私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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地下鉄サリン事件から20年。適用されなかった「反逆罪」と「破壊防止法」

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 人にはそれぞれ、人生に於いて忘れられない出来事があるものだと思う。私の場合は、ガキの頃にテレビで見た三島由紀夫の割腹自殺やあさま山荘事件、少し成長してからの王さんの756号もそうだったし、最近でいえば東日本大震災は実体験として死ぬまで記憶に残る出来事だ。そんな、忘れることができない出来事のひとつが、1995年の地下鉄サリン事件である。その日3月20日、勝鬨から徒歩で銀座に向かう途中に見た、築地四丁目交差点付近の修羅場は、いまだに脳裏に焼き付いている。

 東日本大震災の場合もそうだったのだが、事件直後の印象というのは、例えそんなパニック現場を目にしても、それほど深刻なものではなかった。そもそも、テロというものが自分の身近に起こるものという感覚がないから、事の重大さが理解できないのである。事件はテロであり、無差別殺人である。これは当然許し難い行為であり、死をもっても償いきれないような蛮行である。しかし、後により戦慄をもって恐怖を感じたのは、これがオウム真理教による国家転覆の試みのひとつだったということだ。

 江藤淳は、同年8月のVOICEに寄せた「詐欺師だらけの時代」の中で、こう書いている。

 これは建国以来初めての状態だと思わなければならない。戦後初めてどころの話ではない。日本という国がほんとうに亡びるかもしれない。日本の国を亡ぼす要素が、外敵ではなく、日本国内にあるということが初めて明白になった。そのことについて国民はどう対応していいのかわからずにいるのです。
 朝になると日が昇るから明日もまた日は昇るだろう、従って日本は明日も存在するだろうと思っているだけのことで、日本の明日をあらしめているはずの国民の努力の結集点がどこにもない。そういう状態のとき、国民は悪夢以外のどんな夢をみることができるのだろうか。それが今度のオウム事件の一番大きな問題で、そのプレリュードが地震である。現に麻原某はあのころ、地震は人間が起こしたものだと言い張ったらしい。実に二千年来かつてなかったことが起こっている。

江藤淳「詐欺師だらけの時代」より(「保守とはなにか」に収録)


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 オウム真理教は実際に、皇居上空にヘリを飛ばし、そのヘリからサリンを散布することで天皇陛下の暗殺を企てていたといわれる。国家機能が集中する霞が関を中心として地下鉄でサリンを撒き、国家の機能不全を企てたことと併せ、明らかなる国家転覆を意図した実力行使だ。上の江藤の文で最も重要なのは、「日本の国を亡ぼす要素が、外敵ではなく、日本国内にあるということが初めて明白になった」という認識だろう。だから、「建国以来初めての状態」なのである。

 時の政府は村山政権、国家公安委員長は野中広務である。野中はオウムへの破壊防止法の適用を進言したと言われているが(事実は定かではないが)、その適用は、野中の足元の国家公安委員会により却下申請されている。建国以来、初めて国家を転覆させようとした団体に対し、内乱罪も問えず、破壊防止法も適用できず、のさばらせた挙句、いまオウムの後継団体であるアレフは徐々に信者を増やしつつあるという。他方、あれだけ国民を愚弄してまわった上祐史浩は、たまに善人ぶってテレビに出ている。どれをとっても理不尽だ。

 昭和の安保闘争をはじめとする学生運動は、国という存在がまずあって、その国が定める方針に抗って過激化したものである。つまり、彼等は国を否定しようにも否定できなかった側面がある。オウムの場合は、もちろん前提として国は存在するのだが、彼等の企てはその国を自分たちが取って代わるというものだから、かなり次元が違うのだ。

 チュニジアに起こったテロに関し、安倍総理は「テロは断じて許されない。強く非難する」と語った。オウムに限らず、テロは徐々に身近になりつつある。オウムのときは「信者たちの人権」やら「信教の自由」などと能天気な事を言う人も多かったが、そんなボケた頭でテロが防止できるわけはない。オウムを教訓とし、あらゆるテロの脅威に備えるべきである。そして、不幸にもテロが起きてしまった場合、その首謀者には容赦ない裁きを受けさせるべきだ。

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[ 2015/03/20 07:19 ] 社会問題 | TB(0) | CM(13)
『日本農業新聞』と『日刊工業新聞』
ペーパーベースの報道媒体として比較的まともな報道をしているのは、『日本農業新聞』、『日刊工業新聞』などだけだと思います。

ところで、ペーパーベースの報道媒体ではないですが、『やまと新聞』は現在も依然、国会内でだけ報道して、国会外で報道しません。
『やまと新聞』は、一体何を考えているのでしょうかね?
日本国民は、『やまと新聞』に対し、国会内だけでなく国会外でも報道するよう何回も強く要求しましょう。
[ 2015/03/20 09:55 ] [ 編集 ]
オウム事件についてのこの20年間の報道(主にテレビ)は、犯人達を極悪人扱いしていなかったと思います。
特に高学歴の幹部達など「可哀想な若者」として悲劇的に扱い、起こしたことは悪いに違いないが、彼らにもいろいろあったのだから理解してあげろとでも言っているようです。加害者保護?正に「はぁ?」です。

昨晩日テレにアーチャリーこと浅原の三女がVTR出演していましたが、そんなことしていいのか?
何度も繰り返される「父が事件の本当の首謀者であるのか分からない」という彼女の言葉の影響力も考えず、コメンテーターは「反省が無い」などと言うばかりで驚きました。
オウム信仰は現在進行形なのに・・・

安倍総理の「テロは断じて許されない。強く非難する」という言葉は「誠に遺憾です。」と違って心強いです。
[ 2015/03/20 11:25 ] [ 編集 ]
世界中の大迷惑
オウムへの破防法適用を阻止したのは、黄痴害毀日集団・大便連(自称日弁何とか)とグルになっていた社会党ですよね。当時の自民は政権維持の為にそれを受け入れました。最悪の選択ですね。

その結果は誰もが予想可能であった所なのが、現在の状況です。全国の地域住民に及ぼしている悪影響は図り知れません。その組織を、公安が監視していて何になるのでしょうか?未だに麻原を教組として崇め、写真まで飾ってあっても何ら手出し出来ないクセに、税金と人員との無駄遣い以外の何物でもありません。

今からでは遅過ぎますが、とっとと破防法を適用してアレフらオウム残党を解体すべきです。
[ 2015/03/20 12:40 ] [ 編集 ]
国家転覆を図った集団が存在するおめでたい国。。。
 日本では変人を首相にすると天が怒るようだ。村山富一の時は、関西大震災と地下鉄サリン事件、自衛隊の早期投入があれば多くの人が火災で亡くなることは防げた。
 菅直人のときは東日本大震災だ。海外の数百倍もの放射線基準を設定し福島に人が住めなくして風評被害と相俟って多くの人が希望を失い亡くなった。これも人災だ。
 オウムが何故生き残れるのか?オウムと同様の認識をもつ集団が議員や官僚の中に存在しているのだろう。ナイジェリアのテロと同様に国家の衰退を意図しているのだろう。
 今後、オウムが起こすであろう事件の準備対策として当時破防法適用に至らなかった討議内容をしっかりと明確にしてもらいたい。官僚がつくる法律には固有名詞がないのだが議事はしっかりと作成しておいてもらいたいものだ。
[ 2015/03/20 12:57 ] [ 編集 ]
かみさま!
この事件は未だ解明されていない部分が大きいのでは?(或いは発表されていない部分がある)と思います。
出ているのは氷山の一角だけで、海面の下の構造が有るのではないか?と集金力や当時のTBSの姿勢や各部署の情報収集力等に異様さを感じたままです。
この事件の前にあった松本サリン事件で、比較的早くサリン認定が可能だったとも聴きますので、松本の被害者さん達には大変お気の毒ですが、松本が無ければ救えなかった都内の犠牲者はもっと増えていたのかも知れません。

日本を乗っ取って、その先をどうしようとしていたのか?本当の狙いは何なのか?又はその先の事など考えていた訳では無いのか?使嗾する者があるのか?

国家に反逆する事への憧れ、なのか?ともするとこうした明らかな凶暴犯罪者に異様に肩入れする日本の「言論」陣は、それでも自身が行動はしない。行動したら我が身の末が分るから言うだけ。唯の無責任な卑怯者であり、サイテーの犯罪荷担者だと思います。

村山政権、菅政権、と国家国民の舵取りに存在してはならない輩が政権を担う度に起こった大事件や自然大災害を目にして、思うところは皆共通する点があると想像致しますが、何故その張本人は未だに元気でいられるのでしょう?かみさま。

「宗教」を装えば見逃されるモノがある、ということは戦前からもあるようで、それは日本だけの問題でもなさそう。
[ 2015/03/20 13:27 ] [ 編集 ]
オウム真理教の流れを汲むアレフだっけ、未だに麻原を奉っているとか。まるで日本人を多数拉致した金日成親子を奉っている朝鮮学校と同じですね。
なぜ両組織の存続を日本で許すのかわからない。明らかな犯罪組織なんだから、つぶして消し去らなければいけない。少なくとも日本国内の活動を許すべきではない。
[ 2015/03/20 16:24 ] [ 編集 ]
新興宗教は日本を滅ぼす
正直、世界でまともな宗教と呼べるものは三大宗教(仏教、イスラム教、キリスト教)とヒンズー教、ユダヤ教、その他原始宗教等くらいで、最近発祥したオウム真理教やその他反日新興宗教はロクなものがありません。

オウム真理教は原始仏教を再現したもので、仏教の一派であるとする識者もいますが、まともな道徳観も宗教倫理観も備わっていない教祖が仏教でいえば大罪になる大殺生や妄語、邪淫等を行っている以上、教祖とその信者は皆無間地獄へと落ちるでしょう。

オウムは国家転覆を画策して一連のテロ活動を行ったため、破防法の初適用になるかと思われた大事件であるにもかかわらず、日弁連と社会党の反対、そして自民党リベラル派の画策によって阻止された。

一体この集団は何を考えていたのか。破防法を適用すると、自分達に都合が悪いから適用しなかったとしか考えようがない。この時破防法を適用に反対した議員は議員資格剥奪にすべきだっただろう。

嘗ての安保闘争や全共闘でさえ、国家まで否定する集団はまれだった。政府とりわけ権力者を絶対悪とみなして活動していたわけだが、革命自体は国家の存在まで否定するわけではない。国体は天皇から労民へとすり替わるわけだが、国体が変わっただけで国自体が無くなるわけではない。(日本国は無くなるが、新たに日本人民共和国ができる)

オウムにも理由があってこの事件を画策したという識者もいたが、たとえオウムに理由があろうともやっていることは大虐殺であり、その犠牲者も多く出ている。松本サリン事件から、堤弁護士一家殺害事件、そして地下鉄サリン事件と、これだけの規模の一連の大虐殺と口止め虐殺に対して、破防法を情状酌量のみで適用外にまですることはできなかったはずだ。当時、警察も動きが悪かったことも反省すべきだろう。

いずれにしても日本における新興宗教はすべて国家破壊を目論んでいる者ばかりで、真に平和を願う宗教等とは程遠い物ばかりであることに気が付くべきでしょう。
[ 2015/03/20 21:07 ] [ 編集 ]
上祐もだけれど、オウムを持ち上げていた宗教学者の島田裕巳もこの前しれっとテレビに出てました。
人生の終わりをどうやって迎えるか考える会の代表者として。(会の名前は忘れました)図々しいにも程がある。命を奪われた方、重い後遺症に苦しんでいる方、被害者の家族の方が大勢いて、皆さん島田みたいに悠長に終活なんて考えたり出来ないだろうに。

今日は20年目の年なので結構テレビでサリン事件やっていましたが、NHKもフジテレビも番組の中で、麻原の実際の話した声を何度も流していたけどアレフに利用されないか心配になりました。
あと中川智正死刑囚の母親が、息子が死んだら自分は同じ骨壺に入る、悪いことをもう出来ないようにって言っていたのがちょっと悲しかった。
[ 2015/03/20 23:54 ] [ 編集 ]
敵は日本にあり
折りしもあのオウム真理教による「地下鉄サリン事件」からこの3月20日で20年が経ち事件は風化もしつつあるともいえますし、また依然として後遺症に悩んでいる多数の人がいるということでは現在的なものでもあるといえるでしょう。

でありながら置き去りにして来たもの、その重要なことの一つが今丁度ニュースになった「別件逮捕、中国人のスパイ活動」に対する対処問題と共通したものとしての「反逆罪」、「破壊防止法」適用があるように思います。

更に今世界ではイスラム過激派によるテロが拡大しています。
日本人も巻き込まれた北アフリカのチュニジアでのテロリストによる乱射事件の衝撃も冷めやらぬうちに、本日もナイジェリア、インドでテロ事件が起こったと報道されています。

先に挙げた「地下鉄サリン事件」のオウム真理教は仏教系のテロ集団ですし、母体、それはキリスト教であっても同様でしょう。
そこに原理主義があったり、宗教の形を借り特定の目的を達しようするもの、またそれらの複合化されたテロ集団が台頭しているわけでして、現在活動が非常に活発なのが母体をイスラム教に持っているというものだと思います。
イスラム教徒とイスラム過激派を分けて考えるという事の必要性と同時に、現実としてイスラム教から大規模な過激なテロ組織が出現しているということからもっと積極的にイスラム教徒自体がイスラム過激派に対峙するアピールは必要でしょう。
何れ、大規模な宗教対立へと向かうと思われます。

そんなテロ氾濫の世界情勢ですが、日本を守る「盾」を封じようとするのが常に特定メディアを含めての日本の反日勢力です。

[ 2015/03/21 08:31 ] [ 編集 ]
ハルマキ丼じゃなかった、ハルマゲドン(笑)
そもそもオウム真理教とはいかなる思想・信仰を持った集団なのか?

仏教あるいは密教系ということになっていますが、一方においてはハルマゲドン(世界最終戦争)を想定し、或いはその自作自演としてのサリン攻撃を行っている。

世界には始まりがあり、終わりがあるというのは、時間も神が創りたもうたというユダヤ・キリスト教(一神教)特有の考え方です。

対して仏教は?世界には始まりもなければ終わりもありません。ただ延々と続く仏教的な時間があるばかり、輪廻転生を繰り返しながら。絶対者のいない仏教の世界観は限りなく唯物論に近いとも言えましょう。ですから悟りを開いて、輪廻の外へ出ようとする。悟りを開いた者はもはやこの世に生まれてくることはありません。オウムは麻原を最終解脱者と言ってましたね。悟りには最初も最終もありませんが。(笑)

その悟りを開いた麻原がハルマゲドンを演出する指揮を執る…?何だかさっぱり判りませんね。宗教としても哲学としても何の脈絡もない、インチキ極まりないものです。こんな詐欺師に高等教育を受けたものが引っ掛かるのですから。

日本のインテリは安全保障音痴に加えて、宗教・哲学音痴ですか?日本では高次の教育を受けながら、まったく教養らしきものが身についていない典型例な事例だと思いますね。今も基本構造は変わっていないと思います、残念ながら。
[ 2015/03/21 10:55 ] [ 編集 ]
米国の間違った諸国家グループ化
米国の間違った諸国家グループ化
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日本人(モンゴルブリヤート=フィンウゴル族)

韓国人(ペルシャ北ツングース系エヴェンキワイ族)
共産シナ人(ペルシャ系)

生物学gm細胞上=民族上全く異なり兄弟でないわ

米国[特に民主党と国務省(ポーランド系チェコ系米国ユダヤ人)]が
生物学gm細胞上=民族上全く異なるのに
モンゴル・台湾国を無視し日本国・韓国・北朝鮮・共産シナを「東アジア」とグループ化したことが大混乱の原因だわ

海洋アジア=日本国・台湾国・東南アジア諸国
モンゴルブリヤートアジア=日本国・モンゴル国・ロシア連邦ブリヤート共和国

特ア=韓国・北朝鮮・共産シナ
のようにグールプ化を変更すべきだわ
[ 2015/03/21 11:25 ] [ 編集 ]
防止可能であった
地下鉄サリン事件は時の政権がまともであったなら、防止出来たことに留意すべきである。
当時の内閣は、総理大臣 村山富市、副総理兼外相 河野洋平、官房長官 五十嵐広三(社会党、故人)、国家公安委員会委員長 野中広務 であった。
警察庁(長官 国松孝次)、警視庁(警視総監 井上幸彦)には地下鉄サリン事件(3月20日)以前にオウムがサリンを保有している情報が上がっており、オウム拠点の強制捜査が計画されていた。
警察力での強制捜査には対応力が不足のため、強制捜査日程が遅れたのである。
内閣に情報が上がっていないことは考えられず、自衛隊を活用出来ない時の内閣の無能さが事件を防止出来なかった最大の原因と思われる。
村山、河野、野中の責任を決して忘れてはならない。
[ 2015/03/21 13:46 ] [ 編集 ]
伊藤は全員朝鮮人だから地震、サリンで1人も残らず死ねばいいんだよ
[ 2016/03/17 23:00 ] [ 編集 ]
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