私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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報ステは報道番組ではなく洗脳番組 ~ 「参院選で自民が勝てば安倍総理がヒトラーに」というプロパガンダ

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 高市総務相のいわゆる停波発言によって、メディアが萎縮するなどという説を振りまいていた人々がいた。だが、萎縮など、単なる空想論に過ぎない。さしずめ、18日の報道ステーションがその証明となるだろう。今月いっぱいで番組を降板する、古館伊知郎の最後っ屁である。

 この日の報ステは、自民党の憲法改正草案を採り上げ、中でもその改正草案第99条、「緊急事態の宣言の効果」を槍玉にあげた。この緊急事態条項とドイツのワイマール憲法とを結びつけることによって、ヒトラーの独裁政治の再現が我が国で起こるかのようなストーリー仕立てを組んだのである。悪質な印象操作だ。

偽善者、古館伊知郎


 その自民と憲法改正草案の第99条を拾ってみよう。

(緊急事態の宣言の効果)
第九十九条 緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる。

2 前項の政令の制定及び処分については、法律の定めるところにより、事後に国会の承認を得なければならない。

3 緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない。この場合においても、第十四条、第十八条、第十九条、第二十一条その他の基本的人権に関する規定は、最大限に尊重されなければならない。

4 緊急事態の宣言が発せられた場合においては、法律の定めるところにより、その宣言が効力を有する期間、衆議院は解散されないものとし、両議院の議員の任期及びその選挙期日の特例を設けることができる。


 サヨクや守旧メディアが取り上げる争点は、一項、三項と四項に分かれる。一項は単に首相の権限を非常事態に限って強化するものだが、災害対策基本法と国民保護法などですでに定められている通り、新しい概念ではない。自民党が出すから騒ぐだけなのだ。三項は、自民党が緊急事態時においては「必要な範囲でより小さな人権がやむなく制限されることもあり得る」と説明したことで、「自由や人権の制限だ」と騒がれる部分だ。しかし、現行の国民保護法では、このような憲法上の根拠がないために、“国民への要請は全て協力を求めるという形でしか規定できなかった”ことを踏まえてのもので、人権全てが否定されるようなものではない。四項は、緊急事態における内閣および国会議員の存続の規定だが、これをナチスにおける「全権委任法」と同一視して騒ぐサヨクがいるから困ったものである。

偽善者、古館伊知郎


 報ステのシナリオは、安倍政権が第二のナチス政権になり得る可能性をを宣伝することだった。そのために古館はワイマールに飛び、ドイツの憲法裁判所の元判事にワイマール憲法と独裁者の関連性を語らせ、現地のワイマール研究を専門にする学者に自民党憲法草案を見せ、「ワイマール憲法第48条を思い起こす。危険だ」と言わせたのだ。しかも、ブーヘンヴァルト強制収容所の映像まで映し出し、独裁者がユダヤ人や野党に対して働いた非人道性を強調する周到さも備えていた。

 端的に言えば、これは明らかに、安倍総理をヒトラーになぞらえる印象操作だ。夏の参院選またはダブル選で安倍政権が議席の3分の2を確保した場合、安倍政権が憲法を改悪し、独裁の方向へ進むというプロパガンダの洗脳なのだ。報ステは既に、報道番組の枠を超えている。

 最近で独裁を肯定的に語った政治家は橋下徹と菅直人しかいない。橋下は2011年の大阪ダブル選を前に、「今の日本の政治で一番重要なのは独裁。独裁と言われるぐらいの力だ」と語った。一方、菅直人は2010年、「議会制民主主義というのは期限を区切って独裁を認めること」と定義している。橋下のときはメディアは大騒ぎだったが、菅のときは概ねダンマリ。メディアは批判対象を選ぶのである。

 高市停波発言でメディアが萎縮するなどというのはウソっぱちだ。萎縮するどころか、パワー全開で安倍・自民批判を展開している。政治的公平性など一顧だにしていない。報ステは報道番組ではなく、洗脳番組と定義すべきだ。


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[ 2016/03/20 07:32 ] メディア | TB(0) | CM(8)
独裁制にも、条件付だが利点もある
独裁制は良薬にもなれば、猛毒にも成り得る体制だと思います。

そこは、上に立つ人物がどのような素性を持っているかという所が重要だと思います。

ヒトラーやスターリン、毛沢東のような人物が独裁を行えば、最悪の結果を生み出しかねないと思いますが、国の事を最優先で考える武勲が統治を行った場合、強権を用いて国力を一気に回復させることも可能な場合もあります。

民主主義の問題点は、たとえ間違っていたとしても「声が大きい意見」の方が通りやすい事、話し合いを続けるだけで物事が「中々決まらない」事などがあげられると思います。

独裁制の元では、有無を言わせずに意見を押し通すことができますから、猛毒にも成り得ますが、民主主義の問題点を一気に解消できる良薬にもなる可能性もあります。

民主主義は、「今日の晩ご飯」をどうするかというような問題を議論するのならば良いと思いますが、「国の将来」をどうするかというような問題には、民主主義よりも独裁制の方が向いているのではないかと思いますね。

まあ、古館やテロ朝(朝日新聞)のように、何でもかんでもナチスやヒトラーにこじつけるような集団は、ナチスやヒトラーとは別の意味で、危険な民主主義、独裁制を敷こうとしているように見えますね。
[ 2016/03/20 14:24 ] [ 編集 ]
船頭が多ければ船は進まない
報道は映画などのフィクションとは違うはずなのですが、結局、世界中で事実を伝える使命を放棄している状況なので、何を言っても結論ありきの洗脳装置としてしか映らないようになってしまいました。

このような報道に何も学ぶものはありません。
有事の際に、最高責任者である総理大臣に全てを委ねるという事を当たり前に行える法整備をしていかなくては、日本人の生命は無駄に奪われていくという事を頭に叩き込んでから発言して頂きたいですが、あちらの世界の方たちなので無理でしょうね。

裏を返せば、彼らの発言は”日本人死ね”という運動の一環に過ぎません。

日本人にとって彼らは害毒以外の何物でもないという事です。。。。。
[ 2016/03/20 19:56 ] [ 編集 ]
理屈と膏薬はどこにでもくっ付くw~
マスゴミは法律の適用外と嘯くヤツラですから悪質な印象操作など当然。
今後もたちの悪い「膏薬働き」に邁進するのではないでしょうか。

ブーヘンヴァルト収容所を使うということは、参院選で野党の惨敗が確定的
ともなれば「エリ・ビーゼル」でも担ぎ出すつもりなんでしょうかねぇ?

一方、保守陣営は、百田さんの「カエルの楽園」、
余命チームの「余命三年時事日記」 + 「ハンドブック」 等。

我が家の愚ムスメが「カエルの楽園」をスラスラと読み終え、プロメテウスと
いうのは安倍晋三のことだなぁ・・と申しておりました。
[ 2016/03/20 20:54 ] [ 編集 ]
歴史は繰り返される。最初は悲劇として。二番目は喜劇として。
戦前、中野正剛がファシズム政党(?)を造って、自ら党首となり、ナチス張りの制服を着用して、右手を高く上げる例の敬礼をしていたという。
(時局便乗のおっちょこちょいは、いつの時代にもいますが。)

それを見て困惑しきったのが細川隆元氏、彼を気の毒に思い「中野さん、日本でそれは流行りませんよ」と忠告したそうですが、確かに。天皇のおわす日本にヒットラーが現れる筈もなし。

ヒットラーになりたい人物も、ヒットラーが出てくると騒ぎまくる人間も、日本ではまったく無駄な努力です。そういうのはよっぽど日本の歴史と社会を知らんのじゃ。

東條首相は総理兼陸相でしたが、統帥部は戦時宰相の彼に作戦の報告を一切上げない。(→帷幄上奏権参照)やむを得ず作戦報告を聞く時だけは参謀懸章を付けて、参謀総長も兼任することとなりました。

そうこうしているうちにサイパンが陥落すると、半ば公然と倒閣運動が起こります。嫌だ嫌だと抵抗しても、あっさりとクビを切られてしまいました。

日本の場合、問題があるとすれば、余りにも天皇が憲法秩序に忠実であったこと。
「憲法守って国滅ぶ」の事例を繰り返してはならないといというのが、私たちの真の教訓ではないのですか。
[ 2016/03/20 22:12 ] [ 編集 ]
左翼の自虐ネタ。ナチとサヨクは同じ穴のファシスト
左翼の自虐ネタかね。
バカバカしいと云うか無知と云うか、ブーメランが得意だからね。片腹痛いわ、かっかっか。

左翼の内ゲバに勝った左翼がナチだったと云う落ちだろ。
ナチとサヨクは同じ穴のファシスト

[ 2016/03/20 22:26 ] [ 編集 ]
反日が政権とることが緊急事態
菅のセリフにも窺われるように、天皇陛下ご皇室を否定する左翼こそ全体主義独裁の性質が強いと思われます。
中共シナや北朝鮮みたいな独裁は、抑制のきかない頭の悪い人治主義や官僚主義の利権になるので、一度手中にしたら奉還する相手がいないから滅びるまで独裁のままだと思います。最後は内戦内乱状態か外国軍の介入を招くのがおちですね。

左翼は、「緊急事態」発令で沖縄県が国の直接の指揮下に入るのを心配するのかも知れません。
[ 2016/03/21 00:48 ] [ 編集 ]
『ドイツの独裁』再読
玄人は難しいことを簡単にやってのける。
素人は難しいことを簡単に言ってのける。
いつも、こう思っているのですが、
この「憲法の一条文がナチズムの台頭を許し、ヒトラーを登場させた」という表現に、難しいことを簡単にいってのける素人の愚かさとものごとの本質をねじ曲げる悪意を持った人間の狡猾さとを感じます。

第二次大戦後間もなく、ドイツ人自身はナチズムの台頭をどう総括していたのだろうか振り返りたくなり、書棚から黄ばんでしまった『ドイツの独裁』(K.D.ブラッハー)を取り出し、駆け足で読み返しています。
ワイマール憲法48条の論及もなされています(p309)。

目下、日本の一部メディアと政治勢力は、当時のドイツの議会と切り離された大統領制における大統領の非常大権を議院内閣制下の総理大臣権限と同様に語ることで、事実をすり替えています。
そして、煽っています。
一党制国家移行への端緒は、1930年春の大連合内閣の崩壊でしょうが、このことに関して、“大連合参加の両翼の二つの政党、人民党と社会民主党の無能によって始まっている”。との記述があります。これが今の「民共」にダブるのは私だけだしょうか。

極めて、「理想的」なワイマール憲法を制定するも、それを実現、具体化する力量も術も持ち得なかったSPD(ドイツ社民党)には画餅でしかありませんでした。憲法そのものには、何の力もありません。憲法の実態を支えるのは政治力です。
寝言のように、呪文のように「憲法守れ」と繰り返しても、そこには何もありません。

書き綴ればきりがありませんが、政治を担う力がない政党が政権を握ることの怖さだけは確実に伝わる本であります。
3年半にわたる悪夢を思い出します。

付言して、
アメリカでは、「トランプ旋風が吹き荒れている」などと伝えられますが、オバマの無能な政治力への反作用であると感じています。“Yes We can”などと大見得を切りながらも、何もできなかった。シリア、南シナ海、朝鮮半島・・・。何をしたのでしょう。

“素人は難しいことを簡単に言ってのける。” が、できない。
古今東西、相も変わらずです。

[ 2016/03/21 11:31 ] [ 編集 ]
ワイマール憲法に無くて、自民党案に権力の制御みたいな項目は無いのか?
欧米諸国には、自民党案と同じような法律を採用している国は無いのか?
有るならワイマール憲法のように成らないか疑問をぶつけて見れば、自民党案の問題も浮き彫りになるんじゃないか。
[ 2016/03/21 19:01 ] [ 編集 ]
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