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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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護憲派はウクライナの最前線で「9条原理主義が無力である」ことを自覚してくるべきだ

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 女性初の東大教授の中根千枝氏が、このようなことばで日本人的な特性を表現している。

 「熱いものにさわって、ジュッといって反射的にとびのくまでは、それが熱いといくら説明しても受け付けない。しかし、ジュッといったときの反応は実に巧みで、大けがはしない」


 山本七平は、著書「空気の研究」のなかで、これを「情況を臨在的に把握し、それによってその情況に逆に支配されることによって動き、これが起こる以前にその情況を論理的体系的に論証してもそれでは動かないが、瞬間的に情況に対応できる点では天才的」という表現で解説している。

 現行憲法では国を守れないと薄々分かっている人も、例えば終戦の日に近づくにつれ、特定放送局が戦争の悲惨さだけをクローズアップするような放送でその人々を洗脳することによって、「戦争はしてはならない」「平和が何よりも尊い」というプロパガンダに拘束されてしまうのである。隣国に独裁国家があっても、毎日のように領海侵犯が起こって領土を脅かされようとも、動けない。尖閣沖で海保の船に体当たりする船長が出てきて初めて、その情況に反応するのである。

 従って、日本人が目覚めるのは「ジュッという熱さ」を体験することしかないように思われるが、それはあくまで受動的な覚醒を意味するし、それが領土への侵略など、何らかの代償を伴うものであったとするなら、受動的な覚醒は遅すぎるということになる。なかんずく、「9条を守れ」と叫ぶ人々は、そういう覚醒すら拒否する思考停止の集団なのだろう。

 そういう9条原理主義者たちに聞かせたいのが、ウクライナからの留学生、ナザレンコ・アンドリー氏の公開憲法フォーラムでの発言だ。

 「1991年、ウクライナがソ連から独立したとき、核兵器と100万人の軍隊があった。維持費がかかり、隣国に警戒されるとして、核兵器をすべて譲り、軍隊を20万人に縮小した」
 「ウクライナ人の多くも、『隣国に侵略されることは非現実的だ』と考えていた。今、平和ボケしていた時期を振り返ると、『戦争が一切起きない』と考えさせることも敵の戦術の1つだった」

ナザレンコ・アンドリー


 「日本の自称平和主義者を、ウクライナの前線に連れて行きたい。戦火で燃え尽きた村の廃虚、ミサイルが落ちている中で学校の地下に隠れる子供たち、戦没者のお墓を見せて聞きたい。『貴方が望んでいる日本の未来はこれなのか?』と」(zakzakより抜粋)


 ナザレンコ・アンドリー氏が説明する、独立からロシアの侵攻を許すまでのウクライナの動きは、日本の護憲派の主張と全く同じだ。彼は、「護憲派の主張は、ウクライナが犯した『過ち』と非常に似ている。戦争は言葉で止められるなら、その言葉を教えてほしい」と語る。全くその通りだ。北朝鮮を観てみれば良く分かる。彼らは経済規模では弱小国だが、核を持つことによって米国を揺さぶるまでになっている。北朝鮮の存続を可能にしているのは、経済でもなく、交渉力でもなく、「核兵器」という軍事力なのだ。隣国が核武装する中、自国を自衛隊すら認められない状態のまま日本を冷凍保存することによって、日本の存続が北朝鮮とは逆に、脅かされる方向に向かっていることに目を向けなければ、平和を語る資格など無い。

 「9条死守」、「改憲発議を阻止せよ」と叫ぶ人々は、国内で騒ぐだけでなく、ナザレンコ・アンドリー氏が言うように、ウクライナの最前線を観てみるべきだ。ウクライナは「ジュッという熱さ」を経験したが、その経験は、国を守るには遅すぎた。日本国民はその熱さを経験する前に、「巧みな反応」を促す覚醒を必要があるのだ。


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[ 2019/05/13 07:09 ] 史観 | TB(0) | CM(6)
何よりの証言
ウクライナからの留学生、ナザレンコ・アンドリー氏の
公開憲法フォーラムでの発言を紹介して、
記事にしてくださいました。ありがとうございます。

最初にどなたかのTwitter上でこの方のスピーチ動画を拝聴した時に、
ようこそ、厳しい現実の姿を語ってくださったと、
深く心に落ちたものでした。

侵略者に呑み込まれた経緯を、諄々と説かれて、
真に迫る体験談でしたから、この方の発言の重みは絶大です。

日本人が心して聴くべき、警告の訴えでした。
全文を文字起こししておきたいと思うほどです。
多くの拡散をお願いしたいと思います。
[ 2019/05/13 08:20 ] [ 編集 ]
つまり日本人は「カエル」である
福沢諭吉同様、この大正生まれの先覚者の貴重な分析指摘というものは社会の共通認識と成っておかしくないものですが、しかしどういう訳かそういう意見や考えが日本国では広がらず、況や間逆な広がりさえ見えます。

直近、映画化された「空母 いぶき」での話題の佐藤浩市の発言など正に能天気な過去のウクライナ人並とでも言えるものです。

https://kuboibuki.jp/

https://ameblo.jp/bonbori098/

http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-7495.html

因みに佐藤浩市など戦後生まれ、それも1960年(昭和35年)という戦後復興期を経ての時代の人間がこの様な考えを持つという異常さが日本には有ります。
他の青木理ほかも同様ですが、特に芸能人、歌手、役者にそれなりの影響力を持つにも関わらず陳腐な言動を時々耳にします。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E6%B5%A9%E5%B8%82

使い古しの言葉ですがあまりに、今更ながらの『WGIP』、『自虐史観』(侵略史観)の悪影響の大きさ、広がりを嘆く思いです。
そしてその協力者は言わずと知れた特定国工作員を含む『さよく・在日連合』です。

その中でも特に罪深いのは朝日を代表とするマスメディアであり、そのメディアがまともな報道を過去より今までしていたならこれほど日本は汚染されていなかったのではないかと思います。

日本人の『お花畑脳』は何もウクライナという遠い例を出すまでもなく近隣のチベット、南モンゴルそして東トルキスタンを見れば学習は十分出来るというものですし、過去より反日を国是とする中華人民共和国や南北朝鮮の危険性を感じれば「熱い」と何百、何千回と感じている筈ですが、その様な事実には日本人の感受性は鈍い様です。

時々、「日本は一度ミサイルでも浴びれば目覚める」という声が有りますが、今テーマから見ても満更単純安易な言い回しでもありません。

https://www.sankei.com/affairs/news/190513/afr1905130006-n1.html

https://www.sankei.com/economy/news/190513/ecn1905130008-n1.html

https://www.sankei.com/world/news/190513/wor1905130003-n1.html

「日中関係は改善した」という安倍首相の発言も、捻った意味があるのかもしれませんがある意味ミスリードに成らない様お願いします。

[ 2019/05/13 19:25 ] [ 編集 ]
年々変化する尖閣仮想シミュレーション
昔は先制で島の上陸に政府が弱腰チンタラでもきっちり追い返す展開が多かったが、5年10年後の作品を見ると前線でかなり苦労するし、広報攪乱の被害がうなぎ登り。しかもプロ市民が大量に押し掛け勝手に上陸して、妄想を垂れ流し利敵行為に走り全力で自衛隊の足を引っ張る。
本当に危険な兆候だと思うので、志願パヨクを捨て駒に撤兵交渉をさせて決裂したら諸共に攻撃し、言行不一致なヘタレパヨクは豚箱に放り込めばいいと思う。
[ 2019/05/13 20:31 ] [ 編集 ]
日本の邪悪を仕切る“日本イルミナティ”
今、日本の悪“邪悪”を仕切るのは、
“日本イルミナティ”

カルト宗教(主に創価学会)、在日帰化朝鮮人、マスコミ、
警察の数パーセントや、ヤクザを主に、
あらゆる所へ潜伏させ、
日夜、日本破壊と冒涜、乗っ取りを画策しているのです。

金と悪くしき権力と汚れきった欲望しかない“日本イルミナティ”
血統的には朝鮮血統もいることでしょう。
有罪を。
[ 2019/05/14 01:00 ] [ 編集 ]
>金と悪くしき権力

やはり日本語が不自由なようでwwwwwwww
[ 2019/05/14 12:48 ] [ 編集 ]
バチカンの保有「戦力」
かつてスターリンは「ローマ法王は何個師団持っているか?」と語ったそうです。これはローマ法王庁の精神世界での力を比喩的に語っているものと思っていたら、何とそのものずばり。戦力を持たないローマ法王の存在など、委細無視でよい、という意味だそうで。さすがは唯物論者というよりも、スーパーリアリスト=スターリンの面目躍如なるものがあります。

ローマ法王が何を言おうと、バチカンが持っている戦力はミケランジェロがデザインしたコスチュームを身につけたスイス傭兵だけ、カーテンの陰には機関銃が隠してあるという話もありますが、世界秩序に対する影響力はゼロというのがソ連の態度でした。逆に言えば、ソ連が敬意を払う相手は強力な戦力を持つ相手だけでした。

戦前、連合艦隊には北洋漁業を支援する二等駆逐艦からなる戦隊があったそうで、ちなみに当時は日本は領海3海里説で、ソ連は領海12海里を称えていました。それで日本の漁船は平気で千島のソ連領海に入って操業していたそうで。すると、日本の漁船を拿捕すべくソ連の監視艇が押っ取り刀で出動してくる。そこで後ろに控えていた日本の駆逐艦のマストに高々と「合戦準備」を告げる軍艦旗が翻るとソ連の警備艇は蜘蛛の子を散らすように退散したとか。彼我の海軍の実力が隔絶していた時代の話ですが、それで後日ソ連側からは一片の抗議もなかったそうで、恐るべき現地解決主義。ソビエト=ロシアというのは誠にわかりやすい相手なのです。こんなわかりやすい潜在敵国と長年対峙して、なお平和憲法の夢に浸れる方が不思議です。地続きのポーランドやフィンランド、ウクライナの苦境を見ても見たくない現実は無視して、日本をどこに導きたいのでしょうか。


[ 2019/05/14 17:56 ] [ 編集 ]
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