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いわゆるA級戦犯の分祀を主張する、前原氏の歴史認識の危うさ

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民主党の「言うだけ番長」前原政調会長が、いわゆるA級戦犯合祀問題について、靖国神社が自主的に分祀すべきとの見解を示した。

前原氏、靖国側は『A級戦犯』分祀を (産経)

 民主党の前原誠司政調会長は12日、都内で講演し、靖国神社に合祀(ごうし)されているいわゆるA級戦犯について、「政治が分祀を求めることはないが、自主的判断で措置が取られることを望んでいる。そうなれば天皇陛下、首相が参拝していただける環境が整う」と述べた。
 前原氏は「歴史問題は被害を受けた立場に立って物事を考えることが大変重要だ」とも述べ、A級戦犯の分祀を求めている中韓両国への配慮も必要だと強調した。
 野田佳彦首相はA級戦犯について、「戦争犯罪人ではない」との立場を取り、9月の衆院本会議では中韓両国の分祀要求に「不当な内政干渉には断固とした態度を取るべきだ」と強調している。


立場が立場なだけに、政治的圧力とも取られかねない言質だが、一方で私は、政治家がこの問題について避けて通るようなら、その政治家はバッジを外すべきだろうとさえ思う。
前原氏のように、主張ははっきりと示すべきだ。
しかし、前原氏の主張の前提となる歴史認識は、明らかに間違っている。

私はブログを書く時、A級戦犯や従軍慰安婦については「いわゆる」と添えるようにしている。
A級戦犯の呼称は、戦後に連合国が自分たちの都合を正当化するために開いた東京裁判という政治ショーのなかで付けられたものである。
よく、罪状の重さと勘違いされるようだが、A級、B級というのはいわゆるカテゴリーである。
東京裁判でA級戦犯となった当時の日本の指導者たちは、判決によって処刑された者もいたが、その後国会において満場一致で全員公務死と認定され、彼らの名誉は回復されたのである。
公務死である以上、犯罪人ではない。
現に、戦犯扱いされた重光葵、賀屋興宣などは政界に復帰し、重光は勲一等を授与された。
野田首相の歴史認識は、行動は伴わないものの、正しい。
私は東京裁判を肯定しないので、A級戦犯に「いわゆる」を付ける。
ついでに言うと、従軍慰安婦というのは、朝日新聞の捏造によって生まれた存在であり、その存在を否定するから「いわゆる」が付く。

さて、天皇陛下や首相の公式参拝が叶わないから、分祀すべきという点についてである。
まず、「歴史問題は被害を受けた立場に立って物事を考えることが大変重要だ」という、中韓の主張のみに立脚し、彼らがダメと言うから首相が参拝できないというのは、中韓の内政干渉を是認することに他ならない。
日本人は日本のやり方で死者を弔う。
もしそのことを否定するなら、それは中韓による宗教干渉だ。
キリスト教がイスラムの風習、習慣、作法を批判することなど、聞いたことがない。
前原氏の主張は、例えば、キリスト教徒がイスラム教徒の立場を慮るあまり、キリスト教の流儀を変えるべきだと主張するのと同じだ。

そして、天皇陛下のご参拝に関しては、別の問題がある。
三木武夫である。
戦後、歴代総理大臣は公人として例年参拝していたが、昭和50年、当時の三木首相は「総理としてではなく個人として参拝した」と発言した。この年を最後に、陛下の御親拝が途絶えた。
天皇陛下には、公的も私的もない。
陛下が行われることは全て公式なのだから、三木発言が陛下のご行動を図らずも拘束してしまったのである。
よしんば中韓の主張通りにA級戦犯を分祀したとしても、それが陛下の御親拝の道筋を作ることとイコールではない。
前原氏は、この必要条件と十分条件の違いを認識しているのか?

そもそも、中韓に擦り寄るために日本の伝統的習慣を簡単に捨て去ることを主張する政治家に、日本の舵取りは無理だし、舵を取って欲しくもない。
政治的言動と運動資金に、半島の影がちらつく前原氏。
今回だけは「言うだけ番長」であって欲しいものだ。


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[ 2011/12/13 17:15 ] 政治 | TB(0) | CM(0)
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