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自衛隊発足60年 ~ マスメディアは自衛隊に対する差別を止めよ

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 毎朝、朝日新聞の社説をチェックするという悪趣味(笑)を持つなど、メディアウォッチャーとまでは言わないものの、報道にはある程度のアンテナを張っているつもりの私だが、最近はそんじょそこらの報道には驚かなくなるという、嫌な慣れのようなものを感じている。そんな私でも、時事通信が配信した下記の記事を読んだ時、反射的に度し難い嫌悪感を抱いた。

自衛隊、発足60年=「軍」への変貌進む―安倍政権下で役割強化 (時事通信)

 「専守防衛」を掲げ自衛隊が発足して1日で60年。憲法9条に従い他国攻撃の能力は持たない組織として存続し、最近では災害救助などの分野にも役割を広げてきた。その自衛隊と同じ1954年生まれの安倍晋三首相は、集団的自衛権の行使を可能にするための憲法解釈変更を主導、その閣議決定も1日に行われる運びだ。首相は「平和国家の歩みは変わらない」と強調するが、自衛隊が「普通の国」の軍隊へ近づくことになる。
 菅義偉官房長官は30日の記者会見で、自衛隊の現状について「高く評価される存在になってきている」と強調。「時代の変遷の中で自衛隊の役割も変わってきている」と述べた。


 文章は冷静を装っているが、根底に悪意が満ち満ちた記事だ。何せ、記事の見出しが「変貌進む」である。

 記事にある通り、自衛隊は1954年7月1日に発足した。もともとは1950年の朝鮮戦争勃発当時、GHQの指令によって警察予備隊が組織されたのが前身である。1952年の保安隊への改称を経て、今の陸海空の各自衛隊が組織された。以来、自衛官は命を賭して我が国の防衛を担ってきたわけだが、その60年の歴史は「自衛隊差別」の歴史でもあった。

自衛隊

 兎に角、メディアは自衛隊を辛辣なまでに差別する。「差別をなくそう」と叫ぶメディアに限って、自衛隊には極端に冷淡だ。その差別の頂点が、2008年11月1日の朝日新聞の社説、「空幕長更迭―ぞっとする自衛官の暴走」である。朝日は田母神俊雄航空幕僚長(当時)を指し、「こんなゆがんだ考えの持ち主が、こともあろうに自衛隊組織のトップにいたとは。驚き、あきれ、そして心胆が寒くなるような事件である」と書いた。田母神氏は懸賞論文に応募しただけなのだが、それを「事件」と呼ぶほど、敵意をむき出しにした。だが、これはひとつの頂点であって、朝日やNHKをはじめとする反日メディアの自衛隊バッシングの一例に過ぎない。

 詳しくは3年前の拙エントリー「自衛隊に名誉を。 そして彼等に敬意と地位を。」を参照していただきたいが、雫石事件、なだしお事故、多賀城事件など、ひとたび自衛隊が事件、事故に巻き込まれると、反日メディアの報道は自動的に自衛隊側を罪人扱いするのである。エントリーから一例を引いてみる。

雫石事件
昭和46年7月30日、千歳発羽田行きの全日空機が、岩手県雫石上空で、訓練飛行中であった航空自衛隊機と衝突。乗客乗員162人が死亡。
翌31日の毎日新聞は、「航路侵入の自衛隊機・盛岡上空で衝突」「自衛隊のミス明らか」「政治責任免れず」「防衛庁長官、引責辞任も」「常識はずれ、無謀操縦」「自衛隊機・空の銀座に突っ込む」などと見出しを付け、事故調査も始まっていない段階から一方的に自衛隊を犯人と決め付けた。
朝日新聞は、「過密幹線に無謀自衛隊機」「日本の空わがもの顔」「異常接近にも冷淡」「防衛庁・飛回る未熟操縦士」「異常接近・主役は自衛隊機」と中傷した。
裁判では、全日空機が撮影していた8mフィルムが提出されたが、分析によって全日空機のほうが自衛隊の臨時訓練空域内に侵入していたことが判明するや、全日空側がそれを取り下げ。
この後、メディアは後追い記事もロクに書いていない。


 GHQの占領政策や、その後のメディア、進歩陣営、日教組等々のプロパガンダの影響により、日本にはいまだに軍事忌避が色濃く存在する。だが、それらの陣営にとって、自衛隊だけは差別しても良い存在であり、自衛隊の人権は無きものとされているのだ。

 軍事忌避が導く反自衛隊史観は、通常の国防任務に留まらず、自衛隊が国民と交流しようとする場にまで押し寄せる。典型例が「さっぽろ雪まつり」だ。自衛隊は当初、雪まつりとは別に、真駒内駐屯地で隊員や家族のレクリエーションを兼ねて雪像を作っていた。1955年の第六回雪まつりから、大通公園に出張って雪像を作り、1963年の第一四回雪まつりからは、真駒内駐屯地を一般に開放し、真駒内は正式に雪まつりの一部となった。60年代当時でさえ、自衛隊は「野戦築城訓練」「寒冷地での陣地構築、体力気力の練成」という“苦しい”協力目的を設定せざるを得ない立場だった。

 その後、大雪像のほとんどは自衛隊制作か自衛隊の協力で完成する事となった。私は札幌出身ではないけれど、私の田舎でも、若干小規模ではあるが同様のお祭りがあり、陸上自衛隊第二師団が協力している姿を目の当たりにしている。札幌では、陸自第十一師団が縮小され、旅団化された背景もあり、自衛隊の協力は縮小され、真駒内会場は廃止された。ただ、その背後には、現札幌市長の上田文雄が「市民全体の雪まつり」を標榜し、当初、自衛隊の協力を拒否する姿勢を見せたことが一因だったと言われている。上田文雄は民主、社民が推した革新派で弁護士出身。阪神淡路大震災の際、自衛隊への出動要請を遅らせた兵庫県知事と、なんとなく被る。

祈りを捧げる自衛隊員

 自衛隊は国民とともにある。彼等の服務の宣誓には、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえる」という一文がある。彼等はこの言葉を、東日本大震災という惨禍の現場にあって遂行した。この姿があってこそ、今上陛下が平成の玉音放送で真っ先に自衛隊の名前を挙げ、その労を深くねぎらわれたのだ。

 民主党政権下で行われた「事業仕分け」で、自衛隊の経費に対する提言として、制服を海外調達すべしとの削減策が求められた。このような血が通わない文民の集団を、自衛隊の指揮系統に入れてはならない。自衛隊、自衛官は創設以来60年間、差別の対象だった。もうそろそろそのくびきを解き放ってもよい頃である。


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[ 2014/07/01 07:32 ] 史観 | TB(0) | CM(4)
No title
犬HKは今朝も集団的自衛権の閣議決定で『戦争のできる国』になると歪んだ報道を展開しました。この国の公共放送として、この存在は許すべきでは有りません。メディアが半島、創価系に汚染されている事は周知の事実です。この国のメディアの正常化を図るには国民から受信料を貪りながら反国家的な公共放送の解体から実施すべきだと思います。
[ 2014/07/01 09:25 ] [ 編集 ]
No title
戦後日本が戦争に巻き込まれなかったのは、自衛隊と米軍のお蔭だと思います。
その事実を、多くの日本国民が理解するべきだと思います。
事実を伝えない日本のマスコミは、屑です。



★井上太郎
河野洋平の反日、河野談合に始まり、外務大臣時代に北朝鮮へのコメ支援。李登輝来日反対、中共の遺棄化学兵器(証拠はない)認め処理「莫大な費用提供」現在も河野談合撤回主張の安部総理に対する反撃。自民党の元総裁だが総理にならなかったことが日本の国益。マスコミが応援する、自民の癌。


自民党の中から、河野洋平氏の参考人ではなく証人喚問、河野談合の事実検証の声が地方議員からもあがりだしています。しかも南朝鮮との交渉があったことに嘘をついていました。国民の声として政府内閣HP、自民党HPだけでなく、民主・共産・社民他の野党にも二点の要望をどんどんメールしましょう。


イオンは一昨年の「再生エネルギー特別措置法」成立の前から、京セラと組み中共産の太陽光パネルを採用しています。そして自然エネルギーの固定価格買い取り制度による事業を準備しています。あわよくば東電解体し、電力会社に現在の2倍の料金で買い取らせる巨大ビジネスです。孫正義と同様。


高槻むくげの会が主催する在日コリアンの日本国籍取得権確立協議会。SF条約により平和条約国籍脱者となり出入国特例法で、特別永住者。単なる届け出だけで日本国籍よこせは、国際条約からもあり得ない。南朝鮮の新国籍法、新軍法によりもう不可能です。特別永住者等の国籍取得特例法に反対の声を。


「嘘も100回言うと真実になる」と最初に発言したのは、週刊新潮で藤原審也と対談した時の池田大作です。創価の聖教新聞では必ず「韓日」と表現します。さらに北朝鮮の人民大会議には創価の幹部が出席し、資金提供もしていることがCIA、公安部により把握され新潮でも記事になっています。


ここ10年位で、若い男性自衛官に中共人女性を接近させる組織的動きがあると思われます。特に海自が目標で、数年前には「しらね」の2曹乗組員がイージス艦資料を持ち出しています。新築された中共大使館の「武官室」はこれまでの3倍位です。スパイが増えます。中共女性のハニトラに充分注意を。


私が中共の諜報工作活動を暴けば暴くほど、邪魔な奴と様々な方法で接近してくるでしょう。これをあぶり出しといい、飛んで火にいる夏の虫になります。私としては火が消えないよう幾つも焚いておきます。情報は暴くことも、敢えて間違ったふりもします。何としても日本と日本人を守り続けます。


中共の尖閣戦略は、盛んに挑発し海自を出動させることです。自衛隊は、国内法で軍隊ではありませんが国際的には明らかに軍隊です。もし自衛隊が海上警備行動に出れば中共側は、警備艇に軍艦向けてきたと中共も海軍を派遣し、国際社会に領土問題があることを訴えます。諜報活動が相手の戦略を避けれます


日教組は、小中学校の教職員が多数を占めます。元は分裂の経緯もありますが、共闘する日本高等学校教職員組合が公立高校の教職員組合としてあります。生徒の進路指導に際し、教え子を戦争に行かせたくないと自衛隊志望の生徒に対し説得が全国的にあります。こんな活動していること理解して下さい。


一般人にも出来る不法滞在や入管法違反等の潰し方、はブログにしました。熊本の八代警察署で一般人からの通報により、中共人女性の農業実習生が資格外活動で逮捕されました。捜査終了後に強制退去となります。国民全員で意識を持ち、不法滞在・資格外活動見張り通報することは日本が守れます。


中韓は、海外のシンクタンクやマスメディアと通じて官民一体の情報諜報戦略を取っています。安倍内閣も内閣官房において中韓以上の情報諜報戦略取ります。政府の情報発信能力が高まります。定期的に内閣官房のHP閲覧し、支持の声挙げて下さい。


中共の諜報ということで関心が高いようです。やたら安倍総理に中共とは一切譲歩するなとの主張は、中共の思う壺です。日本の強硬姿勢が悪いと批判になります。譲歩しないのは領土等国益に関すること。番組に出演できないのは、出演する必要ないから。既に中共よりです。こんな人はおかしいですね。


[ 2014/07/01 09:45 ] [ 編集 ]
No title
管理人様の毎朝のご趣味?苦行のおかげで無駄なく「世間」を知る事が出来ます。ありがとうござんす。

今朝の「産経抄」の出だしが
 <海上自衛隊横須賀基地で毎年行われる婚活パーティは、参加するだけで大変らしい。なにしろ定員100人に対して、女性の申し込みは10倍を超える。陸・空の自衛官も同様にモテモテだという。
 東日本大震災で活躍する姿が注目されて、頼りがいがあると 云々~  >

とあったので、佳きことなり と思って居たのですが、*様の「井上太郎」氏拡散をも合わせると、その中にどれだけの胡散臭い輩が混入しているのか?と手放し、という訳にも行かなそうですね。

変態サヨク連中が平時に於いてどんなに自衛隊を貶め虐め足蹴にしようとも、イザ!本番となったら、我勝ちに自衛隊を持ち上げすり寄るであろうヘタレ共であろう、と予想致します。

西村慎吾議員は自衛隊の中に入って、沢山の困難な事情や実態をブログに掲載されていますが、特にその中の戦闘機の搭乗経験報告が忘れられません。
それに依れば、超高速飛行で内臓という内臓が口からはみ出る思いだった様子で、それを毎回訓練して国籍不明機(判明でしょうけれど)へのスクランブルになっているんだなあ、と最近北関東の空でも時々聞える超飛行音の度に感謝を以て想います。

決して誰にでも出来る訓練や意志貫徹ではない彼ら自衛隊員の高い志を、いつかは、ご自分ではなくても御子孫が蒙る予測が出来る彼らのご恩を、「思想」を弄んで蔑ろにする等は、外道としか想えません。
[ 2014/07/01 17:41 ] [ 編集 ]
No title
自衛隊は差別されているのではなく、舐められているのです。
「あいつらは何を言おうと決してこちらに牙をむくことはない」ことがわかっているからこそ、マスメディアや世論は自衛隊を徹底して侮蔑しています。


しかし、この状況は自衛隊のスタンスにも一因があります。
現在自衛隊に入る人間の目的は「安定した収入」「在職中に転職に有利な資格を取得できる」「他のまともな仕事に就けなかった」などです。軍事組織をカルチャーセンターかフリーターの掃き溜めとでも思っているのでしょうが、そういうゴミ連中も諸手を挙げて歓迎し続けてきた自衛隊にも大きな非があります。
自衛隊はいくら憲法で存在を否定しようと、武力を持つ軍閥である事実は変わりません。目的は戦争であり、戦争とは殺し合いです。殺し合いの場に必要なのは殺人技術を身につけた戦闘マシーンであって、自分磨きwのために資格を欲しがる底辺ではありません。
自衛隊は今まで災害救助や雪祭りなどで市民に媚びてきましたが、オカマのような気持ち悪い姿勢が自衛隊蔑視の現状を生み出したことを自覚するべきです。軍事組織に親しみも尊敬も必要ありません。「あいつらを中傷すると殺される」と恐怖を抱かせるくらいの存在になるべきです。
[ 2014/07/02 05:55 ] [ 編集 ]
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