私的憂国の書

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政権を取る可能性がない野党ほど楽な商売はない

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 民進党の政策集は、2014年の海江田を代表として戦った衆院選までは、マニフェストという単語が表紙を飾っていた。しかし、今年7月に行われた参院選では、その政策集の表紙にマニフェストの文字はなかった。マニフェストという呼称を封印し、宣伝誌には「民進党政策集2016」と当たり障りのないタイトルが付けられている。少なくとも2009年から2012年までの3年間、彼等のマニフェストは悪質な詐欺の象徴であり、下野したその後は、マニフェストという呼称が負の遺産であることを確認する4年間だったのである。

蓮舫


 一時ほど囁かれなくなった年明けの解散総選挙だが、与野党は現在の状況を常在戦場ととらえ、準備を進めているようだ。民進党の本質は選挙互助会であり、彼等も準備に余念がない。彼等もマニフェスト、いや公約の骨子をまとめたそうだ。以下はそのことを伝えるNHKの報道だ。

民進 大学までの教育無償化を衆院選公約に (NHK)

民進党は次の衆議院選挙の公約に、就学前教育から大学までを無償化し、その財源は所得税の配偶者控除を原則として廃止することなどで確保すると明示する方針を固めました。民進党は先月から、次の衆議院選挙で掲げる公約の柱となる政策の検討を進めていて、これまでに骨格案をまとめました。

骨格案は、安倍政権の経済政策を根本的に見直して、子どもや若者、それに女性に重点を置いた「人への投資」に転換するとしていて、幼稚園などの就学前教育の費用や、小・中学校の給食費、それに大学の入学金や授業料などを無償化することで、「教育の無償化」を実現するとしています。

そのうえで、必要となる財源として、子どもに関する施策に使いみちを限定した「子ども国債」という新たな国債発行による収入や、所得税の配偶者控除を原則として廃止することによる増収分、それに消費税率を10%に引き上げた際の1%分の税収などを明示しています。

民進党は、この骨格案を1日夕方に開く党の会合に示して了承を得たうえで、そのほかの政策についても検討を急ぐことにしています。


 民進党お得意のバラマキ政策が並ぶ。教育の無償化は彼等が民主党時代から訴え続けてきた政策だが、政権を取ったその後ですら、空振りに終わった。子ども手当の事実上の消滅とともに、この制作は消えた。党代表が母親から「月1,500万円の子ども手当」をもらっていたというオチまでつけて。

 民進党の経済政策には基本的な欠陥がある。彼等はいつも分配を叫ぶ。格差是正が彼等の合言葉であり、ことばの上では弱者の味方を標榜する。しかし、分配をする際には、当然ながら、その裏付けとなる原資が必要だ。原資を確保するためには、借金(国債等)や増税があるが、増税は消費を冷え込ませるため、日本はふたたびデフレスパイラルに頭を突っ込むことになる。国債のような借金をすれば、次の世代で返済を求められるが、目の前の選挙を勝つためにはそんな問題は先送りだ。そもそも、分配の原資を作りだす経済の成長戦略が、彼等の政策には全くと言って良いほどないのだ。

 民進党は、教育の無償化を含む将来世代への投資を掲げる。しかし一方で、昨日のブログで書いたとおり、将来世代に渡って年金精度を維持する年金制度改革法案は「年金カット法案」とレッテルを張り、猛反対する。やっていることが矛盾だらけなのだが、これも反自民という御旗のもとに集まった烏合の衆のには呵責とはならない。

 野党とは楽な稼業である。せいぜい10%前後(直近の時事通信では5.9%)しか支持率がない民進党が、自分たちの公約集に書いた政策を実現する機会を得られる確率はいかほどか?間違いなくゼロである。従って、不可能なことを書いても、実現を求められることはない。政権担当時のように咎められることもない。公約集には何でもかんでも書きたい放題なのである。彼らの目的は政権を取ることではなく、政府与党に「庶民の敵」というレッテルをはることによって転がり込む議席なのだ。

 この教育の無償化に、国籍条項の縛りがあるか ―― とりわけ、朝鮮学校の無償化が含まれるかどうかは注目だ。


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[ 2016/12/02 07:10 ] 政治 | TB(0) | CM(7)
マニュフェスト?
「あら、フランケンさん、おひさしぶり」
「挨拶なんぞどうでも良い、おい……あのマニュフェスト、拙くないか?」
「『幼稚園から大学まで無償化』ですか?」
「そうだよ、できるわけないだろう? 財源はどう考えてるんだ?」
「あら、埋蔵金が90兆円あるんじゃなかったんですか? まだ見せてもらってないけど」
「そんなものあるわけないだろう?」
「あらぁ、じゃぁ2009年の時の公約はなんだったんですか?」
「それは……その……」
「先輩達は嘘八百並べておいて、あたしが言うとダメなんですか?」
「……政治家は自分の言葉に……」
「自分の言葉に、なんですか?」
「その……責任をだな……」
「まあ、どの口がそれを仰るのかしら? それに、責任は与党がとればいいんですよ、どうせ政権取れるわけじゃなし」
「お前……党首になる時、総理を目指すとか言わなかったか? あれは嘘か?」
「目指しますよ、なれるとは思ってないけど」
「目指すだけ……か?」
「嘘じゃないでしょう?」
「……嘘ならもう随分ついていると思うが?」
「証拠は? あたしが戸籍謄本を出さない限り、決定的な証拠にはなりません」
「……やっぱり、そうなんだな?……」
「さぁ、どうでしょうね、ウフフ」
「とにかく、実現できない公約は取り下げた方が良いぞ」
「あなたに言われたくありません、これ以上用事がないなら帰ってもらえます?」
「お前……わが党を潰すつもりか?」
「どうでも良いですよ、こんな党」
「なんだと?」
「あたしくらい選挙がラクなら、どの党にだって歓迎されますからね、あたしが安泰で、日本の政治を引っ掻き回せるなら、所属政党なんてどこでも良いんです」
「何を血迷ったことを……」
「言っておきますからね、あたしにとって唯一の政党は……」
「どこだと言うんだ」
「まあ、ご想像にお任せしますわ」
「はっきり言ったらどうなんだ」
「そんなこともわからないなんて……ツマらない男……だれか、この男をツマみ出して」
[ 2016/12/02 09:12 ] [ 編集 ]
ぱよちんパフォーマンス集団
しょせん、ぱよちんパフォーマンス集団だから「有言実行」なんてどこ吹く風。
嘘吐きトカゲ女R4は持ち前の特技を生かし、嘘を吐き続けるのがお仕事なのね。
[ 2016/12/02 10:22 ] [ 編集 ]
無償化は日本国民の負担になる
>民進党は、教育の無償化を含む将来世代への投資を掲げる。

…費用対効果でいえば、最小限の投資により、最大限の効果を得ればよい。つまり、子どもの教育には、できればお金をかけない、それでも立派な人を育てる、というビジョンが大切であろう。

教育などを無償化にした場合、学校などが国民に要求している金額よりも、国に要求するであろう金額のほうが、おそらく割高になる。学校の評判や、市場の競争原理などは、影響しなくなるからだ。無償化は、国民には直接の負担はなくなるが、国庫への負担は大きくなる。結果的には、国民の負担は増えるかもしれない。
[ 2016/12/02 11:37 ] [ 編集 ]
民進党 できない約束より、壮大なウソでメシを喰う。
自分の食えない飯なら灰でも入れてやる。(韓国のことわざ)
銭は汚く儲けても、きれいに使えばよい。(同上)

取れない政権ならせいぜいひっかき回してやる。(民進の陰のマニフェスト?)
何でも反対とばかりに、アベマサハルを許せないくせに、
移民推進政策には絶対に反対しません。話題にさえしませんね。
なぜでしょうね。(お察し)
[ 2016/12/02 22:27 ] [ 編集 ]
目指すモノ
三年三ヶ月間政権の座にあったのですから、その経験後の現在ならば扶養控除廃止でどれだけの金額が出るものか、就学前から大学卒業まででどれだけ経費実費が掛かるか等々、およその計算はして居ての「政策」「提言」でなければならない、ぐらいは学んでいるでしょうにね。
それでも、こんな事を言えるんだ!
学習能力が無いのか、究極の無責任か、まあ、ロクなモンじゃあないわ。

こども国債、税金が上がって控除がなくなって、誰が買うんでしょ。
消費税10%でなければ近い将来日本の財政は必ず破綻する、と言い続けている野田氏が幹事長の党が、その1%を新たに計画する「学費無償化」に遣っちゃう?主婦感覚では「その計算、わかりませ~ん」です。

今は幼稚園に入るのも大変で、大都市では幼稚園の為の予備校の様なモノもあるというのに、「就学前」とは何処までを想定して居るのでしょうね。
なにもかも、子供の教育は国費で賄う。共産社会主義国体制を採る国の様。
その内、子供は親から切り離して集団生活させましょう、かな?
[ 2016/12/03 00:06 ] [ 編集 ]
民進党になった今でも体質は変わらないと思いますが、民主党が与党だった頃の彼らの立法のイメージは、自分たちが利益供与をしたい者の為にワザと抜け穴を用意したり、一方で本当に必要な者には何故か適用されなかったり、とかく間抜けな印象がつきまといました。子ども手当なんてのはそういった間抜けの集大成です。
[ 2016/12/03 02:35 ] [ 編集 ]
絶賛です
ST様
いやぁ、今回のは秀逸を通り越して恐ろしいくらいですね。
「シャレにならんほどリアル」とは、まさにこのこと。

その昔、プロポーズ大作戦というバラエティ番組があったのを思い出しました。
「尋ね人探し」のコーナーに続いて「フィーリングカップル5対5」のコーナーに移る前に2分間ぐらいのプレゼントのお知らせがありました。「番組に応募してくれた人には、シンガポール航空で行く素晴らしい海外旅行が当たるから、どんとん応募してね」と、エリーちゃんだったかエミーちゃんだかという名前の外人の女の子が、英語でペラペラと紹介し、かけあい役の桂きん枝が「えーかげんな日本語」で訳し、お茶の間の視聴者がテレビの前で「何えーかげんなことゆーてるんや、そんな訳ないやろ」とお茶の間にツッコミを入れさせることを狙った「お約束の芸」があったのですが、ある時、 きん枝のその「えーかげんな訳」が、ズバリ当たってしまったのです。エミーちゃんがビックリして「ホントに、そう言ったんダヨ」と返したのです。きん枝は焦ってグダグダになり、次週からは「ゼッタイに言うはずのない関係ない話題」に「カイゼン」されてしまったのです。
私は「関係ないとわかっちゃうと屈託なくツッコめないものだな。当たってしまうと芸にならんし。スレスレのところを狙って、それをやってのけてこそ芸なのだな。芸って、難しいな。」と、思ったものです。

今回の作品は「あったら面白いけど、さすがにないでしょ。いや、あったかもしれない、無くても今から起こるぞ、いや、流石にないかな?いや、…」とハラハラさせるもので、相当な「極み」の域だと思います。
「芸」というより、もう芸術ですね。

今後も、芸術的作品を、心待ちにしています。
よろしくお願いします。
[ 2016/12/03 08:30 ] [ 編集 ]
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