私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  外交 >  日中外相会談、冒頭のやり取りは河野太郎の優勢勝ちか

日中外相会談、冒頭のやり取りは河野太郎の優勢勝ちか

← 応援クリック、ありがとうございます。

 新たに外務大臣に就任した河野太郎のデビュー戦は、マニラで開かれた東アジアサミット(EAS)外相会議だった。洋平の息子という宿命を負った河野太郎が、アジア諸国、とりわけ中共や南鮮に対してどのような対応を見せるか注目されたが、まずまず及第点といえるところだろう。

 会談は、いきなり王毅の居丈高な物言いで始まった。

王毅 あなたのお父さんは正直な政治家で、中国を含む周辺国との友好関係を望む外交官だった。彼は当時、歴史の話をすれば(自らの)心の態度を表明した。慰安婦問題で発表した談話も日本の誠意を代表し、国際的にも日本の良いイメージを打ち立てた。

 あなたが外相になると知って以降、私たちの多くの人が期待を抱いた。あなたが国際的なデビューを果たし、初めて東アジアサミット(外相会議)で発言した。だが、発言を聞いて、率直に言って失望した。

 EASでの発言をうかがったが、完全に米国があなたに与えた任務のような感じがした。きょうは良い機会なので、直接あなたの考え方を聞きたい。お父さんの長年にわたる外交努力を重視することを望んでいる。彼(洋平氏)が経験した歴史の教訓と、正確な意見を大切にすることを望む。

日中外相会談


河野 王毅外相とこういう形でお目にかかれて光栄だ。私が当選したばかりのころから何度かお目にかかり、外相会談も、こういう形で先輩の王毅さんと面と向かって会えたというのは大変光栄だ。

 今回のASEAN(東南アジア諸国連合)関連外相会合に来て、私のおやじを知っている方が大変多い。いろんな方からおやじの話をされ、その息子ということで、いろんな方から笑顔を向けていただいた。親というのはありがたいもんだなと改めて思った次第だ。

 中国は戦後さまざまあったが、経済的に発展していこうとしている。中国には大国としての振る舞い方というのを、やはり身につけていただく必要があるだろうなと思っている。こういう形で、これから何度も率直な意見交換をさせていただきたいと思う。よろしくお願いします。(以上、抜粋)


 王毅は、河野洋平という中共にとってのカードを持ち出し、現在の日中関係の基礎が河野洋平の歴史観によってこそ成立していることを言いたかったのだろう。要するに、河野談話史観によるがんじがらめの縛りは、未来永劫、解かないという宣言である。河野談話というのは、それほど中共にとって都合のよいもので、彼らがそれをわきに置くことなど、望むべくもない。

 河野太郎は、「中国には大国としての振る舞い方というのを身につけていただく必要がある」と切り返した。王毅が会談で父洋平のことを持ち出すのは、素人である我々一般人ですら容易に予想できることだ。冒頭の公開の場面で王毅がこれを取り上げたのは、それが国際社会に報道として出るからだ。河野太郎や外務省も、想定問答として、答えは用意していたはずである。河野太郎は、王毅の挑発には乗らず、逆に中共の国際社会における力による振る舞いを牽制した。この切り返しも、報道として発信される。宣伝効果としては、日本の方に分があったやり取りではなかっただろうか。

 大国としての振る舞い方とはなにか。言うまでもなく、それは国際法の遵守とは対極にある、力による他国への威嚇、威圧、および現状変更等を指す。具体的に述べれば、スプラトリー(南沙)諸島・パラセル(西沙)諸島における略奪行為や軍事要塞化であり、また、その奥には、チベットや東トルキスタン等の周辺地域への侵略行為や人権侵害をも含むはずだ。この指摘により、東アジア諸国にとっての日本は、その価値を高めることにもつながる。

 さて、このやりとりを日本のメディアも報道しているが、朝日の記事を読んで笑ってしまった。朝日はデジタル版で「王外相、河野氏に「あなたの発言に失望」 父親に言及後」という記事を配信しているのだが、711文字によって構成される記事(記者名除く)のうち、冒頭の170文字のリード文を除いたほぼすべてを王毅の立場表明に充てている。西村幸祐氏はFacebookで、「日本メディアなら、見出しも《河野太郎外相、王毅外交部長に苦言。「シナは大国らしい振る舞いが必要」》となるべきだ」と指摘しているが、まさに言いえて妙である。

 河野太郎は外相として、無難な立ち上がりを見せたと言えるだろう。それ以上に、中共王毅の慇懃無礼さが国際社会に発信されるというオマケがついて、日本としては良かったのではないか。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2017/08/09 07:09 ] 外交 | TB(0) | CM(6)
公式会談の場で「お父さん」w
大国の外交責任者が、非公式の場ならともかく、公式の場でお父さんだのお母さんだの持ち出すところが儒教的と言うかアジア的と言うか、まぁ笑ったわ。
大国のあるべき振る舞いは、威によって服させ、理によって裁き、徳によって治める、だろ?儒教の御本家に言うのも孔子に説教だろうが、今の赤い中国には望むべくもないわw
J・モデルスキーという政治学者の説によれば、世界の覇権を争う大戦争は100〜120年周期で起きるらしい。ま、ホントかどうかは知らんけど、仮にそれが正しければ2045〜65年が米朝直接衝突だろう。それまでに日本がやっておかなきゃいけない事はたくさんある。
とりあえず河野外相には挑発せずしかし屈せずで行って欲しい。徳を以って怨みに報ゆ、お父さんが幻想を抱いたアジア的美徳はもう通じないんだ、と認識していてくれりゃあ良い。
[ 2017/08/09 10:57 ] [ 編集 ]
日本人ならば、卑劣な中国共産党に敗けるな
中国紙、王毅外相に頭下げた河野太郎氏の写真掲載の報に
石平氏がツイートしています。

河野外相の礼儀正しさが中国の国内宣伝に悪用された一件、
中国共産党の卑劣さを露呈したと同時に、
中国人の対日コンプレックスの裏返しでもある。
国全体の文明度は日本に遠く及ばない彼らは
せめて、この一枚の写真で自慰的快感を得ようとしているのだ。

石平氏のツイートは、簡にして要を得る類のものです。
それが叶わない私は、せめてご紹介することで、
お許しを願って、投稿といたします。

王毅の尊大ぶりは、相変わらずの中国人を地で行っていますが、
河野太郎の応酬の仕方が、少しは期待を持たせます。
今後、どのように化けるか、注視の的ですね。
[ 2017/08/09 11:18 ] [ 編集 ]
■中居正広の異常な“韓国人絶賛! 韓国人美化の世論誘導”

『世界仰天ニュース』17/8/8(火) 提供: 花王、KDDI、小林製薬、SoftBank、エースコック、グリコ

反日親韓だらけと噂されているテレビ界、以前歴史問題で「日本に謝罪を要求する内容の問題発言を犯した」中居正広がまたも韓国人を良い人と印象づけようとした問題

番組で中居はアン・シネと喋ってすぐに
中居「もう好きになりかけてるもん。次なんかやっぱり、(ここで編集で切った跡がありすぐ)応援しちゃうよね」と発言。

◆エンディングでもアンシネ絶賛を繰り返した

鶴瓶「アンシネ可愛かったねえ~」

中居「絶対良い子だよ!俺もうちゃんとする!なんかああいう人見てると、ちゃんとしてて、人をクッと惹き付けるというのかな」

番組を観たがアンシネは別に普通の対応をしていただけだ。なぜそんなに必死にアンシネを良い人、惹き付ける人とアピールしなければいけないのだろうか、
視聴者も違和感を感じただろう。

日本人視聴者はこういう韓国人美化、韓流ごり押しなどに不快感を持っているのだ。世間とズレている韓国芸者には嫌悪感が沸くばかりだ。
[ 2017/08/09 14:33 ] [ 編集 ]
この王外相の言葉そのまま返せばよかったんじゃないですか?
河野洋平のところを貴国の亡くなられたノーベル平和賞貰った偉人に置き換えて。ソレぐらい言ってくれたら河野太郎もネトウヨからも尊敬されてたかも?(笑)
[ 2017/08/09 15:16 ] [ 編集 ]
非文明国相手の外交
清の5代皇帝・雍正帝はベトナムとの国境沿いに金鉱が発見されて、明の代からベトナムに侵占されている土地なのでこれを恢復したいという地方長官からの上奏に対し、答えて曰く、
「遠きを柔らぐるの道は、隣に睦むを以て美となす」と語り、安南(ベトナム)は累世恭順なりとして、即ち天朝は小邦と利を争わぬ、と出兵の要請を即座に却下しています。


嘗ての中華世界の主人は異民族(満州族)出身の皇帝でも、これぐらいの見識はあったのです。

それが今の中共は何ぞや、しょせんは匪賊、盗賊上がり故、先祖は争えぬか。

王毅外相の言は居丈高な調子で、無礼ではあっても慇懃ではありません。支那大陸が文明から縁遠い世界になって久しく、いつまで日本はこんなもんと付き合って行かねばならないのか、考えると暗鬱な気分になりますが、ならず者相手の河野外相のデビュー戦としては、まずまずの出来だったのではないでしょうか。

[ 2017/08/09 21:39 ] [ 編集 ]
今回はGJ
キンペーに実権を奪われている(という説あり)王毅外相は秋の共産党大会の為にも、対日本には「上位」姿勢で居る必要があったのかもしれません。
それでなくてもアノ人、何時も切羽詰まった「ナニ様?」的にエラソウですけどw

内閣改造就任3日目のフィリピン行きの、外務省の打ち合わせ時間は少なかっただろうと推測出来る日本側の状況の中で、先ずは河野太郎外相はGJだったのではないか、と思います。

少なくとも、父親とは違う太郎氏、というのは判りました。どう違うのかは未だ分りませんが。
とかく河野家と鳩山家の、日本人的には異様に感じる事の多い家系で、それも父親が国家的な禍根を残している事で注目されるのも、お気の毒な事だなと今回は思いました。

儒教だからなのか、単なる礼儀知らずなのか、中共も朝鮮半島も、極力頭は下げないのだとか。下げたら負け。
挨拶上下げざるを得なくても、相手より低く下げたら自分の負け。なんだとか。バッカバカしい。
そう言えばキンペーが汚沢サンを使って無理に天皇陛下に謁を賜った時も、突っ立ったままでしたっけ。木偶の坊に見えましたが。
[ 2017/08/09 23:11 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

※ 記事の内容に直接関係ないコメント、トラックバックはご遠慮させていただきます。
※ 管理人及びコメント投稿者への誹謗中傷、嫌がらせ等と判断した場合は、管理人の判断により、コメントを削除致します。

トラックバック
この記事のトラックバックURL

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: