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トランプ大統領の4年間が幕を閉じた。今までの常識ではとても理解できない大国の指導者だったが、いくつものレジームを、その手段の是非は議論があるところではあるが、実際に突破した人物でもある。従来、大統領の交代時は、現職が次期大統領をホワイトハウスに招き、円滑かつ有効的な政権の移行を演出する風習があるが、トランプ氏はバイデンの大統領就任式にも出席せず、そういう演出にも協力しない。いかにもトランプ氏らしい。

日本でもトランプ氏に対する評価は分かれる。守旧メディアは総ぐるみで反トランプだ。サンデーモーニングがトランプ氏をディスるのならまだわかるが、読売新聞までも昨日の社説「トランプ氏退任 「負の遺産」はあまりに大きい」で、「国際秩序と民主主義は、この4年間で深く傷ついた」と酷評した。一方で、トランプ氏を支持する層も多く、日本国内でもトランプ氏を支持するデモが行われたほどだ。
トランプ氏支持の要因として、3つを挙げてみたい。ひとつは、安倍前総理との信頼関係に裏付けされた、良好な日米関係にある。トランプ以前の米国であれば、日本が主導する政策に賛意を示したとしても、「日本を立てる」ことはなかなかしなかっただろう。だがトランプ氏は、安倍前総理が掲げる「自由で開かれたインド太平洋構想」を高く評価し、米国もこの外交・防衛政策に積極的にコミットした。もちろん、安倍前総理の政治決断も大きい。安倍政権が成し遂げた集団的自衛権の行使容認化は、日米同盟を今までになく深化させた。そういう日米関係を、当然ながら多くの日本国民が歓迎したのは当然である。
もうひとつ大きいのは対中外交だ。中共の粗暴な膨張はアジア地域における頭痛の種であったが、近年の米政権はその膨張を予想できたにもかかわらず、積極的な解決を避けてきた。トランプ氏はその中共に対し、断固とした反対の態度を示し、実際に取りうる政策を取り続けた。トランプ氏の対中政策が道半ばにして中断されるのは、日本にとっては極めて残念なことだ。ポンペオ国務長官が政権終了直前に、東トルキスタンにおけるウイグル族などに対する弾圧を「ジェノサイド」「人道に対する罪」であると認定したことでもわかる通り、最後までこの対中姿勢を貫いたことは、大いに評価できると考える。
もうひとつは、その人道的な側面での拉致問題への理解と協力だ。トランプ氏は2017年の国連演説で、横田めぐみさんを念頭に北朝鮮の拉致を厳しく指弾した。来日時には過密スケジュールの中で拉致被害者家族会との面会に時間を割き、膝を突き合わせて家族会の訴えに耳を傾けた。2019年には家族会と再度面会し、「拉致問題は私の頭の中に常にある」と語った。

「拉致はとんでもない行為。安倍首相と力を合わせ、母国に戻れるよう尽力したい」と語ったトランプ氏のことばは本心から出たものだろうと思う。横田滋さんが亡くなった際、トランプ氏は横田早紀江さんに書簡を送っている。

書簡には、「早紀江さんと拓也さん哲也さんとともに、めぐみさんを必ずご自宅に連れて帰るという、この重要な任務を続けます」と書かれていた。トランプ氏は有本恵子さんの父、明弘さんにも「全力を尽くしています。あなたはきっと勝利する」と激励の書簡を送っている。安倍前総理の退任とあわせ、トランプ氏の退任は、家族会の皆さんにとってはダブルの衝撃だろうと推察する。
米国では、バイデン新政権が誕生した。日本は米国のリーダーを選べないから、上手くやっていくしかない。米国に新しいリーダーが、安倍・トランプ両氏が取り組んだ日米同盟、対中外交、拉致問題にどういう姿勢で臨むのかは未知数だし、特に対中姿勢に関しては注視すべきだろう。
トランプ大統領には「お疲れ様でした」ということばを贈りたい。
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なぜなら、不正選挙劇で「アメリカ合衆国の大統領」がまだ勝利宣言と就任できていないからです。
世界中に仕込まれた、不正なマスゴミが嘘を垂れ流し、それを勝手にこのように拡散して事実化を図っているだけです。
一切触れるべきではありません。
少なくとも、選挙で選ばれていない不正票のアレが就任宣言するまでは、騙されて宣伝の片棒を担がされてはいけないですね。
私達は、マスゴミ化する必要はないし、してはならない。