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    村上春樹が言う、日本の「戦争加害者としての発想」

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     私は文藝は門外漢だし、好きか嫌いかを論じる以前に、村上春樹の作品を読んだことが無い。興味がないからしょうがないのだが、たまに報道やコラムで開設される村上の世界観を知るにつけ、読む気は殆ど失せてしまう。作家・文学者にも思想信条はあるだろうし、その思想信条が右であれ左であれ、読者を獲得すればそれは、彼等の生業としては勝利である。だが、大江健三郎のように、ノーベル文学賞を受賞していても「どうしようもない左翼」もいるわけで、彼等、世間でいう一流の文学者が国論や日本人論を語る時、それらが常に正しいわけでなく、単なる一つの見方にすぎないのである。

     村上春樹が、毎日新聞のインタビューに答え、彼の戦後歴史観を語っている。

    村上春樹さん:単独インタビュー 「孤絶」超え、理想主義へ (毎日新聞)

     ◇日本の問題は責任回避

     ●終戦も原発事故も

     −−来年は戦後70年。作中で近代日本の戦争を描くこともあった作家は何を思うか。

     直接的な意見を述べるとステートメント(声明)になってしまいます。小説家はステートメントを出すのではなくて、フィクションという形に思いを昇華させ、立ち上げていくものだと思います。ただ、僕は日本の抱える問題に、共通して「自己責任の回避」があると感じます。45年の終戦に関しても2011年の福島第1原発事故に関しても、誰も本当には責任を取っていない。そういう気がするんです。

     例えば、終戦後は結局、誰も悪くないということになってしまった。悪かったのは軍閥で、天皇もいいように利用され、国民もみんなだまされて、ひどい目に遭ったと。犠牲者に、被害者になってしまっています。それでは中国の人も、韓国・朝鮮の人も怒りますよね。日本人には自分たちが加害者でもあったという発想が基本的に希薄だし、その傾向はますます強くなっているように思います。

     原発の問題にしても、誰が加害者であるかということが真剣には追及されていない。もちろん加害者と被害者が入り乱れているということはあるんだけど、このままでいけば「地震と津波が最大の加害者で、あとはみんな被害者だった」みたいなことで収まってしまいかねない。戦争の時と同じように。それが一番心配なことです。(以上、抜粋)


    村上春樹

     このインタビューのキモは、太字にした部分、「日本人には自分たちが加害者でもあったという発想が基本的に希薄だし、その傾向はますます強くなっているように思います」だろう。その結論を導き出すために、村上は、凡例として原発事故と戦争責任を持ち出し、地震が悪い、津波が悪い、戦前の軍閥が悪いという言い訳を基に、誰も責任を取らない日本の「無責任社会構造」をつくり上げている。

     原発事故の件はここでは置くが、「終戦後は誰も悪くないということになってしまった」という彼の着眼は、戦後民主主義信望者の歴史の見方である。これはある意味において正しい。だが、村上春樹の結論は、日本人の戦後の歩み方を的確に捉えているとは思えないのだ。彼は戦後の日本人にも贖罪意識と反省を促し、戦前も悪なら戦後も悪を忘れてはならないという姿勢を示唆する。即ち、村上は、戦前は絶対悪であるという戦後民主主義の基本的思想の枠組みから一歩たりとも出ていない。それを決定づけるのが、「自分たち(日本人)が加害者であった」という断定だ。

     では戦後日本人は、村上の言うように、贖罪意識も持たず、反省もしてこなかったのか?全くの逆である。日本人ほど謝罪し、日本人ほど日本人自身を否定し、聯合国が自分たちの利益のためにつくった窮屈な戦後秩序の中でつつましく生きてきた国民はいない。支那や朝鮮に対する謝罪と賠償の歴史を見れば明らかである。ドイツはナチスに全責任を負わせ、ドイツの戦後を形成してきた。ドイツのような国家形成の道を、日本は取らなかった。自国の歴史も知らず、日本人の生き方を否定することは止めてもらいたい。

     日本が戦争加害者でもあったという発想の希薄化傾向がますます強くなっているという指摘を裏返せば、「日本人よ、贖罪意識を持て。戦争加害者として永遠に生きよ。支那や朝鮮に謝罪し続けろ」という主張と取れなくもない。これこそ、日本の戦後サヨクをリードしてきた、大江健三郎他の「進歩的文化人」の主張に沿うものだ。村上が大江健三郎化してきたのか、或いはもともと大江的なのかは知らない。

     「直接的な意見を述べるとステートメント(声明)になってしまう」というのは、沖縄ノートを書いた大江のような文化人に対する皮肉とも取れる。ただ、言っていることは大江と大差ない。村上が戦後日本人の代表として加害者意識を訴えるのなら、数多いるハルキスト達から募金でも集め、支那や朝鮮に寄付することだ。その他の日本人を巻き込むのは御免である。


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    30 Comments

    共産党と社民党の消滅を望む

    村上春樹

    尖閣騒動の煽りで中国の書店から自分の作品が消えたと嘆く、朝日新聞への寄稿を読んで、
    加害国と被害国との区別もつかぬ村上春樹の幼稚なレベルに驚いた。
    丹念に読むと「騒ぎを煽る政治家や論客」への注意を呼びかけるなど、
    暗に尖閣の国有化を進めた自国を批判している。
    だから中国メディアはこれを歓迎し、全訳まで配信した。
    その直後にノーベル文学賞を逃したのはよかった。

    • 2014/11/05 (Wed) 09:26
    • REPLY

    黒髪

    灰とダイヤモンド

    小説家のフィクションは意図的でそれが何なのかを理解するのが肝心な事なのだが、それ以上に読み手がどう感じていくかまでは収拾する術は持てないものだ。
    村上春樹氏はフィクションとしてと言いながら日本人の戦後確立にステートメントしていく。それは原発までに至る日本社会の責任所在の明確性にまで言及して現実性の高い理解を求めているではないか。坂口安悟の堕落論ではないが、人間業の仕業のように日本人だけが戦争を忘れて新しい時代の先頭を切り開いたとはいえない。
    むしろ戦争に対する変革で発展を期待する気概は中国に有り余り、韓国は何故か先勝国としての歴史観の中で日本と対立を図っている。この差を埋める行為に果たして贖罪する形は戦前への逆行ではないか。
    また肯定否定もどんな立場であっても語れる日本に対して言論の自由を阻む現在の中韓について謝罪ほど利用価値のあるものもない。

    小説家が語る世界は言葉 の世界だ。自己における承認欲求を自己に問い掛け応じる。幻想に生きていけるなら美しい夢も見てられるがそんな嘘のような世界が現実を壊す事もある。
    本当に戦争時に何が起きたのか?それに答える言葉は嘘であってはいけないのだ。

    • 2014/11/05 (Wed) 09:44
    • REPLY

    憂国民

    亡国の人

    村上春樹本当にノ-ベル賞に値する作家なのか、考えれば考えるほど胸糞が悪くなる。
    戦争なんてないほうがいいに決まっている、だれも望みはしない、しかし世界の戦争の歴史を調べればそこには双方に大義があり、さまざまな当事者の事情がある、いずれも勝った側に正義があり負けた側には無かったことは明らかだ。
    日本が負けた戦争だけが普遍的に日本が悪のはずがないではないか。
    かってベトナム戦争のとき、知識人と称する左巻きの作家たちが共産党政権支援のためべ平連を立ち上げ、平和・正義・人権を掲げて一方的にアメリカだけをを非難して反対運動をした、その結果インドシナがどうなったか、人権や自由人道に反しカンボジアでは三百万人と言われる無辜の民が共産主義者のポルポトに殺されてしまったではないか。
    べ平連を積極的に支援した朝日や大江・小田などはこの事実に目をつぶっているばかりか、中共のチベット・ウイグルの武力占領による弾圧にも目をつぶっている。
    しかし日本だけには反省を促し日本人を貶めることにはいまだに積極的である、正に村上春樹はこれら知識人と称する輩と同じ亡国人であろう。

    • 2014/11/05 (Wed) 10:25
    • REPLY

    チワワ

    メディアが嬉しそうに取り上げるものって胡散臭い。
    新刊が出るたび、ノーベル賞発表のたびに必ず取り上げているからやっぱりなって感じです。
    ブログ主と同じく読んだ事はありません。


    • 2014/11/05 (Wed) 11:28
    • REPLY

    NP

    団塊の一つのかたち

    村上春樹が作品上で主に直接的に反日を描くものがあるとは聞きません。
    しかし、日頃の言動で当人の考えは何度も表されています。
    そのうち「反原発スピーチ」にその考え方がよく出ています。

    http://www.geocities.jp/hpcriticism/oc/nm.html

    http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/800/85518.html

    村上春樹の根底にあるものはこのスピーチでも使われている「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」に表れています。

    しかし、このような村上春樹のような人物を見るにつけ、まさに団塊の世代の典型例を見るように思えてきます。

    ここまで支持される作品を作る能力がありながら、歴史認識を含め「自虐史観」に心底まみれてしまうという恐ろしさ。
    まさに日教組教育、社会党全盛時代、全共闘時代、それらの濃縮されたものを全吸収して出来上がった姿の様に思えます。

    そしてそこには大江健三郎の後継者を感じますし、また同じく大きく括っての団塊の世代でもある日本ペンクラブ会長の浅田次郎にも共通しているものを感じます。


    • 2014/11/05 (Wed) 12:11
    • REPLY

    yasu

    GHQの巧妙さ

    村上春樹のように偽善を恥とも思わない連中を見るにつけ
    GHQの占領政策がいかに巧妙であったかを思い知らされる。
    言論統制とセットの公職追放、3Sや日教組など組合へのテコ入れ、
    新聞やラジオ、テレビを家庭や職場、学校などへの
    洗脳装置として普及させ、
    自らの姿を隠してプロパガンダを展開した。
    占領を終えた後もその政策は引き継がれた。
    宣教師の役目を担ったのは、「進歩的文化人」と呼ばれた連中で、
    コイツらは嬉々として占領政策に沿った言論活動を行い、
    自発的に日本人の洗脳を進めた。
    なぜ、そんなことができたかと言えば
    コイツらはいずれも敗戦利得者であり、
    戦後に米国がもたらした価値観が全て。
    日本が戦争に負けたからこそ
    浮かび上がれた者たちばかりだからだ。
    まだ、ネット環境のない日本人は
    コイツらのデマを信じるしかなかった。
    しかし今は違う。自ら1次史料を確かめることができる。
    村上はまだ完全に洗脳されたままか、デマと知りつつ自分の生業に利用しているかのどちらかだろう。

    日本が戦争した相手はアジア各地に植民地を持つ欧米諸国と、
    英米の手先になっていた支那国民党だ。
    日本が「加害者」なら、被害者は欧米と支那国民党ということになる。
    アジア各地が戦場になったのは欧米が出ていかず、
    支那国民党に「アジアの一員」という認識が欠落していたからで、
    日本が支配権を強奪しようとしたからではない。
    無知をさらす自称知識人の村上に明日はない。











































































































































































































































































































































































































    • 2014/11/05 (Wed) 14:26
    • REPLY

    レッドバロン

    阿川陸相の「責任」

    私もブログ主さま同様に村上春樹の小説は一冊も読んだことがありません。「ノルウェーの森」ってビートルズの曲の名前なのでしょう?所謂サブカル系の何とかノベルと云う奴ですかね。これからも読むことはないでしょう。何せ、残り人生が少なくなってきているので。

    とは言え一応は作家として売っている人間が「加害者と被害者」ですか?昔は抑圧者と非抑圧者と言ったものですが。非抑圧者がそう言ってるんだよ、というのが絶対の正義でした。今はそれが流行らないことが判ったので、被害者に変わっただけで。マルクス・レーニン主義の典型的なプロパカンダですね。村上春樹の大学の先輩達もこの論法を多用してました。「スターリン我らが命」なんて歌を唄いながらですね。いや、マジで本当にそういう歌があったのです。

    リベラル左派といっても、せめてご本尊の丸山真男が1946年に東大の法文教室でぶった「超国家主義の論理と心理」の論文くらいを踏まえて議論するなら別ですが、しかし下手な歌手が安手のメロディーをかき鳴らすムード歌謡ならぬムード左派?を相手にしても、時間の無駄でしかありません。

    「一死以て 大罪を謝し奉る」

    1945年8月14日の夜、最後の御前会議を終えた阿南陸軍大臣はかように書き遺して割腹自決を遂げました。介錯を拒み、朝まで苦しみながらの壮絶な最期であったそうです。
    阿南大臣は徹底抗戦を主張しながらも陸相を辞任せず、結果として鈴木貫太郎内閣を守り続け、終戦にこぎ着けるのに大なる協力を果たしました。こういうのを腹芸というのか?現実世界においては「正論」を主張する事など、何の役にも立たない場面が往々にしてあります。しかも阿南大臣の死によって終戦に反対する陸軍の強硬派は俄かに力を失って行きました。
    阿南大将自身には開戦への過程や決定を始め、何の責任もありません。、たまたま終戦時に陸軍大臣を拝命しただけの立場でした。

    私たちは阿南大将の「責任」の取り方を含め、もう少し日本人というものを知らなければならないと思います。

    あ、日本人という具体的な存在を知らなくても、「人間」は描けると思っている作家先生のことは、脇に置くことと致しまして。

    • 2014/11/05 (Wed) 15:07
    • REPLY

    レッドバロン

    訂正

    タイトル間違ってました。
    阿川→阿南陸相です。

    謹んで訂正致します。

    • 2014/11/05 (Wed) 15:22
    • REPLY

    素浪人

    文芸ですか…

    春樹のどこが良いんですかね~?荒唐無稽で空想的な話が得意なだけじゃないですかね?その上、この利敵史観。駄目だコリア。

    空想的な小説であれば、小生なら星新一を一押ししますが。こちらの方こそノーベル文学賞に相応しいんじゃないでしょうか。

    トマトスープ

    村上春樹

    私は、割と何でも読みます。
    ノルウェーの森あたりまで、発売と同時に読みました。
    しかし、村上氏が何故ノーベル賞に推されるのかが、謎でした。
    英文を和訳したような作品は、かえって国境をこえて理解されやすいのでしょうか?

    村上春樹がエルサレム賞を受賞したときのスピーチは、かなり政治的な物でした。
    エルサレム市長に表彰されたあと、パレスチナの支持を表明したのです。

    私は別に、イスラエルを支持するものではありませんが、村上を招いた主催者の心境如何ばかりかと案じました。

    他人の感情や厚意に鈍感なのは、此の手の人達に共通する特徴です。
    村上春樹は、天才を気取るかなり痛い人なのです。

    • 2014/11/06 (Thu) 01:00
    • REPLY

    こはる

    人の性

    「英文を和訳したような作品~」
    当にその通りだと思います。外国語に訳し易い文章は出版数が違いますから。
    ノーベル文学者・川端康成氏も似て非なることを言われました。ですが、こちらは「日本の美と情緒を伝える氏の文章は英訳し易い」と。ご本人が最初から、訳し易いことを目的に書いた文章、という意味とは全く違います。
    川端氏は日本の美術・工芸の目利きでいらしたので、収集品の拝見は眼福を戴けます。

    家人がある時期までの村上作品を読んでいましたので聞きましたら、「無国籍風」だと申します。私は犬が出てくると言うので「海辺のカフカ」を何ページか読みましたが、彼の文体を受け付けない体質?でか途中放棄。

    宮崎駿氏にも感じた事ですが、世界的大きな賞候補と煽られると、意識的にこの様な発言が多くなる人も居る様に思いました。

    • 2014/11/06 (Thu) 03:38
    • REPLY

    名無し

    No title

    村上春樹とかいう輩は所詮は角川春樹と村上龍のパクリオヤジですから、一挙一動が浅いのは当たり前でしょうね。
    温室育ちの甘ったれ、命の危機どころか一食を抜いた空腹すら体験したことが無いであろう弛んだ表情が天性の浅さを示しています。こんな奴でも、むしろこんな奴だからこそ薄っぺらいトレンドライターなどやっていられるのでしょう。

    • 2014/11/06 (Thu) 05:32
    • REPLY

    なつこ

    なぜか時代遅れのファッションと思えて

    一度も読もうとしたことの無い村上春樹作品。
    新聞紙上に載る度にその発言に鼻白む思いをしてきた者として。

    私の学生時代、アンアンに一年遅れてノンノが発刊されました。ノンノを見て、ファッションを覚え、ノンノを小脇に抱えて旅に出る若い女性たち。

    「メディアがもちあげる流行作家だけど、相当に売れているらしいよ。村上春樹。ほらほら、テレビで盛んにやってたわよ。発売日を待ちきれずにいた人たちがみんな行列を作って買ってるってよ。流行に乗り遅れるのは嫌だから村上春樹を読もうっと。読んだふりでもいいからともかく買っちゃおう」

    まあ、こうして、日本語で書いて日本語でない目新しさが若い人に受けたのかもですね。なんだ、村上春樹作品は、ノンノだったのかと私なりの納得。

    ともかく、ノーベル賞が視野に入って幾たびか。
    それは、落ち着かないですね。春樹さん。日本人を語りますよ。日本の悪さを語りますよ。何と言っても、ノーベル賞候補の影響力のある世界市民ですから。

    しかし、こんな歴史認識ではアウトでしょ。
    ねぼけた歴史観を朝日、毎日に載せるのも既にプロパガンダを流す役目を担わされているのでしょうが。

    書くよ、書きますよ、だって作家だから求められれば書きますよ。そのかわり反日マスコミには、自作の本が出る度、これでもかというほど、さんざコマーシャルを流して売り込んでくれるから。このウィンウィンの関係が美味しいものですよ。

    こうして日本を叩くことは止められないと、
    ますます時代遅れの左巻き路線をやらかしているのでしょう。
    しかしながら、真の歴史を知ろうともしない人が、
    日本を日本人を語るのはやめてくださいな。

    • 2014/11/06 (Thu) 06:09
    • REPLY

    こはる

    そういえば安酒

    尖閣、竹島の領土問題がクローズアップされた時、たしか
    ”領土問題に感情が入りこむと安酒の酔いに似る”とか”魂の通い道を塞ぐな”とか、コメントしていたのも、この人ですよね。
    「国や人の魂」を偉そうに言える柄か!と思ったものです。

    人伝に聞いた事ですが、村上氏は格式の高い、京都・長岡京の浄土宗総本山西山派光明寺にご縁のある人だとか。
    聞いたときには、嘘でしょう?と思ったのですが・・・ほんとうなのか?未確認です。
    あの光明寺さんは、青葉も紅葉もとても美しいお寺さんで、大好きなんですが(時代劇に使われるようになってからご無沙汰ですけれど)、まあ、お念仏唱えて心を救って戴けるとイイです。


    • 2014/11/06 (Thu) 07:47
    • REPLY

    レッドバロン

    かくも長き不在

    例えばブログ主様が敬愛する江藤淳氏が生きおられたら、村上春樹の小説をどのように評価するでありましょうか。

    辻邦生の作品群すら「星菫小説」と断じた江藤淳氏のことですからね。あな恐ろしや。

    いや、江藤氏は一言も触れないのが正解かな。一言も触れないのが彼の村上作品に対する批評でありましょう。もっと正解なのは江藤淳氏は村上春樹の小説を読むようなハメには陥らなかったということでしょうが。武田泰淳や開高健や三島由紀夫止まりで。そんなモン読むぐらいなら死んだ方がマシということで、もう既に死んでおられますがね。(笑)

    江藤淳氏の文芸時評の最後の文章はこのように結ばれていました。

    All all is gone, old familia face,

    江藤氏の以前には小林秀雄というさらに怖ろしい批評家が存在しておりました。エホバの面を怖れるごとく小林秀雄の「眼」を怖れて、潰れた作家がどれだけいたことか。
    昨今流行りのムード小説家よりも、潰れた作家の方にマトモな資質があったのではないか?と思うのは私だけではない筈。
    小説と同じように批評もまったく駄目になりました。どのような世界においても怖ろしい先達があってこそ、何とかその人に褒めて貰いたいと努力する、その事において、作家も職人もビジネスマンも変わりはないようが気がします。

    • 2014/11/06 (Thu) 13:10
    • REPLY

    naga

    No title

    >「終戦後は誰も悪くないということになってしまった」という彼の着眼は、戦後民主主義信望者の歴史の見方である。

    強く同意いたします。

    私は村上春樹の読者で、それこそ一作目の「風の歌を聴け」からあえて順番に読み続けていますし、作品そのものはだいたい好きです。ただし、村上氏の政治観については「所詮は文化人の域を出ていないレベルだ」と考えております。

    村上氏は記事の冒頭にあったように「小説家はステートメントを出すのではなくて、フィクションという形に思いを昇華させ、立ち上げていくものだと思います」を具現化してもらいたいと思っていますし、氏の政治的発言が増えすぎていることについてはずっと危惧しています。
    私は作品のファンではありますが、何があっても絶対に日本人としてノーベル文学賞を受賞してもらいたくない作家だと考えています(笑)

    こんなふうに考えている村上春樹読者&政治志向は保守という人間もいることをお伝えしたくてコメントを書きました。何かの参考になれば幸いです。

    • 2014/11/07 (Fri) 22:49
    • REPLY

    -

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    • 2014/11/07 (Fri) 23:03
    • REPLY

    名無し

    No title

    >naga
    >私は村上春樹の読者で、それこそ一作目の「風の歌を聴け」からあえて順番に読み続けていますし、作品そのものはだいたい好きです。
    >私は作品のファンではあります


    はい、ハルキスト登場w

    • 2014/11/08 (Sat) 05:47
    • REPLY

    こはる

    だから何?

    名無し さま
    作品がお好きで読んでいますが、政治的姿勢に同意している訳では無い、とはっきり書かれて居る人に、何を言いたいわけ?
    貴方が認める作家だけが全世界に認められる訳じゃあないのよ(賞とかタイトル名誉とかじゃあなく)。
    不寛容と不満ブチ撒け表現にしか思えません。

    あちらこちらにぶつかるその性質は貴方の「個性」かも知れませんが、他人に不快感を与える書き込みはもういい加減にして欲しいと、私は思います。

    • 2014/11/09 (Sun) 00:16
    • REPLY

    名無し

    No title

    >こはる
    >何を言いたいわけ?



    村上春樹の愛読者が‘ハルキスト’と呼ばれているので私もそう呼んだだけですが?
    そもそもハルキストでもないアナタがnagaの代弁者を気取って私を罵倒する行為こそ他人に不快感を与えると思うのですが、その点についてはどうお考えでしょうか?

    • 2014/11/09 (Sun) 09:14
    • REPLY

    やす@管理人

    名無しさんへ

    名無しさん、

    もう拙ブログへのコメントを頂かなくても結構です。
    自主的にお引き取りください。

    • 2014/11/09 (Sun) 09:21
    • REPLY

    名無し

    No title

    私は私の勝手で書いているだけなのでお気遣いなくw
    害虫退治は暇つぶし程度に楽しんでいるだけなので、飽きたら別のことをします

    • 2014/11/09 (Sun) 17:03
    • REPLY

    やす@管理人

    名無しさんへ

    > 私は私の勝手で書いているだけなのでお気遣いなくw
    > 害虫退治は暇つぶし程度に楽しんでいるだけなので、飽きたら別のことをします

    私の言っている意味が分かりませんか?
    気遣いなどではありません。
    害虫退治に楽しむところではありませんから、もう出入り戴かなくて結構です。

    • 2014/11/09 (Sun) 17:07
    • REPLY

    名無し

    No title

    いえいえ、あくまで私の暇つぶしの一環として行っているだけですので、他人のアナタに偉そうに口出しされる筋合いはありませんから。
    来訪者にコメントを書かれるのがウザいのであれば、最初からブログなどせずにチラシの裏に怪文書を書き散らしてそれで満足していればよかったのではないでしょうか。害虫を駆除せず放置する行為はアナタにとっては満足なのでしょうが、日本を愛する保守にとっては迷惑以外の何物でもありませんので。

    • 2014/11/10 (Mon) 19:20
    • REPLY

    こはる

    無礼の極み

    名無し 様
    いい加減にして下さい、と書いたのは私ですから横から申し上げても余計ではないと思いますが

    >日本を愛する保守 
    は少なくとも貴方の様な言動は決して致しません。

    今までも ジャップ だの 腐れヤマト だのと醜悪な言葉遣いで日本人を書いていましたけれど、全く南鮮人が喜びそう穢らわしい言葉が多くて疑問に思ってきました。
    日本人の信じる「言霊」をどうしても理解出来ないのですね。

    管理人様が貴方をここまで放置してきた事にむしろ感謝するべきです。
    何人もの人に不快で野卑なコメントを多く書いてきたのは貴方自身です。ご自分のコメントを恥じない事に、驚きです。

    何よりも、ここは管理人様のお座敷。持ち主の領域に入りこんで、この無礼はまるでチンピラそのもの。
    無礼にも程があります。

    • 2014/11/10 (Mon) 19:49
    • REPLY

    いずみ

    政治的ナショナリズムはマイナス要素でしかないのを気付かれてないのでは?

    • 2015/03/20 (Fri) 05:11
    • REPLY

    落地根生

    恩讐の彼方

    村上春樹論から外れ論調が感情的になり残念。日本が清国の衰退、西欧列国に蹂躙される様に危機を感じ、見事短期間に近代化を果たし列強の一員に加わった。王道を採るか、覇道を選ぶかの分岐点で結局日本は東洋に覇権を求め盟主たらんと欲したのです。欧米列強の植民地政策が責められず、何故日本ばかりが謝罪を求められ続けられるのか?反省の首相談話を引き継ぎ、戦犯を人身御供として出した、ODAや無償援助でどれだけアジアを助けたか!70年前、じいさん、曾祖父時代の事をいつまでもごちゃごちゃと。お腹立ちごもっとも、鬱憤溜まります。今中国台頭の脅威を日本人が感じているとすれば、正に戦前中国人が感じた大日本帝国の恐ろしさの裏返しなのです。近代百五十年間の屈辱から中国が学んだのは『力』こそ国家の源泉だと言う確信です。戦前の日本を彷彿させます。さて、アメリカの押し付けでも何でもアジアで最も民主的な日本は中国に覇権の愚を身をもって説く一番の適役だと思うのですが。
    自由に論争出来る今の日本が健在で有り続けますように。

    • 2015/05/07 (Thu) 12:16
    • REPLY

    矢嶋博士・日刊短歌

    貧相論

    目ェが小さく、額が狭く、口元が緩い。
    村上春樹のすっぴんの顔は見られたモノぢゃあない。そこらへんにうろついている中年の平均値をしている。ちょっと可哀想なほどにもな←ウィキペディアで村上春樹の画像参照。

    本人もそれが気になってしようがない。
    ので、例の朝日新聞一面デカデカに載った「安酒に酔っ払ったような」安酒居酒屋形容使いモノの寄稿には、ワザワザ大金払ってプロの御用達カメラマンに撮らせた写真を添える!というコトをしている。イヂましいヤツではありませんか、笑ってしまうぞ、「ノーベル賞が欲しくて欲しくてたまらない」この貧相がノーベル賞もらったタソガレにメディアにバラ撒くために大量にプリントしたものの、今や持ちグサレ状である……カワイソー。

    このカメラマンだが、二字の名前、貧相の高橋源一郎などもご愛用である。

     ナントカ充

    だったか?。朝日新聞に載る貧相の寄稿者の写真のクレジット見てください。このようなカメラマンの名前いちいち覚えてられないので。

    矢嶋博士・日刊短歌

    やらせ写真術

    なお、当ブログ記事の村上某のカラーおシャシンですが、だれが撮ったモノやら。
    カルトチックなライティング、お涙チャウダイふう手の揉みグアイなど、ほとんど、

     やらせ

    の領域に踏み込んだモノ。哀れなもんやがな~(*^_^*)/アッパレ。

    (名前空欄)

    GHQに洗脳された日本人

    天皇を認めない大江健三郎にアメリカが裏から手を回してノーベル賞を与えたんでしょうね。そうすれば、日本人の考えが変わってくると・・・・・。
    GHQは、日教組、労組、放送業界とあらゆるところに裏からテコ入れして左翼思想を展開してきた。

    だから、昔は、大江にノーベル賞を与えるメリットがあったんだろうけど、今日に至っては、その必要もないから、低レベルの小説家がノーベル賞をもらえるわけがない。

    しかし、村上春樹が本当に日本人なのか甚だ疑問だ。
    こういう輩は、北朝鮮でもどこでもいいから、日本から出て行ってもらいたい。

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