開始できない。その数すら正確には特定できない時に、靖国神社が果して解散出来るかという大問題に直面した。平たく言えば、大変な脅迫があったわけですね。そこで緊急避難的に、靖国神社はやむなく宗教法人として登記せざるを得なかった。
 その政令が法律化されて、宗教法人法が施行されたのがやはり占領中の昭和26年ですね。その時にも、どうなるかはまだ見通しがつかないから、そのまま宗教法人としての登記を続けることにして、宗教法人化による登録を残した。
 初めは政令によって登録し、次には法律によって登録して、現在でも宗教法人であるということになっている。けれども、靖国神社は決して自ら進んで宗教法人になったわけではない。ほかに選択肢がなかったから、余儀なく宗教法人にならざるを得なかったのです。

江藤淳 「生者の視線と死者の視線」/新版靖国論集


神道と日本人は一体化していて、日本人の中に血肉化された文化として存在している。
私はなにも、政教分離を見直して、創価学会のようなカルトが日本にはびこることを望んではいない。
ただ、「一般宗教としての神道」という定義から抜け出さない限り、「日本の戦後」が終わらないように思う。
民主党政権下で、憲法に触ってほしくないのは、言うまでもない。


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[ 2012/05/01 11:22 ] 史観 | TB(0) | CM(0)
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