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何度か書いた通り、私は自民党支持者ではないけれども、過去の選挙ではほとんどの場合、自民党に票を投じてきた。だが、この党に全幅の信頼を置いているわけではない。小泉以後、なんとか自民党を支持してきたのは、安倍晋三、麻生太郎、中川昭一(故人)という人材がいたからだ。
だが、その自民党の政治には負の遺産が山ほどある。河野談話は自民党政権によって発信された。村山談話は、自民党の堕落によって成立した自社政権によって発信された。長く政権に就いていた分だけ膿も多く出だといえばそれまでだが、いずれにせよ、これらの後始末は自民党の責任である。
そんな自民党の負の遺産は、政治・政策だけでなく、個々の政治家としても存在している。その象徴が、野中広務だ。
閣議決定は「暴挙」、野中広務氏が批判 集団的自衛権 (朝日新聞)
元自民党幹事長の野中広務氏(88)が6日、名古屋市内で講演し、安倍内閣が集団的自衛権の行使を認めるため、憲法解釈を変える閣議決定をしたことについて、「暴挙」と痛烈に批判した。
講演は、韓国と北朝鮮の融和を目指して活動する在日コリアンらのNPO法人「三千里鉄道」(愛知県豊橋市)が開いた集会であった。
野中氏は「私どもが、あの戦争から69年たった今日を平和で迎えることができたのは、憲法があり、9条があったからだ。解釈を変更しただけで、再び戦争への道を歩むというのは暴挙だ」と述べ、「憲法9条の死守」を訴えた。
また、野中氏は「従軍慰安婦」や尖閣諸島問題などで悪化した日韓、日中関係についても言及。「政治家は、植民地化が朝鮮半島に残した爪痕や、戦争が中国に残した傷痕を謙虚に反省して、やっていかなければならない。近隣諸国と対立したままで、いくら平和を叫んでも、それは空念仏だ。東アジアの友好親善のため、みなさんの力を賜りたい」と訴えた。(黄澈)
さて、この黄澈という朝日新聞の在日の記者らしく、現在は名古屋に勤務し、朝日新聞労働組合名古屋支部委員長である(本人の
Facebookより)。2チャンネラーの間ではスレッドタイトルに名前が引用され、報道の内容を「監視」されるほどの人物のようだ。その黄澈記者が親和性が高いであろう在日コリアンらのNPOで取材したのが上記の記事だ。

在日朝鮮人の集会で喋る老害、野中広務
特定秘密保護法、河野談話検証、集団的自衛権行使容認と、安倍政権の主要な政策にメディアが反意を掲げる際、決まって動員されるのが、野中広務、古賀誠、山崎拓、加藤紘一といった、自民党の要職を務めたサヨク一派である。これは、南鮮のメディアが村山富市、河野洋平、鳩山由紀夫といった元政治家を重用するのと同じ手法だが、村山、河野、鳩山という素材はもう国内では利用価値がないので、サヨクメディアはあえて自民党の足元を狙う。困ったことに、利用される野中らは、利用される際にはここぞとばかりに喋りまくるのだ。
今の自民党は、こういう政治家が引退して、幾分まともになった。派閥政治を無視して安倍晋三氏を総理総裁に選んだことがそのひとつの証明なのだが、引退した負の遺産はこの期に及んでも影響力を行使しようと、血気盛んだ。
自民党には結党の理念として「自主憲法の制定」があるが、野中は自民党に在籍し、要職を歴任したにもかかわらず、その理念は共有していないらしい。元自民の議員から「憲法9条の死守」などという言葉が出るに及んでは、「あんたは一体なにを信じて政治活動をしてきたのか」と、問い質してみたくなる。
集団的自衛権の行使容認にかかわる閣議決定を「暴挙」と呼ぶのは、朝日新聞や共産党の公式見解とまったく同じ表現方法だ。日本には表現の自由があるから、野中らの発言を止めることは不可能だ。ただ、現政権はこのような外野のヤジを一顧だにせず、自党の負の遺産を清算することに邁進してもらいたい。
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北朝鮮とも親しいみたいで制裁にも反対してた