私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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安倍談話へ干渉する米国 ~ 日本に名誉を与えるつもりのない米国

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 安倍総理が伊勢神宮で年頭の会見を行い、「世界に発信できるようなものを英知を結集して、新たな談話に書き込んでいく」と述べ、新たな総理大臣談話を出す意向を明らかにした。前提として、「村山談話」を含め、歴代内閣の立場を全体として引き継ぐとしているから、中身はそう踏み込んだものにはならないと思われる。

 この報道に脊髄反射したのが、支那と南鮮だ。支那は、外務省の報道官が、いつもの偉そうな態度で「日本がこれまでの歴史問題を巡る厳粛な立場を厳守するよう望む」と述べ、属国の南鮮では、これまた報道官が、「歴代内閣の談話を継承し、正しい歴史認識に基づいて誠意ある行動をすることで、周辺国と国際社会との信頼を築いていくことを期待する」と釘を刺した。

 彼等は、日本が戦争犯罪国家であるという歴史認識の上でしか生きられないから、反応に驚きはない。吉本新喜劇のお約束ネタのようなものだと思えば良い。問題は米国である。米国務省のサキ報道官が5日の定例会見で、「これまでに村山富市と河野洋平が談話で示した謝罪が、近隣諸国との関係を改善するための重要な区切りだったというのが我々の見解だ」「日本が引き続き周辺国と平和的な対話を通じ、歴史をめぐる懸案を解決することを望む」と語った。つまり、日本は永遠に支那と朝鮮に土下座していろという、米国政府の要求である。

 ばかを言ってはいけない。村山、河野両談話が、支那、朝鮮との関係を改善するための重要な区切りだったというのは、まるで現実を無視した認識だ。これらの談話を出したのは日本側であるから、最も重い責任は日本にある。それは認めよう。だが、両談話が出て以来、支那や南鮮との関係は改善どころか、明らかに悪化した。両国には日本へのタカリのネタを日本自らが撒き、米国は、日本が連合国が敷いた戦後秩序を忠実に歩む道を選んだとほくそ笑んだ。しかし少なくとも、河野談話については、産経新聞のスクープ、政府の検証、朝日の捏造謝罪により、そのものの欺瞞性が確認されている。それを踏襲せよという同盟国がどこにあるのか。

 今から四半世紀近くも前に、石原慎太郎、江藤淳の共著になる「断固「NO」と言える日本」という書籍が発売された。その中で、米国での生活を体験した江藤淳は、米国を称してこう語っている。

 いま私は、アメリカ人が「世界はアメリカのようにならなければいけない」と思っている、と言いましたが、そう思っているという点において、実はアメリカ人は世界のなかでもきわめて異質な国民です。この異質さに、アメリカ人自身が少しも気づいていないのです。それはおそらく、アメリカという国が近代しか知らず、時間の感覚よりは空間の感覚に支配されていて、いわばアメリカ的空間が世界中に広がれば世界はよくなる、と信じているからでしょう。

石原慎太郎、江藤淳共著「断固「NO」と言える日本」より


 米国は、米国人、特にWASPの価値観を世界に広めるため、外国に干渉し続けてきた。圧倒的武力を背景に、力任せにぶん殴り、米国への追従を要求してきた。日米に貿易の不均衡が出れば、矢継ぎ早に対日要求を出しては、自分たちの有利な取引になるよう、圧力をかけてきた。最近のTPP交渉を見てみれば、そういった彼等の根本的思想が、今に至っても何も変わっていない事に気づく。

 江藤はこう続ける。

 アメリカは日本だけは手放さない。経済困難とうらはらの現在の軍事的優位を最後の最後まで利用して、一応建前は主権国家であると言いながら、日本を従属国同様に取り扱い続ける。日本がアメリカに敵対的にならぬようにするため、日本に基地を保持し続け、日本の政界を操作し続けようとする。そして逆に日本は最重要国だから、守ってやっているのだと恩恵的な態度を取る。世界のあらゆる地域から引き揚げても、日本だけは最後まで自由にしない。つまりアメリカが二十世紀に得たものは日本であるということにして、アメリカはやはり失敗してなかった、成功したのだという幻想に浸ろうとする。もしそうなった場合はたしてそういう日本に、日本人は耐えられるでしょうか。(出典同)


 今この一節を読み返して思うのは、日米間の関係性は、24年も前とそう変わっていないということだ。米国は国策を変えず、日本は自立を先延ばしにしてきた。そして、同時に思うのは、米国が過去、現在から将来に渡り、日本には絶対に名誉を与えない、名誉を回復させないであろうという現実である。

 日本は友好国であり、米国最大の同盟国であるというのが、米国の公式見解だ。しかし米国は、日本に名誉を与えない。ここで言う名誉とは、以下の三点である。

  • 日本人自身の歴史を持つという名誉
  • 国連の敵国条項を廃止するという名誉
  • 日本の国連常任理事国入りを促す名誉

 どの点をやるにしても、米国は一セントの金も払う必要はない。政治判断ひとつで良いのだ。国連関係については、支那やロシアが反対するから無意味という、短絡的な結論で片付けるべきではない。米国がもしこれらを推せば、日米同盟を軸とする両国関係は、心理的に一層強固になるのである。これが実現されて初めて、日本は戦後を迎えることができるのだ。しかし、日本の独立は米国にとって国益ではないということだろう。

 これだけの戦後秩序原理主義国(南鮮に戦後秩序を語る資格などないのだが)に包囲されているのだから、安倍総理の談話にはかなりの制約が付くのである。日本人が日本語で書いた、日本人の心を表わしたままの談話発表を望むなら、先ずは日本人自身が変わらなければ無理だ。変わることとは、自らの手で憲法を書き、自らの国軍を持つことである。米国は日本と運命まで共にしないが、その一方で米国は、日本の運命を握ろうとしている。支那や朝鮮にかまけている場合ではない。日本の戦後レジームからの脱出は、米国が据えた戦後秩序というくびきを逃れることにより、初めて実現されると私は思う。米国は、最も大きな「日本敗戦利権のステークホルダー」なのだから。



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[ 2015/01/07 07:21 ] 外交 | TB(0) | CM(8)
日本人の名誉を汚すオバマ政権
本年もよろしくお願いいたします。

まだ、松の内も取れぬ間に、全開の活動に勤しむ事態と
なりました。

日本人の名誉と言う事態には、アメリカ人の猛省を促したいと
考えます。産経新聞が歴史戦と銘打って、特集を組んでいるのを
米国首脳が知らぬとは、無い事でしょう。

オバマ政権の意図は、日中の葛藤が希望に感じます。
漁夫の利を選んだ痴れ者がもう一人いますね、
クネと並び立つほどの腹黒さか、本当に真っ黒である。
オバマ大統領の手は汚さなくても、血にまみれていると
申し上げたい。

米国の軍事とは国家を賭けた産業である。

[ 2015/01/07 09:19 ] [ 編集 ]
メデイア報道のサキ報道官の記事は捏造くさい
どうやら、サキ報道官の記事は捏造くさいようです。

2005年の"小泉談話"は、第一次安倍政権で継承済みであるが、
メデイアの物忘れか、まあ、嘘つきは誰かと言うことになる。
日比野庵 本館さんには、メデイアの抄録がついているが、
いずれも両談話の継承とは、胸糞が悪くなる。

【2chの反応】これが捏造報道だ!!!(一部略) みせかける捏造報道きたあぁぁ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!
2015/1/7 00:11
http://bakankoku.com/archives/1017084032.html


日比野庵 本館
安倍談話を攻撃する者たち
<< ? 作成日時 : 2015/01/07 10:00
http://kotobukibune.at.webry.info/201501/article_7.html

つまり、日本政府は村山・河野談話で謝罪済みであり、新たな談話について注文することはなく、
アメリカは対話を通じた解決の手助けをする、というスタンス。
[ 2015/01/07 10:05 ] [ 編集 ]
【米国民主党政権の米国国務省の正体】
【米国民主党政権の米国国務省の正体】
@帰化未帰化在カナダ韓国人の紹介で
・オバマの弟は、共産シナ朝鮮族女と結婚し共産シナ人民軍朝鮮族部隊管理下で共産シナ広東省深セン市において焼肉店10数店経営
・オバマの妹は、帰化在カナダ共産シナ朝鮮族男と結婚
・金のために本妻と離婚しケッチャップ会社未亡人と再婚したケリーは、共産シナ朝鮮族女児を養女
@ベトナム戦争中に韓国軍と一緒になってベトナム人女子をレイプ・強姦・ライタイハンなど強制妊娠させまくったと同時にベトナム人男女を虐殺しまくったケリーとアーミテージとケヴィン・メア
@ポーランド人苗字の短縮形Psakiを使用しPsakiをサキと発音させて自らがポーランド系米国ユダヤ人であることを隠蔽しまくる現国務省報道官サキ(女)
@先祖がロシア・ユダヤ人Nowaja Semlja→デンマーク・ユダヤ人Nyland→米国ユダヤ人Nulandと2回背乗りしたロシア系米国ユダヤ人の前国務省報道官ヌランドNuland(女)
@ドイツ系米国ユダヤ人なりすまし(=ドイツ系米国ユダヤ人へ背乗りした)チェコ系米国ユダヤ人のオルブライトMadeleine Korbel ALBRIGHT(チェコ語本名Marie Jana KORBELOVÁ)(女)
@ドイツ系米国ユダヤ人なりすまし(=ドイツ系米国ユダヤ人へ背乗りした)ポーランド系米国ユダヤ人の元国務長官キッシンジャーHennry Alfred KISSINGER(ドイツ語背乗り名ハインツ・アルフレート・キッシンガーHeinz Alfred KISSINGER、ポーランド語本名アルフレート・オムスクAlfred OMSK)(男)
@ハンガリー系米国ユダヤ人のジョゼフ・ナイJoseph Samuel Nye, Jr.(ハンガリー語本名ナジ・ヨーゼフNAGY, Josef←ハンガリー語は、日本語と同じく、人名について苗字を先に書きます)(男)
[ 2015/01/07 10:05 ] [ 編集 ]
臥薪嘗胆
こんな言葉が国民の合言葉のように成った時代がありました。

戦後70年。
戦後が敗戦国、占領軍の施政から始まった戦後だけに長い間、日本に主体性はありませんでしたし、日本が復権してからも憲法をはじめ日本の隅々まで非独立国という実態が今に至るまで残っています。

悲しいかな、そんな戦後体勢を守旧する反日さよく、在日という異常者たちがこれもまた国内に多数いて日本が本当の独立国になるのを阻んでいます。

まず日本の反日さよくメディアを撃破すること。
それと同時に中国や韓国と対峙すること。
然る後、本格的に米国と向き合うという手順になるのではないかと思います。

では今どの段階かといえば、当然日本国内で日本を毀損し続けている反日勢力と戦っているとう段階でしょう。

[ 2015/01/07 12:12 ] [ 編集 ]
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[ 2015/01/07 13:06 ] [ 編集 ]
独立への臥薪嘗胆
米国は今の日本の大切な同盟国であることは間違いありません。また、70年前戦争した国である事も間違えありません。

在日米軍基地から最も近い国の首都は中国の北京でもなく北朝鮮の平壌でもありません。東京です。

大切な同盟国ですが敵になったら日本は簡単に潰されます、今の時代はまだ。

上記のタイトルではありませんが、今世紀の恐らく日本は臥薪嘗胆の世紀でしょう。本当の独立が出来る日の為にに、核武装も出来る日のために、将来の日本人のために自らの出来る事を懸命にしてゆきたいものです。
[ 2015/01/07 15:18 ] [ 編集 ]
深く共感
いつも、気持ちの良いブログをありがとうございます。
深く共感致しました。
結局、国民の意識が変わるのが先で、後に政府。
自虐卒業歴1年ほどの私など、肩身の狭い思いです。
[ 2015/01/07 17:35 ] [ 編集 ]
アメリカとの関係の再構築
アメリカの多民族国家としての位置付けは自由の名の元にある。あらゆる民族に個人があり、それが総体的に繋がるのは宗教的要因と人種におけるアイデンティティーとも云える。
ヒスパニックの台頭もあり、選挙の意味合いも少しずつ変わり続けている。今のアメリカ民主党が共和党との議論の中で移民政策をどう扱うかで揉めてはいるが民主党の後押しが単にリベラルという枠組みではなくこの多民族国家の勢いを借りている事を感じずにはいられない。これから変容されたアメリカを理解できるのかが今後の日本には重要になってくるのではないか。

数年後に中国のGDPがアメリカを抜くと言われているが、それに伴い軍事費だけではなくアメリカへの新型ミサイルへの脅威も確実なものへとなってきている。韓国については特に国防省レベルでは中国への属国化として懸念している状況もあるようだが、この中国の覇権主義を止める為にアメリカは刺激する事を避けているのではないか。アメリカの好景気の兆しの妨げになる懸念もあるかもしれないが今は中国と揉め事を起こしたくないのが談話についての圧力なのではと思う。それでガバナンス出来るほど中国共産党の欲張りは止まる事はないだろうが。
安倍内閣が語る積極的平和主義をアメリカは信頼しきりてないとも言える。度々、政権が変わり総理も変わっていった事が不信感を抱かせ中韓ロビーのおける日本の右傾化が新しい談話と結びつき、この騒ぎで安倍政権の短命との見方が強まっているのではないかというのもあるかもしれない。 アメリカは日本についてあまり関心がないのもある、要するに知日派がいないのだ。ケリー国務長官の話もあったがかなり偏見な見方もあると感じる。
この溝は自民、民主共に小泉政権後の日米同盟の空白によるものともいえる。外交をやってきたという主張よりも相手は振りとしか見てなかった訳だ。そしてアメリカは中国との付き合いを優先している。この点をふまえて新しい談話だけではなく、安倍政権がどう日米同盟を再構築し信頼たり得るものになるのか選挙結果も充分にアメリカに理解を深めたい所ではある。
[ 2015/01/08 00:01 ] [ 編集 ]
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