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枝野「議論は拒否する」、岡田「政府への対案は出さない」 ~ それなら二人とも政治家なんか辞めてしまえ

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 自民党は、党の人事において、船田元憲法改正推進本部長を更迭した。更迭の理由は明白で、6月の衆院憲法審査会参考人質疑で、船田氏が選考に関わった長谷部恭男教授が安全保障関連法案を「違憲」と指摘したことで、内閣と党の足を引っ張ったことである。この長谷部氏の見解以来、野党を勢いづかせることとなり、安保議論は合憲か違憲かという神学論争に終始した。安倍政権の支持率に影響を及ぼしたことも間違いない。本人が「今回の人事はきちんと受け止めて、身を処さなければいけない」と語った通り、人事は当然の成り行きだと思われる。

 ところがこれに噛みついたのが、民主党幹事長の枝野だ。枝野は船田氏の更迭に関し、「野党との間も含め、長年の積み重ねと全く関係ない方をいきなり持ってくる姿勢に大変な怒りを感じる」と批判。船田氏が筆頭幹事を務めていた衆院憲法審査会への対応については、「話し合いで物事が進む状況にはならなくなった」と指摘し、議論に応じない可能性を示唆したという。

枝野


 この枝野の発言は、とんでもないサボタージュである。船田氏が自民党の憲法審査会筆頭幹事に就いたのは平成25年の1月だから、まだ3年も経過していない。それ以前から党内の憲法審査・調査関連部門の要職にあったことは事実だが、相手方のカウンバーパートが変わったら議論が出来なくなるというのは、小学生でも使わない言い訳だろう。枝野は、自民党を批判し、議論をサボるために自民党内の人事を利用しているにすぎない。議員歳費を返上しろと言いたくなるほどの職務放棄である。

 幹事長がこの程度なら、代表の程度も五十歩百歩である。沖縄の米軍基地辺野古移設問題について、代表のフランケンは記者団にこう語った。

「無責任に辺野古反対とは言えない」 民主・岡田代表

 (米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への移設について)沖縄のみなさんが反対するのは分かる。我々としては、対案がない状況で無責任に「辺野古反対」とは言えない。与党時代に国内で様々な案を検討したが(移設先は)見つからなかった。対案を見つけるとしたら、政府しかできない。政府には努力はしてもらいたいと思うが、簡単ではないことは、我々は分かっている。(沖縄県の翁長雄志知事と会談後、記者会見で)


岡田克也


 まとめると、こうだ。
  • 民主党には普天間の辺野古移設以外の案がない
  • 辺野古への対案は政府が出せ
  • 政府は苦労しろ。俺たちは知らん。ただ見物する。
  • (そして恐らく、政府が対案を出したら全力で反対する)

 2009年9月、政権交代直後にロバート・ゲイツ国務長官と歓談した岡田(当時外相)は、ゲーツに「日米両政府は13年間も移設問題について交渉してきた」と押し込まれ、「民主党は野党として同じ期間、計画に反対してきた」と切りかえした。そして、政権交代選挙では、沖縄の4区すべてで現行の移設計画に反対する候補が勝利した点に、現在の県民の意は現れていると語った。ルーピーの「最低でも県外」発言は、この選挙前のものだ。

 民主党は確かに野党時代には辺野古移設反対だった。ところが、政権に就くやいなや、鳩が発言を撤回し、辺野古容認に転換した。既に、ここで勝負ありだったのだ。その経験がある以上、また、鳩の発言で沖縄県民の感情を弄んだ反省を込め、民主党は辺野古移設に関して、政府に全面的に協力すべきなのである。いまさら対案というテーマを持ち出すのも卑怯だが、対案を出せないどころか、対案づくりは政府がやれという態度には怒りを通り越し、呆れしかない。

 橋下徹がまだ元気で維新をやってた頃、報道には「責任野党」というフレーズが頻繁に登場した。「責任野党」とは、『与党の政策にただ反対するだけでなく、政策の実現に一定の責任を持ち、政権与党に対して意見を提言したり、建設的な要求を主張したりする役割を持つ野党を意味する語』とされる。枝野の例でもわかるが、ただ反対を叫び、議論すら拒否する民主党には、この責任野党ということばがひとつも当てはまらない。こんな政党が野党第一党なのだから、政府与党も案外楽なものなのかもしれない。

 政策を出せない、決められない、議論も拒否するのなら、話は簡単だ。政治家なんか辞めてしまえということである。


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[ 2015/10/24 07:56 ] 政治 | TB(0) | CM(6)
辺野古について
おっしゃる通り、民主党に未来は見えませんね。
辺野古の話題が記載されてありましたので一言。

基地の集中率でマスコミが使っている米軍基地74%という数字ですが、この数値がまやかしであり米日共用の実質23%、若しくは自衛隊専用使用を含めると17%が実態に近いのは知る人ぞ知る事実です。
そこで何故政府は米占有基地の日本との共用化を米政府に対して米専用を共用にする事を要請し、74%を下げる事を行わないのでしょうか?
ほんの一部の機能共用をしてもその基地全体が共用した事になるのに、相手が数字のトリックを使うなら同じ方法で対処をすることは考えに無いのでしょうか。
例えば沖縄の北部訓練場というあまり使用しない場所、7824haを自衛隊との共用とすれば74%が65%程度に下がると思います。

また50%(48.6%)にするには北部訓練場7824haを米自共用とし、県外の自衛隊専用もしくは米自共用施設の同面積を米専用すれば良いのです。

沖縄米専用施設:22878ha 米専用施設全体:30964ha
(22878-7824)/(30964-7824)=65%
(22878-7824)/30964=48.6%

このように現在使用頻度の少ない米・自の施設を交換する事により占有度が変
わります。
相手が数字のトリックで来るなら、こちらも数字をいじれば済む事です。
[ 2015/10/24 11:42 ] [ 編集 ]
政党の存在意義
今日のはタイトルも内容も抜群に秀逸で痛快ですね。
このままプリントアウトして町中に張り出したいくらいです。
テレビで流せれば、有権者の意識も変わるのではないか。政治家に、一般の有権者と違いどんな能力が求められるのか、市民運動家と政治家の違いが何かを。
政治に関心を持つこと自体は良いことだが、小泉劇場のような政局の勝った負けたの関心では困る。
よく考えられた「政策」が複数示され、それらの選択肢を根拠に投票するのが間接民主主義の原理。選択肢も示せず政党を名乗るなど、衆愚政治に導く害悪。
岡田の発言は党首として民主党は政党の能力を備えないとの吐露。
民主党こそ即刻解党し、政党助成金を返納すべき。
そうしないなら、まさしく絵にかいたような税金泥棒でしかない。

[ 2015/10/24 20:17 ] [ 編集 ]
西
枝野の小学生未満の言い訳の駄々捏ねは、論評に値しないので置いておき、岡田の「与党時代に国内で様々な案を検討したが(移設先は)見つからなかった。対案を見つけるとしたら、政府しかできない。」という発言には呆れ返ります。

案件自体は野党も提出できますから、対案の作成は可能なのですがね。

対案(もしくは修正案)を示す事で、初めて議論の土台に乗る事ができます。そして、与党やほかの野党との協議の上で政策を決めていけばいいのです。

そもそも、現在の普天間基地の辺野古移設案も、自民党が与党時代に沖縄県側と相当数の協議を重ねた上で捻り出した、現状最適と思われる結論であったにもかかわらず、民主党が政権を取った際に撤回し、ルーピーの「最低でも県外」という発言から、民主党には何か最善策があったのかと思ったら、この結果だった為、結局政権を取る為のパフォーマンスであった事を露呈したわけです。

地政学の専門家を招いて、基地問題に関する勉強会でも開けばいいものを、そのような努力すらもせずに、「最低でも県外」だとか「我々には対案がない」などと無責任な放言をする時点で政治家の資格すらありません。

野党でもできる事がたくさんあるにもかかわらず、与党の足を引っ張る事と税金で私腹を肥やす事と選挙の事しか考えていない集団に政治家の資格は無いですね。

自民党では辺野古案があるのだから、自民党が対案云々はおかしく、民主党がこの問題に関する政策を、マニフェストとして有権者に示せばいいだけです。

その上で民主党マニフェストを支持したのならば、それはそれで一つの選択ではありましょう。

少なくともそれすらできない民主党が政治家としての能力が無い事は誰の目に見ても明らかです。税金の無駄使いですから、政党の解体と、全員議員辞職を薦めます。
[ 2015/10/24 21:35 ] [ 編集 ]
ミス
上の投稿で、名前と題名の欄を間違えていました。当方は「西」です。
[ 2015/10/24 21:36 ] [ 編集 ]
レベル
民主党一の論客と言われた(私が言っているのではありません!)枝野がこの程度の、言ってしまえば与太モンで、党首が「与党しか出来ない」=「与党だった民主党には出来なかった」=「自民党にしか出来ない」と白状しているのですから、辞めれば?となりますよね。

安倍晋三氏レベルの政治家が各党にとまでは言わないまでも「主要」野党に一人は居て欲しいものです。
党首討論など殆ど時間の無駄に感じるのは野党党首の不勉強と本題に入れない力不足が明らかですもの、主婦が聞いてもバカらしいばかり。
烏合の衆に国民の血税食いつぶしされるのは消費税より腹が立つ。
[ 2015/10/25 00:26 ] [ 編集 ]
比較相対・輝ける共産党(笑)
民主党はこの体たらくで、維新の党は通帳と印鑑の争奪戦に始まる「本家」争いがさらに激化。

「中間派」の離反が相次いるために維新の党は議員数が減り、ついに野党第二党の座から陥落したと。

共産党が野党第二党?いやはや、一体いつの時代、どこの国の話ですか。日本にももう少しまともな人材はいるはずなのですが、と愚痴をこぼすしかない、それだけ野党の混迷は深いです。
[ 2015/10/25 01:14 ] [ 編集 ]
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