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朝日新聞 慰安婦報道検証 ~ 2002年の拉致報道検証との見事で邪悪な一致

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 朝日新聞の8月5日、6日の記事が大不評だ。当然である。朝日新聞は誤報に関しては謝罪していないし、捏造という指摘に対しては真っ向否定している。この問題については今後もしつこく書くが、今日は別な角度から、この新聞の不誠実さを「検証」してみる。題材は、朝日新聞が2002年12月に掲載した、「『北朝鮮拉致報道』 四半世紀の家族の願い 朝日新聞はどう伝えたか」という「検証記事」だ。

 まず、相次ぐ失踪者の謎を最初に拉致として記事にしたのは、産経新聞の1980年1月7日の1面トップ「アベック3組ナゾの蒸発」で、ここで初めて、半疑問形ながら、「外国情報機関が関与?」と書いた。それまでは、失踪者は拉致ではなく、「密出国」と見做されていたのだ。ところが朝日は、2002年12月の検証記事においてこう書く。

 77年11月10日の朝日新聞社会面トップに、こんな見出しの記事が載った。
「三鷹市役所の警備員 工作船で北朝鮮へ 懐柔?日本人では初 能登半島から密出国」
 筆者は、当時社会部で警備員久米裕さん(当時52)が、都内の男によって北朝鮮に送りだされたことを伝えた。
 日本人が北朝鮮に最初に連れ去られたことを全国に伝える、おそらく初めての記事だった。


 この文章を読めば、拉致問題を最初に報道したのは朝日新聞だと、読者は勘違いをしてしまう。「密出国」と書きながら、「拉致を報ずる初めての記事」だ。朝日は、よりにもよって検証記事で、産経の手柄を見事に横取りしたのだ。

 朝日の拉致問題報道の検証では、朝日がこのイシューに対して如何に積極的だったかということが明らかになって行く。笑ってしまうのは、次の文章だ。

 証言内容の裏付けが取れない状況で、日々の出来事をその日のうちに記事にするためには、事実関係を押さえつつ、確かな情報だけを客観的に書くしかない。記者が表現を選び慎重に書いたことが、紙面の抑制的な扱いにつながったともいえる。
 家族会の全国集会や代表者が首相と面会した時などの際、記事が目立たないこともあった。
 当時、支援団体には「拉致問題解決のため、北朝鮮に強い態度で臨むべきだ」として、外務省や一部政治家を「拉致問題より、日朝国交正常化やコメ支援を優先している」と批判する声が強かった。批判対象には、朝日の論調も含まれていた。
 集会で、参加者の一部から「朝日出てこい」と怒声があがることもあった。


 拉致被害者の方にとっては真剣な問題だから、「笑ってしまう」というのは失礼かもしれない。私が笑ってしまうのは、朝日の報道姿勢に、誰もが容易く見破ることができるダブルスタンダードがあるからだ。

 慰安婦報道については、朝日はどう報じたのか。彼等は、「証言内容の裏付けもとらず」、「事実関係を押さえず」、「不確かな情報を極めて主観的に書いた」のではなかったのか。だから、慰安婦報道は誤報となり、いま世間を騒がせているのだ。そんな慰安婦報道は、紙面を抑制的に扱うどころか、デマを積極的に垂れ流したのである。慰安婦報道と拉致問題報道は、時期が重なる。同じ社会部で、こうも扱いが違うのだ。

 朝日は抑制的に書いたのではない。書かなかったのだ。朝日は伝統的に、北朝鮮に対しては宥和的なメディアである。北朝鮮の「我が国は地上の楽園」「労働者の天国」というプロパガンダを積極的に垂れ流したのは、他ならぬ朝日新聞である。そのような背景もあり、拉致問題に関しては常に消極的だったのだ。97年2月に産経が朝刊で横田めぐみさんのスクープを報じ、各社は夕刊で追っかけ報道をしたが、朝日はベタ記事すら載せなかった。その後も拉致事件と言わず、拉致問題という言葉を使い続けた。

 そういう鬱憤が、特に拉致被害者家族の方々、その支援者の方々には大きかったのだろう。横田滋さんは、朝日新聞の紙面で、朝日をこう批判した。

 朝日新聞は拉致問題の扱いが少なく、被害者の立場にあまりたっていない感じがした。コメ支援の記事は大きく載るが、拉致問題の集会は小さい。人権を強調しているのに、朝日新聞は拉致という人権問題をあまり取り上げなかった。
 99年8月31日朝日新聞の「『テポドン』1年の教訓」と題する社説に「日朝国交正常化交渉には、日本人拉致疑惑をはじめ、障害がいくつもある。」とあった。私は「拉致問題で騒いでいる私たち自身が、交渉の障害となっているかのようにとられる」などと抗議文を送り、親の代から購読していたのを中止した。


 その横田さんの批判に対し、村松副主幹(当時)はこのように答えている。

 北朝鮮の国家的犯罪を私たちも憎みます。「障害」という表現によって私たちの思いが十分伝わらなかったかもしれません。家族のお気持ちを傷つけたとすれば、残念です。

 交渉のなかで問題解決を、という朝日新聞の主張は、交渉のために拉致問題を棚上げにしていいということではなく、むしろ逆に、北朝鮮という特異な体制を相手に拉致問題を打開するには日朝交渉が大きな手がかりになるという判断があってのことでした。「障害」という表現も、乗り越えなければならない、つまり解決されなければならない課題という意味を込めたものです。


 障害とは、「さまたげること。また、さまたげとなるものや状況」のことだ。「障害」が解決されなければならない課題という村松副主幹の言葉は、誰が読んでも詭弁である。そしてここでも、朝日新聞は「残念です」とは書くが、「お詫びします」とは書いていない。

 こういう新聞なのだ、朝日は。検証などという作業ができる新聞社ではない。彼等がいう検証とは、「如何に事態を取り繕うか」、「如何に頭を下げずに済ませるか」、「如何に責任を回避するか」という発想の具体的表現である。その社としての姿勢は、拉致報道でも慰安婦報道でも、見事なまでに一致しているのだ。恐らく「吉田証言」報道の問題でも、政府が調書を後悔した後、同じ道を辿るだろう。

 このような腐りきった会社に、自社による検証など不可能だ。第三者機関を作り、徹底的に調査しなければ、また新たな誤報、歪曲、捏造が世に出てしまう。本当かどうかは知らないが、嘘を発し続けた朝日新聞を相手取る訴訟の話も出ているるようだ。朝日の退路は断たれているのだ。そろそろ、一切合財、懺悔してしまってはどうか。



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[ 2014/08/26 07:27 ] メディア | TB(0) | CM(7)
早く廃刊を!
朝日の廃刊を全力で応援。
早く廃刊しろ、廃刊・・・・。
[ 2014/08/26 09:16 ] [ 編集 ]
No title
懺悔をする必要はありません。
津川さんの発言どおり、悪行を貫いてほしい。

廃刊・廃業以外の選択肢は無いです。
朝日を許そうと言うのは反日と韓国のみです。


[ 2014/08/26 10:27 ] [ 編集 ]
朝日新聞の捏造は伝統芸
朝日の捏造は戦前からだ、その典型がありもしない南京100人切、せっせと戦争を煽ったくせに、戦後はその総括反省もせず口を拭ってなんと180度変身して、正義ヅラをし日本を貶めるねつ造記事の乱発である。
口では正義だの、人権だの、平和だのと言いながら、チベットやウイグルを武力で自治区にしてしまった世界最大の反日武力国家の中共の機関紙人民日報と提携とは、欺瞞もいいかげんにしろ。

日本のマスコミはNHKも含めてろくなのがない、私の地元の新潟日報も朝日と赤旗とそっくりな記事を載せて安倍さんや、日本を貶めることに熱心である、私もこれらマスコミの廃刊を全力で応援する。
[ 2014/08/26 10:54 ] [ 編集 ]
朝日新聞がまことのリベラルなら
中国や北朝鮮の人権状況を真っ先かけて非難しなければならない筈なのですが、実際には管理人様のご指摘の通りです。


北京オリンピックの開催に際して、パリに本部を置く「国境のない記者団」は中国における最悪の人権状況を訴えて、世界各地で激越な抗議行動を行いました。本物のリベラルとはかくの如きものでありましょう。


朝日新聞はリベラルではありません。脳髄の半ばがいまだにマルクス・レーニン主義の世界観に浸されている奇態なマスメディアなのであります。嘗ては「被抑圧者がそう言ってるんだよ」というのが左翼のエースカードでありました。今では「被抑圧者」は流行らないものだから「被害者」に転じただけで。自分たちの世界観に合致さえしていれば、「被害者」の証言の検証も何もいらない。パクッと飛びついてキャンペーンに利用し、大恥をかくのはいつものことですが、このようなパターンにもいずれ終わりは来ます。


毛沢東や金日成のようなカリスマ指導者が健在であり、中国や北朝鮮の状況が詳らかでなかった時代なら、何割かの日本人を騙すことは出来たでしょうが、このネット時代に、今やそれも不可能です。

さすがに北朝鮮の擁護はもはや不可能と見て、中国と韓国の側にシフトしたようですが、中国・韓国は今や日本人が嫌悪感を抱く一、二の国であります。

商業メディアとして中韓擁護路線がいつまで持つか、楽しみでありますが、ネットが活字媒体を倒す最初の事例となることを願っております。
[ 2014/08/26 17:08 ] [ 編集 ]
洗脳新聞 朝日
見事に首尾一貫した朝日の精神ですね。
拉致被害者に関する報道の冷たさは、この新聞の本質です。朝日新聞に入社した新人は、その日から朝日の特異な洗脳が始まるのでしょうか。
そこで・・・

「日本は世界に批判を浴び続けなければいけない存在だ。邪悪そのものの国家であり、過去の戦争犯罪は、只今現在、未来にわたり常に掘り起こされ、糾弾され続けなければならない。社会の木鐸たる新聞人を代表する我らは、我らの最高の知性、見識をもって、社会の森羅万象をあまねく活写し、鋭く社会の病理にメスを入れることを誇りとしてきた。歴史をふりかえれば、いつの世も広く世界を見渡し、国内外の社会の事象を深く考察し、国民に警鐘をならすこと過たず、常に国民の幸福、国家の繁栄を喜びとして、今日まで国民の信頼を勝ち得てきた。
この国際社会にあって、日本のクオリティペーパとして世界に発信され、世界の共通言語である英語のほか、中国語、韓国語での伝達にも力を傾注し、双方向で高め合う姿勢を強化してきた。わが社の先輩が遺した輝かしい歴史のうえに、新たな展開を模索する我らには、君らの新しい血が入ることで新たなプラットホームの構築を目指し、グローバル化の一翼を担えることを大いに期待する」

とでも新入社員に訓示を垂れていたのでしょうか。
尤も、こうした馬鹿馬鹿しい皮肉を精一杯書こうが、以前のコメントのように罵詈雑言を投げつけようが、相手は鉄壁の恥知らずで、確信犯である以上、何をか況やでもあります。新聞他社より高待遇の餌をぶら下げ、結果として洗脳教育を施していることは、おぞましいばかりです。

廃刊まで追い込むことは最終の目標ではあっても、ここの社員たちは、入社以来、社の方針に忠実に励むことで社内の出世を果たし、傲岸不遜、唯我独尊の精神の奇形を強固にしていったのですから、途中、社長の首を取ることで、すまされるものではないと思うのです。この遺伝子は多くの社員に共通し、違う形で日本を毀損する記事は、次々と今日も巧妙に、日本に世界に発信されるでしょう。

これだけ、欠陥商品を世に送り続けた会社のトップですから、やはり、まずは社会の慣例に従い、社長が謝罪し、進退を明らかにすることから始まることで、けじめを付けさせないと物事は始まらないでしょう。社長は報道の自由があり、言論の自由があることを盾に頑強に表に出て来ないかも知れません。どうも報道の自由、言論の自由は彼らだけに保障されてきたようです。そのために報道されなければ、無いも同然という状況を生みだし、報道しない自由を自在に行使させてきたことが大きな反省点となります。

社長や責任者の退陣をせまり、残る社員は当面、全力で広く世界の眼に触れる英文サイトで謝罪記事を書き、従軍慰安婦、20万人の子女を強制連行、日本軍の虐待の数々を述べたてた像や碑が建てられたアメリカの各地に赴き、像や碑の撤去に頭を下げ、いわれなき汚名を受けた在米日本人に謝罪の旅を続けることこそ肝要です。
この春に、朝日新聞社に身を置いたばかりの若い人たちは、可哀相な気がするのですが、そうした後に生まれ変わった新聞社で働ける方がどんなに幸せなことでしょう。

・・・・・
冒頭のくだらない想像の文言を書いたりしたためか、何だか毎日の長いコメントが今日は特に、恥ずかしくなりました。そのことで少々、書かせてください。以前の私は政治的なものは自分の外でおきている事、与り知らぬことであり、あなた任せで戦後教育にどっぷり浸かり、メディアの報じる歴史観に染まったいわゆる自虐史観にまみれた人間でした。スラスラと文章が書けるわけでもない私が、コメントを投稿することも、もしや以前の私のような方の目に留まり、国を思う気持ちを感じとっていただければと有難いと思うところからでした。

安倍さんの総裁選挙以来、祈るような気持ちで多くの国民(特にネット民)が応援したことが奇跡の安倍総理誕生をみたとの思いがありました。このコメント欄を借りて、日本を愛する気持ちを共有できれば、小さな芥子粒ほどの役割でも果たせるのではと考え、恥ずかしながら毎日の長文のコメント投稿を自分に課したのです。(^^ゞもちろん、管理人様の書かれる簡潔明瞭な記事に誘発されて言葉が出てくることは大前提です。m(__)m
余程、よそうと思いましたが、せっかく書いたので毎日の課題通りに投稿します。(本当に恥)
[ 2014/08/26 18:10 ] [ 編集 ]
罪を重ねろ、朝日!
もっと見苦しい姿をさらせばよい。
さらに罪を重ねたらよい。
書かれたものは証拠として残るから。
悪意のない過失なら、すぐに謝罪できるはず。
悪意からやったことだから、謝罪できないし、謝罪などさせてはならない。

広島の原爆慰霊祭にアメリカ大使を呼ぶなどということも私には違和感がある。家族を殺されたら、焼香しに来た犯人を罵倒して追い返すのが当たり前。大量の塩を撒かずにはおれない。
[ 2014/08/26 19:37 ] [ 編集 ]
言い訳ばっかり
2002年と言えば小泉訪朝の年で、国内の雰囲気が一変したのを感じ取った国会議員達が急遽拉致議連に加盟し始めた年ですね。
朝日がこの風潮に焦った「検証」記事だったとも思えます。機を見るならもっと真面目にしていたらイイものを。

世間一般に北朝鮮に依る拉致問題が知らされたのは、1988年の参議院予算委員会で、共産党議員の質問に梶山国家公安委員長が答弁したのが初めてではなかったか、と記憶致します。
その頃は恥ずかしながら我が家は毎日と日経でしたので、気がついた時にもっと早くから産経新聞に換えていれば、と後から思ったものです。
それでも毎日も答弁の翌日には結構な経緯を報じていましたから、新聞各社は産経の仕事を追っていたのでは?と今思います。

拉致被害者とその家族を「障害」という冷血極まる言葉は、福田康夫内閣官房長官などもして居りましたから、朝日は何の躊躇いもなく書いたのでしょう。
言い訳のつもりが言い訳にもなって居ないのがホント嗤えます。

拉致議連の他に、国会には日朝国交交渉の中で拉致は解決してゆけば良い、とする議連もあるのだとか。
小沢一郎氏は未だ民主党に居た頃、「お金をいっぱい持って行って何人返せとやるしかない」主旨の言葉さえ言ったそうで、朝日や「国交」派は似たような考えなのでしょう。
国交してどれほどの利権を手に出来ると踏んで居るのか?聞きたい気もします。その全ては日本国民の血税ですのに。
こういう輩に限って気に入った事だけには「人権」を叫ぶのも慰安婦、福島、南京、ガス弾などなど皆同じ。

「朝日の検証」=「酷い言い訳」と受け取って居ります。
[ 2014/08/27 03:07 ] [ 編集 ]
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