私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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憲法改正議論における「広告塔」の不在

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 人間誰しも個人的な主義主張を持つものだが、例えそれまで好意的に捉えていた対象であっても、主義主張の相違に気付いた瞬間、その対象を極めてネガティブに捉え始めるという習性を持つように思う。サザンオールスターズという、いわば国民的ミュージシャンが、年末年始にかけて、政治的主張をあらわにしたパフォーマンスを展開したことに対し、彼等のファンの一部が批判に回り始めている。サザンおよび桑田氏本人は、批判は織り込み済みなのだろうが、桑田氏の天皇陛下の物まねパフォ-マンスに、彼等のファンであるか否かは別としても、嫌悪感を感ずる人は少なくないだろう。

 とかく芸能界にはリベラル派・左翼が多い。昨年亡くなった菅原文太さんは脱原発運動の急先鋒だったし、吉永小百合さんは憲法9条至上主義者。他にも坂本龍一、宮崎駿、山田洋次らは比較的知られた左翼・リベラルであるし、特定秘密保護法は、それに対する反対者を多く賛同させ、芸能人の政治思想をはかるリトマス試験紙のような役目を果たした。

 昨年10月1日、「憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク | 美しい日本の憲法をつくる国民の会」が発足した。共同代表にジャーナリストの櫻井よしこ氏、田久保忠衛杏林大学名誉教授、三好達日本会議会長が就き、代表発起人には青山繁晴氏、小川榮太郎氏、佐々淳行氏、すぎやまこういち氏、中西輝政氏、長谷川三千子氏、百田尚樹氏らが名を連ねる。それなりにという以上に、錚々たる顔ぶれだ。

「憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク | 美しい日本の憲法をつくる国民の会」

 しかしながら、例え錚々たるメンバーを擁し、活動を開始しているとはいえ、この運動が広がりを見せているとは言い難い。ひとつには、日本のマスメディアの大勢を占める左側のマスコミが彼らの運動を取り上げないため、周知が行き届かないという理由があるだろう。もうひとつの理由は、広告塔の不在だ。

 「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の代表発起人は、錚々たる顔ぶれではあるものの、学者をはじめとする正統派が多い。憲法問題を進んで勉強する層には、彼等は大きな影響力を持つ。しかし、憲法改正を実現する中で必要なのは、憲法問題に馴染みのない層の開拓だ。発起人の中で、一般大衆に比較的馴染みやすい存在だと思われるのは、作家の百田尚樹氏、相撲解説者の舞の海秀平氏ぐらいだろう。リーチが足りないと言わざるを得ない。サッカーで言えば、中央の攻撃には滅法強いが、サイド攻撃が手薄なのだ。

 現行憲法の改正を是としようと、その憲法の破棄を是としようと、同じ「自主憲法制定」という悲願を持つ者にとって、その悲願を達成するために支配すべきは、理論は勿論のこと、今まで憲法のことなど考えてこなかった層(政治でいえば無党派層)に考えを波及させることができる空間なのだと思う。空間という言葉が足りないのなら、「広がり」と言っても良いかもしれない。その広がりを、サヨクは持っているが、自主憲法制定派にはない。

 護憲派がメディアや芸能人を使って、広く支持層を得ようとしている以上、改憲派にも対抗手段が必要だ。憲法改正においては、政治家は発議が仕事であり、その是非を最終的に決めるのは国民である。9条一つをとってみても、現状のままでは、改正が発議されても国民に跳ね返される可能性が比較的高いように思う。しかるに、改憲派にとっての広告塔の必要が、今まで以上に必要とされているのだと思う。


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[ 2015/01/04 13:07 ] 政治 | TB(0) | CM(7)
No title
>自民党総裁の任期を「3期9年」まで延長すべきだとの声が安倍晋三首相の周辺を中心に党内で浮上

安倍さんはやはり憲法改正(または新憲法制定)を自分の手でやりとげようとしているようですね。
[ 2015/01/04 14:57 ] [ 編集 ]
憲法改正議論においては、今現在最大の広告塔が、安倍総理本人という状況です。

先の衆院選では、アベノミクスだけではなく、憲法改正や安全保障の分野においても
現政権の継続を支持する保守層が多かったと思います。
現政権が交代することへの恐怖から、小選挙区も比例も自民と積極的に書きに行った人も結構いたのですよ。

憲法改正によって、言論の自由が失われ戦争が今にも始まるかのような錯覚を払拭するためには、周到な準備と継続が必要です。しくじれば、絶対途中で潰されます。
現状の憲法で何の不足があるのか、優先順位はそれじゃない、と一般人は考えます。
というか、憲法など考えもしない国民が大多数を占めています。

職場で、家庭で、日本国憲法の是非を語ったことのある人は、かなり問題意識のある人で、少数派か何らかの活動をされている方に限定されるのではないでしょうか。

このような現状下で、憲法改正を無党派層に理解してもらうには、左翼が陽の目をみるようになったのと同様の時間と政治の継続が必要だと思います。
政治は政治家がやってくれると思っている国民性なので、自分の生活に余り影響が無いと理解されれば、案外事が動くかも知れません。
景気対策を始めとした一連の政策の一環としてソフトに改憲も議論に載せるのが良いのではないでしょうか。
[ 2015/01/04 15:05 ] [ 編集 ]
静岡県に採用された地方公務員で現在は静岡県立清水東高校で政治経済を教え、授業では反安倍、反自民批判する地方公務員法で禁止されてる思想教育し、日教組に加入にしてる教師tommyを教育から追放しよう!
授業(勤務時間中)で反安倍の政治活動してる犯罪者tommyのブログ
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/news4plusd/1420339175/
[ 2015/01/04 18:23 ] [ 編集 ]
オールを任せない
何故か芸能界とその周辺にはサヨク的嗜好の有名人が多そうですが、管理人様の挙げられた代表的人物達は、ある程度の有利な、もうここまで来たら潰されないであろう立場を築いてから自己の思想発信をしている様に思います。
立場上の”機が熟す”まで思想を露わに出来ないものなのか、確立される時を待ってそのように仕向けるナニカがあるのか分かりませんが、津川雅彦氏が仰る様に左系が生き易い芸能界でこうなら、保守的思考の芸能人はとても「広告塔」にはなれない気が致します。
それと、日本の保守系が「広告塔」を欲しない傾向が有るのではないでしょうか。もっと云えば「広告塔」を軽視している様な?

大阪に山口采希(あやき)さんという平成3年生れのお嬢さんがいらっしゃいます。
路上歌手だったり神社で歌奉納したりで、日本の歴史に啓発された歌を歌って居られるのだそうです。
とても元気な歌い方で、明治天皇の御製や五箇条のご誓文を、教育勅語の教えを、子供向けに「ありがとう じえいたいさん」を、そして四枚目のCDでは拉致問題を取り上げる(拉致、という言葉は無いのですが)姿勢の人です。

忌野清志郎氏が「君が代」を歌った時には好意的に毎日新聞が取り上げていましたが、世間的に未だ名の無い山口采希さんを好意的にマスコミが取り上げる事があるとも思えません。
日本のマスコミとはそういうモノと思うしか無いのでしょう。

最強のお上品爆弾・櫻井よしこ氏と品格と叡智の地雷原・中山恭子先生のお二人に頑張って戴きましょう!
関係有るような無い様な個人的想いですが
中島みゆき氏の「宙船」(そらふね)の最後のフレーズが好きです。
 <おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールを任せるな>
[ 2015/01/05 01:25 ] [ 編集 ]
左翼活動家の表の顔と裏の顔
左翼には表の顔と裏の顔がある。政治家等だけではない。

表の顔は、一般市民・芸能人・文化人・主婦・学生などだが、裏の顔は専ら活動家というのが多い。

俳優の津川雅彦さんは「芸能界は左翼が多い」と暴露したことがある。

宮崎駿は東映入社初期に労組闘争の活動家だったし、坂本龍一は現在進行形で反原発活動を行っている。

創価学会員も多く存在している。芸能界全てが左翼しかいないわけではないが、やはり全体的には左ががっているのは事実だろう。

サザン桑田氏が政治主張を込めた歌を披露したのはこれが初らしいが、左翼活動家にもミュージシャンは多く存在していることから珍しいわけではないにせよ、やはりネームバリューからいえば影響力が大きいだろう。

桑田氏は紫綬勲章を昨年秋に受賞しているが、紫綬勲章をネタにして公衆の前で天皇陛下を侮辱するようなパフォーマンスを行ったのならば、紫綬勲章は即刻返還すべきだろう。

桑田氏も含め、左翼はやたらと安倍首相をヒトラーやナチスになぞらえることが多い。

ヨーロッパ諸国ではたとえ政治家であっても批判する際にヒトラーやナチスになぞらえることはかなり慎重にならなければいけないが、彼らにはそんな自覚もない。

ここは日本だからといえばそれまでだが、それでも彼らの品性を疑いたくなる。


そして、保守派も活動団体を立ち上げたことは評価をする。いつの世も国を先導するのはリーダーたる知識人たちだ。彼らがいなければ国家の統治、国民の統一はできない。

しかしながら、ある程度の知識人ならば国家観などを持つ者は多いが、大衆は経済等の目先の利益にとらわれがちである。

その大衆を取り込むのが保守派はあまり上手くない感じがする。

固定層だけではなく無党派層も取り込まなければ、改憲等を成し遂げることができない現実保守派も知らなければならない。

大衆にはいまだにメディアが幅を利かせており、少子高齢化も相まって特に有権者の割合が高い高齢層にはネット言論はあまり浸透していないだろう。

左派勢力は口当たりの良い言葉、大衆受けしやすい言葉・政策等で大衆を取り込むのに成功している。

また、保守派が大衆に危険な印象を持たれるのはダメだ。
正直左派にとって、保守派は眼中にはない。彼らは勢力を伸ばすために大衆を取り込むことに力を注いでいる。

大衆が理解を示さない事にいらだつ気持ちは理解できるが、急いては事を損じる。長期戦になるのは覚悟すべきだ。

賢さ(謙虚さ)と力強さを兼ね備えた保守派になるべきであろう。

ポピュリズムに迎合するのは危険ではあるが、保守派もこういった左派の手段に学んでみるのも一考であるかとは思う。

[ 2015/01/05 01:34 ] [ 編集 ]
広告塔をぜひ育てましょう!
広告塔が必要という問題意識は、激しく賛成です。

次の選挙で、保守票を伸ばすには、是非必要。

同時に、裏返しの課題である、どうして広告塔が育っていないのかということも考えるべきだと思います。

広告塔というのは、衆目を集め、聴衆に闊達な議論を巻き起こし、場合によっては物議を醸し、それによって人々に問題意識を租借・吸収させていく大きく成長させていくものだと私は思います。

この過程においては、個別の意見に食い違いが出るのはむしろ当然なことで、そこを傾聴し、議論を高めていく姿勢も、非常に重要であると思います。

換言すれば、保守系論者に、フトコロの深さ、寛容さが求められていると私は思っています。

誤解を恐れずに言えば、保守系支持者の多くは、「無責任な左翼系論者への批判姿勢、ややもすれば攻撃的姿勢
」が高じて、保守どうしでの意見の違いにも容赦なく攻撃してしまうように私には見えます。
寛容さが小ささが、裾野の広がりを妨げているのではないかと。

保守の広告塔として立ててよい人物すら、保守論者自身でつぶしてしまうことになってしまうのではないかと、私は危惧します。

元々、日本の保守思想は、日本古来の「道徳に基づく社会規範、滅私奉公、独立自尊、責任感」を美徳とし、一本スジを通す個人の集合で達成される安寧な社会を目指す。いきおい、これに沿わぬ、あるいは、これに沿えぬ人々に厳しい言い方になるのは、ある意味、仕方がないともいえる。

一方、我らの対極にある共産思想は、そのような人々を愚民・家畜として支配し、独裁を進める制度なので、実体を隠しながら甘言詭弁で欺き誘うことには非常に長けている。

芸能人の多くが左巻きになる理由は、芸能界が朝鮮人に牛耳られているからばかりではなく、堅苦しい枠を無視しようと、自由に(というか、無責任な)表現を呑み込むかのような、「見せかけの寛容さ」にはまっているだけと思います。

彼らのみならず、彼らのファンも、そのしくみに気づかず、再生産されていく。

彼らを目覚めさせ、気づかせ、自らの甘えの行く末を直視させ、危惧させることが必要。

例えば、yasu様が先日このブログに寄せられたコメント「”共産主義こそ民主主義とは並立し得ない”という歴然とした事実。 まともな選挙もできない民主主義なんてどこにある?」などは、直接的で、最もわかりやすい、とてもよい事例と思います。

こういうことを、”一般の人にとっつきやすい形で、穏やかに、しかし、切実に投げかける”ことができる広告塔が、ぜひ必要だと思います(yasu様の文言がそうでないと言ってるわけではないですよ。どうかご寛容に。)

桜井よしこさんもいいですが、たとえば、そこまで言って委員会の辛坊治郎さんや山口もえさん、あるいは、ヤンキー先生こと義家ひろゆきさんなんて、いいキャラだと私は思うんですけどねぇ。
橋下徹は、まぁ、惜しかったなぁ。
と、思います。
[ 2015/01/05 02:46 ] [ 編集 ]
反日さよくメディア解体の年
「憲法改正」という所謂天王山に至る以前に出城、「集団的自衛権」でさえ反日さよくメディアを含む憲法九条護憲派の大反発、妨害工作で一般日本国民が洗脳され、意識調査でもよく分るような結果が出ています。

これは当然、改憲政党である自民党の改憲への進め方にも影響を与えますし、正しく「憲法改正」が国民に伝わりません。

そこで必要なのは自民党自体の発信力もありますが、左傾政党の声ばかりが国民に伝わる現状ではなく、そこに必要なのが発信力のある、言い方の一つとして保守広告塔とも言える人物と政党としての真性保守政党であり、その声も当然広く国民に伝わるべきものだと思いますし、それこそ公平、公正と言えるでしょう。

故に

「待望真性保守政党」

遅かれ早かれ自民党の右側に真性保守政党は必要で、この度その萌芽ともいえる「次世代の党」が萎れてしまった。
そこにおいてどうも再建が上手く言っていないようで、そもそも敗戦の弁が他の野党も同様の立場であるのに「急な選挙で時間がなかった」では説得力が無く、それ以上に衆議院選敗北の分析が正確に出来ないでしょう。
表立っての敗戦の弁として述べているだけならまだしも本心でそう思っているとしたら、間違った敗戦分析からまた組み立てるということになってしまうのでしょう。

http://www.sankei.com/politics/news/141214/plt1412140222-n1.html

http://www.sankei.com/politics/news/150104/plt1501040012-n1.html

ある意味、今の「次世代の党」には理想主義と硬直化した思考、客観性の無さ、戦略の無さがこういう結果を出したように思えます。

「次世代の党」の掲げていることのほとんどは正論であり、本来目指すものでしょうが今現在の一般の日本人がどういう思考なのか、その意識の揺らぎはどうなのかと考えると一時的人気が出たとしてもそれを持続性のあるものと捉えると誤解するということでしょう。

そして、最初に書いたように「自民党の右側に真性保守政党が必要」なのは変わらず、あの次世代の党の「慰安婦国会質問」が「慰安婦問題」に風穴を開けたともいえる大きな仕事をしたわけで、まさにその評価は後まで残るものだと思います。
しかし、必要なのは「次世代の党」に拘ることではなく「戦略を持って一般日本国民を説得出来る真性保守政党」であるのではないかと思います。。

http://www.sankei.com/politics/news/141221/plt1412210008-n1.html


[ 2015/01/05 12:20 ] [ 編集 ]
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