私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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改造しようと何しようと、民主党政権の存在意義はもう終わっている

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野田改造内閣の陣容が発表された。
正直なところ、誰が入ってもこの党の性質は変わらないのだろうなと思っていたので、それほどの驚きも無ければ、もちろん期待感など湧かない。
唯一の好人事は、松原仁の拉致担当くらいなものだ。彼は以前から拉致問題に関心を寄せ、拉致被害者家族からの信頼も篤い。少なくともマルチ大臣のような不適材ではない。消費増税を批判していた立場にどう辻褄を合せるのだろうか、という疑問は残るが・・・。
それにしても、民主党の法相は、まるで金太郎飴のように、どこを切ってもリベラル・人権派のサヨク弁護士ばかりだ。

民主党の2年数カ月の変節を考えると、そら恐ろしい。
そもそも民主党は何故民意の後押しを受けたのか?
マスメディアという巨大な扇風機から風を送ってもらい、子ども手当、高校無料化、高速道路無料化などのバラマキ政策で、民意を釣ったというのが大勢を占める。
確かにその通りだろう。
しかし、もうひとつ、民意が後押しをする要因があった。
それは民主党が掲げた、政治主導による行政改革、公務員制度の改革だ。

民主党は、政治主導の要として「国家戦略室」をつくり、官僚主導の権化である財務相主計局を、その国家戦略室に従わせようとした。政治家が官僚から、国家予算策定のイニシアチブを奪おうとしたわけだ。
次いで、内閣官房が官僚の幹部人事を「内閣人事局」で握ろうとし、「行政刷新会議」で行革を進めようとした。
これが、民主党の政治主導の骨格だった。
しかし、実現させる力がなかった。

自民党が下野したのは、マスメディアによるネガティブキャンペーンだけではない。
自民党がそれを自覚していないのなら、自民党は再び浮上することはできないとさえ思う。
官僚寄りの政権運営によって、独法は作り放題、天下りはし放題。 霞が関は「国益よりも省益」と言わんばかりに、国民から搾取した金を意のままに使い、自分らの天国を次々と作っていった。
自民党はそれを止めることができなかった。
こんな政治に国民が嫌気をさしたことが、政権交代のひとつの歯車として回ったはずである。
安部政権が霞が関にメスを入れるべく進めた公務員制度改革が進まなかったのは、野党の反対も勿論のこと、自民党内の族議員たちが足を引っ張ったことが大きかった。
国会議事堂の廊下にポツンと立ちながら、自民党議員の誰からも相手にされなかった渡辺喜美特命大臣の哀れな姿。「自民党では改革は無理」という印象を、あの姿によって国民にさらしたのではないかと思う。
ついでに言えば、橋下大阪市長が民意の後押しを受けているのは、少々乱暴な手法を使ってでも、この行革を断行しようと、既得権益と真正面から闘う姿勢を示しているからに他ならないと思う。

そして民主党。
政治主導というものは絵空事だった。
少なくとも、政党としての実力に欠けていた。
国家戦略室で財務省主計局をねじ伏せようとしたのが民主党の船出だったが、港を出てからすぐにその旗を降ろしたようなものだ。
初代国家戦略担当大臣が菅直人である。官僚の敵ではない。
事業仕分けで色々なパフォーマンスをしたところで、結果が出るわけがない。
そして野田政権は、こともあろうに、政権発足時は対峙していたはずの財務省とがっちり手を握り、増税路線をひた走る。
政権発足時とは真逆の方向に向かってアクセルを踏んでいるのだ。

わたしはこのことだけを取っても、民主党は下野すべきだと思う。
政治主導の旗を降ろした段階で、民主党政権の意義も存在価値も終わった。
解散総選挙を声高に叫ぶことに、何ら躊躇はない。


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[ 2012/01/13 17:14 ] 政治 | TB(0) | CM(0)
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