私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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天長節によせて

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 何故故に、朝日新聞の慰安婦報道の検証に携わった第三者委員会の報告を、よりにもよって天長節の前日に行わなければならないのか。私もこの報告を待っていた一人だけれど、なにもこのイシューを御目出度い日の朝刊にぶつけてくるようなタイミングのはかり方をしなくても良いではないか。ちょっと腹が立った。

 天皇陛下は今日、81歳の誕生日を迎えられた。産経新聞のウエブサイトに掲載されたご会見の全文を読むと、この1年で印象深かった出来事として、赤崎、天野、中村3博士のノーベル賞受賞を冒頭にあげられたものの、その後は広島の土砂災害、御嶽山噴火、長野県北部の地震災害、多雪地帯での雪害を詳しく取り上げられた。御心が常に国民の安穏に向けられていることが手に取るようにわかる。

 陛下は、「先の戦争では300万を超す多くの人が亡くなりました。その人々の死を無にすることがないよう、常により良い日本をつくる努力を続けることが、残された私どもに課された義務であり、後に来る時代への責任である」と語られている。既に様々な文献で示されている通り、政治家も軍もメディアも戦争一色となった大東亜戦争突入の前、そのことを最も憂慮されたのが昭和天皇だった。だが、米国をはじめとする戦勝国は、日本人を戦争に駆り立てたのが天皇と神道だと決めつけ、占領後、徹底的にその伝統文化の破壊を敢行した。

 私たちの戦後対日政策には、神道と「天皇制」は本質的に戦争を創りだすものであるという考え方が組み込まれている。(中略)
 私たちは国家神道を廃止し、神社や神官に対する国費の支出を禁じた。私たちは、日本の歴史、道徳、地理から「軍国的」神話を、「祓い清める」までは、学校で教えてはならないと命じた。私たちは、全国に若いアメリカン人チームを派遣して、学校の教室に飾られている天皇の肖像、写真、博物館などにある神道関係の遺物は見つけしだい押収させ、天皇の政治権力を否定する新憲法草案の検討を始めた。そして、ついに天皇は私たちの「指導」に従って、次のような声明を出した。

(昭和天皇の「人間宣言」)

 アメリカの新聞は、この宣言を「神格の放棄」であり、日本人固有の戦闘的性格を矯正する第一歩であるとして歓迎した。


(ヘレン・ミアーズ「アメリカの鏡・日本」より

 また、ヘレン・ミアーズは、「伝統の力が強ければ強いほど、国家存亡のときには、戦争計画への国民統合に利用される」とし、「私たち(米国)は民主主義とキリスト教の名のもとに戦った」とした上で、こう書いている。

 「天皇制」と神道が本来、戦争を内包しているのに対して、民主主義とキリスト教は本来、平和であると私たちは主張する。日本の学童が天皇の肖像に最敬礼をしたのは、アメリカの学童が「国旗に忠誠を誓う」のと同じ国民的儀礼だが、私たちはそれを見ようとしない。


 ミアーズのこの一文は、日本の社民党や共産党、戦後の進歩陣営、支那や朝鮮らが、こぞって日の丸と君が代、ご皇室に戦争責任を押し付けようとするのと比較すれば、遥かに的を得た分析だといえる。中共や朝鮮には歴史も伝統もないから、この感覚がない。よしんばあっても、それを理解しようとしない。

 日本を占領した聯合国、とりわけ米国人は、天皇が本当に日本人にとっての絶対神だと思っていたらしい。きわめて浅はかな解釈だが、渡部昇一先生がこの解釈を一蹴している。

 天皇が神だというのは、西洋のゴッドと同じだろうと解釈したから、GHQは天皇に人間宣言をさせたんですよ。でも、日本の神はそうじゃない。集団の一番上という意味なんです。
 体の一番上は「髪(かみ)」ですね。それに、昔の大家族で下男下女がいるところでは、奥さんが「おかみさん」ですよ。下男下女の頭で命令するのが奥さんだから、「おかみさん」。それから一族の頭は「氏神(うじがみ)」です。武蔵国の一番偉いのは「武蔵守(むさしのかみ)」だし、中央官庁では左馬寮の一番偉いのが「佐馬頭(さまのかみ)」。そして、太政大臣は「一の上(かみ)」で天皇は「御上(おかみ)」。だから、神の由来は「おかみさん」と同じなんですよ。



 ご皇室というのは、神聖にして、実は我々の身近な存在なのだと思う。何より、陛下が国民を身近な家族としてお考えになっておられるのだから。

 11月末、大相撲九州場所で優勝を飾った横綱白鵬がインタビューに答え、涙ながらにこう語った。

 「この国の魂と相撲の神様が認めてくれたお陰で、この結果があると思います」
 「明治時代の初期。大久保利通という武士と明治天皇が(相撲という)長く続いた伝統文化を守ってくれたそうです。その中で天皇陛下に感謝したいと思います」


 この涙には布石がある。2010年夏、賭博問題で日本相撲協会が天皇賜杯の表彰を辞退し、涙を流して悲しんだ白鵬に対し、「おねぎらいとお祝い」という天皇陛下の言葉の入った書簡が届けられた。出自が違えど、日本の伝統と文化のなかで生きる者にとって、陛下のお気遣いは、言葉では表わし難いほど格別なものなのだろう。

 今上陛下のお誕生日を心からお祝い申し上げます。

アメリカの鏡・日本
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子々孫々に語りつぎたい日本の歴史
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[ 2014/12/23 11:51 ] 皇室 | TB(0) | CM(6)
ドイツ語で天皇陛下と皇后陛下へ御祝いの御言葉を述べさせていただきます。
ドイツ語で天皇陛下と皇后陛下へ御祝いの御言葉を述べさせていただきます。

Der Kaiser von Japan Akihito und Seine Frau Michiko, hurra!
[ 2014/12/23 12:13 ] [ 編集 ]
Kaiserは留まっておられる
瑠依様からドイツ語で陛下のお誕生日へのご祝辞を頂きましたので、ささやかなエピソードをご紹介したいと思います。


三年前、原発事故で世界中が大騒ぎしている頃、近所に住んでいるお綺麗なピアノの先生にドイツ人の知り合いから、日本を脱出してドイツに来るように誘いがあったそうです。

彼女の場合、両親が長崎でどちらも被曝していることもありまして。そのドイツ人は彼女のご子息がニュールンベルクの音楽院に留学している関係で、ご子息が部屋をお借りてしている大家さんですね。家族ぐるみで付き合いがあるのですが、とにかく彼女の身を大変に心配して、すぐにドイツに来いと。

その時、彼女が何と答えたかというと、「カイザーは東京に留まっておられる」
「おぉーっ!」ってなもんで、ドイツ人の家族はもう二度と彼女に離日を勧めることはなくなったそうです。

ドイツ、オーストリアは第一次大戦に敗れて、帝制は無くなってしまいましたが、Kaiserの言葉にはなお独特な響きがあります。

ヨーロッパの人間とは「話が早い」好例として、ご紹介しました。
[ 2014/12/23 16:57 ] [ 編集 ]
お文庫
昭和大帝も御在所が空襲を受けて、お文庫という手狭なお住まいになっても帝都をお離れにはなりませんでした。
疎開地から両陛下のお姿を拝しておられた当時の皇太子殿下のお心が、レッドバロン様のご報告で改めて恐縮ながら拝察出来る様に思います。

昭憲皇太后様、貞明皇后様、香淳皇后様がそれぞれ背の君を「お上」とお呼びだったご様子ですから「お上」は宮中にながく伝わる天皇陛下への呼称なのだと思います。「上ご一人」の意だと思われます。

御皇室にあっては「お上」(おかみ。)将軍家にあっては「上様」(うえさま)と違いがあるのも、御皇室への民の尊崇の念が伺える事象ではないでしょうか。

それでなくとも日本で言う「神」と西洋の「神」は性質が全く違いますから、戦時の訳者の能力と理解する側の能力は現時点から言えば「バカヤロウー」の一言です。

14日の次世代惨敗の選挙開票報道にガッカリして途中からBS3でロンドン・プロムスの録画放送を見ておりました。最後に英国国歌の前にエルガーの「威風堂々」とそれに続く「ルール・ブリタニア」の合唱があり、その歌詞を初めてみて複雑な思いを抱きました。
<英国よ海原を支配せよ。決して奴隷の身になるな。我々を産んだこの国を心から誇ろう。領土よ広がれ、自由の国>
歌詞の順序は違ったかも知れませんが、この歌を満員の会場と外のスウォンジー(ウェールズ)ハイドパーク(ロンドン)グラスゴー(スコットランド)の広場を埋める人々が大合唱するのです。
各会場に集まった英国人達は英国国旗と何か謂われのある旗を、外国人(日本人も含めて)達はそれぞれの国旗を持ち込んで楽しんで居ました。が、流石にこの合唱の時にはもう一つの広場があるベルファースト(北アイルランド)では静かに整然と座っている風景が映っていました。
ベルファーストの人々を考えなければ、何時の時代をも自国の誇りを大らかに歌える英国の気概を感じ、それにしてもすごい歌だなあ、とちょっと驚き、今でも何処か割り切れない印象なのは私がアジア人故かな?でした。

ルーズベルト大統領が開戦時に述べた言葉をヘレン・ミアーズも書いて居ましたが
「民主主義は包囲されている」
「枢軸国は世界を征服し、奴隷化しようとしている」と演説し、ラジオで放送され全新聞紙の見出しになった。と、そして<膨大な「国防」予算が、議論らしい議論も経ずに議会を通過した。これが日本の議会なら非民主主義社会といわれかねないものに、アメリカ議会は近づいていたのだ。>とありました。
英国米国共に、国民を”警告”する為には奇妙に「奴隷」を持ち出すのだなあ、と感じ入り?ました。本日だけは現在の~奴隷には触れたくありませんが。

何かと妨害の大きい
現天皇陛下の御誕辰日ですが、邪な者達の思惑は全く関係なく、
どうぞお健やかにご長寿をいついつまでもお祝い致したく存じます。
[ 2014/12/23 19:54 ] [ 編集 ]
ドイツ人の日本観
先ず、天皇陛下が無事に天長節をお迎えになったことを寿ぐと共に、天皇皇后両陛下の更なるご長寿を祈念致します。

さて、ハインリヒ・ヒムラーは、当時のドイツ人では恐らく最も親日・知日と言える人物でしたが、我が国のご皇室や天皇の存在を非常に羨ましがっており、神道や武士道やに関心を寄せると共に、ドイツ人(彼らの言葉ではアーリア人種)と大和民族とは同祖であると信じて専門家に色々と調査させた程です。

また、彼の上司であるヒトラーも、ヒムラーに劣らぬ知日派であり、日産自動車の実質的な創業者と言われる鮎川義介氏が訪独してヒトラーと面会した時、こう言われたそうです。

『貴国は我がドイツには工業では決して敵わないでしょう。しかし、そんな我がドイツにも貴国には決して勝てないものが有ります。それが貴国の万世一系の皇統です。これはドイツが何百年掛けても決して実現出来ないのです。大切にせねば駄目ですよ』

当時のドイツ人指導者らにとって、如何に大ドイツ主義を完成させヨーロッパの覇者になるかが最大の課題だった訳であり、殆ど単一民族で単一国家を千年以上続けて来た日本はまさに奇跡の国だったのでしょう。そしてそれを可能にして来たのが万世一系のご皇室であることも見抜いていたのです。

結局、ドイツの千年帝国は呆気無くユダヤとの最終戦争(ヒトラーの主観)に敗れ去りましたが、彼らの、当時の我が国と大和民族への観察眼は、どの国の研究者も及ばない慧眼であり現在もそうであると小生は感じています。
[ 2014/12/23 20:15 ] [ 編集 ]
横綱白鵬関
別件ですが、白鵬関に触れられて居られたのを幸いに思う事を申したく存じます。
心技体備わっての横綱、とは云いながら、日本人横綱でもそれを完備しているとは言えない人も少なくなかった様に思えます。
一方白鵬関は成績は勿論、一人横綱で相撲界を支えてきた時間も申し分無く、多少「心」を指摘する方も居る様ですが、白鵬関の相撲の割合からみたら云われるほどでも無いのでは、と個人的には思います。

ところが、横綱を引退しても白鵬関は親方にはなれないのだそうで、国籍条項がネックだと聞きます。
国技とは言え外国人もお相撲さんになって多くの関取も存在している今、中でも突出した立派な成績と日本人にも負けない相撲道の学びを修めつつある白鵬関が親方に残れないのは、とても理不尽に感じます。
方便として帰化する事は簡単には論じられません。
文武両道に精進してきた人へ、彼自身が望む形で報われる方法がないものか?と思います。
[ 2014/12/23 20:25 ] [ 編集 ]
天皇家と民主主義
ブサヨの常套文句に
「民主主義と天皇制は並立しない」がある。
天皇家を正しく理解していないから
こういう浅薄なセリフを恥ずかしげもなく吐く。
天皇家の存在は2600年以上。
片や民主主義はたかだか数百年。
その重みは比べ物にならない。
しかもその共同体を構成する民の多くが
天皇家を尊崇しているのであれば
民主主義のルールに基づいて共同体の権威として
存在していただくのは何ら矛盾しない。

そもそもブサヨは占領憲法の護憲勢力。
コイツらの言う「天皇制」が民主主義に反するというなら
改憲すべきと主張するはずなのになぜか「守れ」と言う。

付け加えれば、ブサヨが絶対に口を噤むのは
「共産主義こそ民主主義とは並立し得ない」という歴然とした事実。
まともな選挙もできない民主主義なんてどこにある?
香港を見れば支那共産党の「1国2制度」なんぞ
単なる方便だと一目瞭然だ。

[ 2014/12/24 15:25 ] [ 編集 ]
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