私的憂国の書

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民維合流 ~ 元民主の出戻りと第二民主党の本家合流。「期待しない」が63%の冷静評価

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 民主党と維新の党が3月中に「合流」ということで大筋合意したそうである。各社の報道では「合流」という言葉が使われているが、これは吸収という言葉を覆い隠す詭弁というべきものだろう。維新側はもとから「吸収」には極端な拒否反応を示しており、民主党の側が配慮したものだと思われる。早速、大阪の松井知事が「民主党に、偽物の皆さんが吸収されてよかったなと。名前変えるだけで、民主党に吸収してもらえる。どうしても民主党に行きたかったんでしょ。これでよかったと思ってます」と皮肉たっぷりに語っているが、まさに図星ではないのか。


 そんな民主、維新両党にとっては、好ましくない世論調査の結果が出ている。産経・FNNの合同世論調査では、民主と維新の合流構想について、「期待しない」が63.1%となり、「期待する」の32.5%をダブルスコアで上回った。維新の議員の多くが民主党への出戻りであることを知っているのか、もともとこの2党に期待感がなかったのか。恐らくその両方ではないのか。

 私は決して暇人ではないのだけれど、維新の現有勢力にどの程度の民主党出身議員がいるのかを調べてみた。その結果がこれだ。

松野頼久日本新党→新進党→フロム・ファイブ→民主党→日本維新の会→維新の党
江田憲司自民党→無所属→みんなの党→無所属→結いの党→維新の党
牧義夫民主党→国民の生活が第一→日本未来の党→生活の党→無所属→結いの党→維新の党
松木謙公自民党→自由連合→自由党→民主党→新党大地・真民主→新党大地→無所属→維新の党
石関貴史自民党→民主党→日本維新の会→維新の党
太田和美民主党→国民の生活が第一→日本未来の党→生活の党→維新の党
柿沢未途無所属→民主党→無所属→みんなの党→無所属→結いの党→維新の党
今井雅人民主党→無所属→日本維新の会→維新の党
坂本祐之輔無所属→日本維新の会→維新の党
青柳陽一郎みんなの党→結いの党→維新の党
木内孝胤民主党→無所属→国民の生活が第一→日本未来の党→生活の党→維新の党
初鹿明博旧民主党民主党→みどりの風→日本未来の党→みどりの風→維新の党
井出庸生みんなの党→結いの党→維新の党
井坂信彦無所属→みんなの党→結いの党→維新の党
高井崇志民主党→無所属→民主党→無所属→維新の党
水戸将史民主党→日本維新の会→維新の党
升田世喜男無所属→たちあがれ日本→太陽の党→日本維新の会→維新の党
篠原豪みんなの党→結いの党→維新の党
落合貴之みんなの党→無所属→結いの党→維新の党
松田直久無所属→民主党→日本維新の会→維新の党
横山博幸民主党→みんなの党→維新の党→維新の党
小野次郎自民党→みんなの党→結いの党→維新の党
柴田巧自民党→無所属→みんなの党→結いの党→維新の党
寺田典城無所属→みんなの党→結いの党→維新の党
真山勇一自民党→みんなの党→結いの党→維新の党
川田龍平無所属→みんなの党→結いの党→維新の党

 26名中、半分が民主への出戻りになる。中にはたちあがれ日本出身という変わり種もいるし、民主党を辞めて民主党に再び戻った物好きもいる。驚くべきは、この26名の一貫性の無さである。ほとんどの議員が党から党へと複数の党を渡り歩いている。いろいろ事情はあるのだろうが、恐らくは選挙に勝てそうな政党に鞍替えしてきた歴史だろう。拙ブログでは、過去に、「民主党は選挙互助会」と認定したが、今回の動きの根本的な理由も、夏の選挙であり、あながち外していたわけでもないようだ。

 とはいえ、この民意合流は参院選に向けた野党共闘の後押しとなるだろう。共産党の志位は「国民連合政府を横に置く」と言い(断念と言わないところが言霊的)、野党5党は参院選の候補者調整の準備段階に入ろうとしている。共産党は安全保障関連法の廃止などを公約にすることを条件に、一人区の党公認候補擁立を見送る方針だ。共産党はこのことで他党に譲歩した形をとり、同時に「全選挙区に候補者を立てる」という選挙資金の垂れ流しを止めることに成功する。枝野など、「共産党の方針を敬意を持って受け止める」と真正面から賛辞を送っているが、この野合に国民がどう反応するかより、選挙以外のことに思考が及ばないのだろう。

 思えば、2009年の悪夢のような選挙を戦った民主党が掲げたスローガンが「政権交代」だった。この政権交代とは、政局であって政策ではない。今夏の参院選における野党のスローガンは、さしずめ「安倍政権の暴走を止める」あたりになるのだろう。これも、もちろん政策ではなく、反権力での共闘、即ち政局だ。民主党と維新の党が合流したからといって、夢のような政策が出てくるわけではない。実態は相も変わらず「反自民」であるだけだ。

 看板を変えるだけのなんちゃって新党の名前は、「立憲民主党」や「民主共生党」などが候補に上がっているという。立憲といったところで、まともな憲法観は語れるわけがなく、ただの護憲政党ができるだけの話だろう。元民主党の議員が元のさやに戻り、かつて第二民主党と言われたみんなの党の残党が民主党に加わるだけで、ひところ言われた「政界再編」など、微塵も感じられない有様である。こんな政党に期待しろと言われたところで、土台無理である。

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[ 2016/02/24 07:16 ] 政治 | TB(0) | CM(9)
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[ 2016/02/24 07:59 ] [ 編集 ]
野合の極み
出戻りとくっついて、どうすんの?
どんなに言葉を飾り立てても所詮単なる野合でしかない。
しかもクズとクズの合流じゃあね。端から無理だわ。
[ 2016/02/24 10:42 ] [ 編集 ]
A敦子さまへ
いただいたコメントは記事に全く関連性がないと思われるため、削除させていただきました。
[ 2016/02/24 13:01 ] [ 編集 ]
なんとまあ
管理人様の身も蓋もない御文。お見事でございまする。感服。

睡眠時間を削っての政党渡り鳥ルート解明にはナンと申し上げたら良いのか言葉もありませぬ。よーやるわ などとは決して思いませぬゼ
居たのですね、一人。たちあがれ日本経由が! なにかの間違いではないかいな?と一瞬思って仕舞いました。で、文中触れないで!と祈りましたが触れて下さり・・・

松野ナニガシはこれで民主党に復縁して党内だけ(「だけ」を強調)なら自派の存在感が示せる計算であろうか?
以前はクルクルパーの腰巾着状態でしたから、一応これで脱皮できる、のかな?ホスト的着こなしからも一緒に脱皮しておくれよ。

日本超現代史にこんなに有象無象の「政党」名が在ったのか、と今更の驚きです。フロム・ファイブ なんて聞いた覚えも無い。

大阪維新は本当にスッキリでしょうね。これで「維新」で間違われることはなくなるのですから。
出来得れば大阪維新の立ち位置をもう少し世間にはっきり見せて戴きたい気も有りますが。
一方、共産党はお金が無くなったのか?今まで国庫に没収された金額は幾らになるのでしょう?その分だけは国家に貢献してましたのに、この心変わりはざむねん至極。
[ 2016/02/24 15:37 ] [ 編集 ]
参院選に向けての野党合作と反日偏向メディアの協力体制
民主党への維新の党の吸収出戻り合併に共産党の選挙協力。

民主党政権が如何に駄目な政権であったかは記憶に新しい。
それだけに何をしようと当面若年層は別として既存の支持者以外支持率が増えるとは思えません。
それは民主党も知っているのでしょう、選挙権18歳への引き下げを受け若年層の取り込みに力を入れているようです。
(まだ、若い者たちには自分たちの正体はバレていない)
そんな思いでしょうか。

そして共産党、中高年には日本共産党の異質は好意ではなく嫌悪の感情が強く持たれていると思われます。
しかし過去は闇にしまって、最近支持を広げているのは事実です。
やはり若年層の支持が増えていると見るべきか、共産党一直線のチラシ配りの老党員と若者が一緒にいる絵ズラに不気味さを感じます。
ここもやっぱり過去を隠して、(まだ、若い者たちに自分たちの正体はバレていない)。
やはりその口でしょうか。

さてしかし問題は、そんな野党連合をやはり反日偏向メディアが応援するという問題です。

その応援の仕方は相手側である安倍政権批判を日々続けるというものと、その実態は屑ダンゴの癒着を何となく好意的に「選択肢の広がり」、「一強多弱は良くない」、「野党再編で色々な意見を汲み上げられる」等々、誘導するというもの、その併用工作です。

そてそんな世論誘導にどれほどの一般日本国民が引っかかるものか。

http://www.sankei.com/politics/news/160217/plt1602170043-n2.html

http://www.sankei.com/premium/news/160219/prm1602190006-n1.html

https://www.youtube.com/watch?v=DOp_EgawO2E#t=10

http://www.sankei.com/politics/news/160224/plt1602240007-n2.html

[ 2016/02/24 18:40 ] [ 編集 ]
共産党はお金がない。
こはる様

共産党は2012年の衆議院総選挙において、久しぶりに全選挙区から候補者を立て、その為に供託金7億6千2百万円也を没収されたそうです。お国のためにご苦労様。

共産党から見れば、いてててて…それがなければ3億ほどの黒字になっていたようですが、いまだにそのダメージから立ち直れないようで。

共産党の損益の波は単純でして、新聞「赤旗」だけを売ってる年は若干の黒字を計上し、国政選挙のある年は毎度、大赤字。

共産党を殺すに刃物はいらぬ、政権与党が解散・総選挙を連発すればいい、と言われる所以であります。


共産党は選挙協力をするとかいろいろ格好を付けておりますが、要するにカネがなくて、降りたかったのです。

なんぼイオンを継げなかった阿呆の子とはいえ、岡田もさすがにそれは気がついていると思いますが。

[ 2016/02/24 23:29 ] [ 編集 ]
岡田は多分、おそらく、ぱーはぷす、気がついてないw
[ 2016/02/25 01:13 ] [ 編集 ]
政党助成金
共産党は政党助成金受け取らずの党らしいですが、そういえばこの民主党の政党助成金は今回、どうなるのでしょうね?
維新は大阪維新との預金通帳がどうのこうのとやりあって居ましたが、それもどうなっているのか?

この野合は、政党助成金という国税の扱い方だけは、注目する価値はありそう。
[ 2016/02/25 01:33 ] [ 編集 ]
共産党が政党助成金を受け取らない最大の理由は、それを受けると帳簿を公開しなければならないからだと言われております。かつてはソ連、今は○共から資金が入ってるのがバレバレになったら、幾らなんでも、まずいじゃないですか。


共産党には表向きの説明以外に、必ず裏の理由があります。実際、共産党の帳簿は党の相当な大幹部・中央委員クラスでも見たことがない、謎の存在なのだそうです。

なお、共産党も帳簿の公開を要求されない政務調査費等は受け取っております。

政党助成金といえば、党をつくっちゃ潰して資金の行先をうやむやにし、もっぱら蓄財に励んだ岩手出身のOrz議員がいましたな。


ま、今の民主党や偽維新の党にあそこまでの器量人?はいないと思いますが、とりあえずは注意。

[ 2016/02/25 02:09 ] [ 編集 ]
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