私的憂国の書

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自公連立の解消なくして真っ当な政治の実現はない

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 安倍総理が強い意欲を見せていた、集団的自衛権行使容認の今国会会期末までの閣議決定が、昨日、見送られた。安倍首相は昨日12時29分からたっぷり1時間、官邸で創価学会党の山口代表と会談している。会見の内容は山口代表から記者団に伝えられたが、「同案件に関する与党協議を、国会閉会後も続けることで一致した」という腑抜けのようなものだ。閣議決定の次の期限は、首相外遊前の7月4日と伝えられるが、この学会政党に配慮するばかりの政治運営に、溜息が出る思いがする。

集団的自衛権、会期内閣議決定を断念

 集団的自衛権の行使容認は事実上、自民党の選挙公約である。そして、安倍首相はこの案件に相当な意欲を示し、会期内の閣議決定を公言していた。当然ながら、公明党を揺さぶる意図があったのだろう。だが、今国会会期内に限って客観的に見れば、公明党が我慢比べに勝ったということになる。

 よく「政治は妥協の産物」と言われるが、自公連立政権という政治体制は、まさにこの妥協の産物と言えるだろう。自社政権、自社さ政権はまさに妥協が生んだもの以外の何ものでもなかったが、自公政権とて、自民党が政権与党に居続けるための仕組みと言える。自公政権とは、公明党が票田として抱える学界という組織を、自民党が間接的にアテにすると言う事だけで成り立っているわけで、このふたつの政党は、交わることのない政治理念や信条を頭で分かっていながら、その関係を解消できない。そういう仕組みで出てくる成果物は、妥協の産物というほかない。

 自民党が創価学会の組織票に依存し続ける限り、この連立の枠組みは容易には崩れない。だが、自民党に投票したほとんどの有権者は、自民党を支持するから投票したのであり、公明党の意思を汲めとは言っていない。従って、自民党が公明党の主張に妥協を続けるということは、自民党が支持してくれた有権者を裏切り続けることになる。

 支持者である有権者が自民党に「国家のための政治」を望む一方、自民党は有権者ではなく、公明党の顔色をうかがいながら、「学会の意向を汲んだ政治」を行うという構図である。これはあまりに不誠実である。

安倍晋三首相

 自民党が公明党に妥協するからと言って、有権者が同じく妥協すると思ってもらっては困る。自公政権は政策上の合意に従った連立政権ではない。憲法に対する考え方ひとつとっても、自主憲法の制定を掲げる自民党と、加憲という事実上の護憲政党である公明党とは、天と地ほどの開きがる。国民は創価学会のための政治ではなく、国民と国益を第一に考える政治を望んでいる。そのことは安倍首相自身が一番おわかりだろう。

 自公連立の解消なくして、真っ当な政治は望めない。自民党自身が、堕落の政治から脱する意思を固めない限り、背中に背負う荷物は重くなるばかりだ。


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[ 2014/06/20 07:31 ] 政治 | TB(0) | CM(8)
連立解消の後は?
ご無沙汰しております。
>自公連立の解消なくして、真っ当な政治は望めない。自民党自身が、堕落の政治から脱する意思を固めない限り、背中に背負う荷物は重くなるばかりだ。

まったくおっしゃる通りです。しかし、自民党は参議院で過半数を割っており、公明党の議席数を失えばねじれ国会になるのが必至。また、衆議院で単独過半数を獲得していても、次回の選挙で公明党の支持なければ落選する議員が続出することでしょう。そして安倍政権は党内地盤が弱く、親中派や引退した議員の影響力が強いことも否定出来ません。これまで新しい連立のパートナーとして噂された石原新党、維新、みんなの党あたりも流動的であり、常に協力してくれるとは限らないし、次の選挙で大敗して議席を減らす可能性が大きい党でもあります。
そこで管理人様、および皆様の見解をお伺いしたいのですが、公明党との連立を解消しても安定した政権を運営できる手だてが何かあるのでしょうか。
[ 2014/06/20 11:20 ] [ 編集 ]
No title
>六角蛸錦さま

本当に創価学会の支援が無いと落選する自民党候補が続出するのでしょうか?

私は創価学会が大嫌いで本当は、公明党と連立を組んでいる自民党には投票したくないのですが、ほかは害人と売国奴ばかりのため、仕方無く自民党に投票しています。

世間には私のように、創価学会と連携している自民党には投票したくないという人がかなりの数いるのではないでしょうか。

もともと創価学会は世間の反感を買っている団体です(創価学会を宗教団体とは認めていません)。飯島参与が云っていたように、ガタガタ言うようなら「地方自治体の認めた宗教団体は認定された自治体のみ活動を認める(全国的活動を認めない)」という通達を、総務省から出せばよいのです。
[ 2014/06/20 15:20 ] [ 編集 ]
No title
公明党は「平和の党」を表看板にしているようですが、安倍自民党も、多分何処の党も「反戦と平和」を護りたい、護るべき、と考えて居ると思います。

違いは、集団的自衛権を周る行使反対派は、
反戦平和の為には日本国と国民を、例えば天安門広場の丸腰青年の様に、中共の戦車の前に立たせても良い、と言っているようなもの。
一方行使容認派は、
反戦平和をぎりぎりまで護るけれど、どうしても日本とその連携する国を攻めて来る国がある時は、国体と国民の安全死守の為には闘わざるを得ない、と覚悟している陣営。
自民党はこの違いをもっと国民に訴えるべきだと思います。

その基本線の大違いを国民に訴え理解されれば、公明党の集票マシーンも不具合を起こす可能性はあるのではないか、と考えます。
誰もが黙って戦車の下にはなりたくないでしょう。

票持ち小判鮫に何時までも鼻面を引き回されている時ではないのですから、山口氏の顔を立てるのもそろそろ終焉ではないでしょうか。
[ 2014/06/20 15:20 ] [ 編集 ]
No title
 確かに、現状の参院では、石原新党を加えても117/242で過半数に届きません・・・が、少なくとも私は、公明党の顔色を伺いながら法案を骨抜きにするのは反対です。
 公明党の票は読みやすく確実なので連立には好適かも知れませんが、法案毎に考え方の一番近い党と組めば良いのではないでしょうか?衆院で通ったとしても参院の過半数が反対なら、それはやはり見直さなくてはならない法案だということになるでしょう。
 
 それにしても参院では民主党がまだ58人居るんですね、確かに前々回の選挙が2010でしたから・・・なんだかもう絶滅危惧種のように考えておりましたのでその現実を忘れかけてました。
[ 2014/06/20 16:15 ] [ 編集 ]
2年後のダブル選で答えが出る
>公明党との連立を解消しても安定した政権を運営できる手だてが何かあるのでしょうか。

2年後には衆参のダブル選挙が行われる見通しだ。
これに田母神新党が参戦するのはほぼ確実。
タモさんの都知事選での得票率は12.5%。
2012年12月の衆院選比例代表の全国集計結果だとイカサマ政党公明は11.8%に過ぎない。
単純比較はできないが比例でタモさんの党は衆参で30議席確保も可能だと思う。
自民との連立にタモさん、石原党、みんなが加われば両院の過半数を確保できる。

ただ、絶対条件が一つある。来年秋の消費税再アップは凍結しなければならないということ。
[ 2014/06/20 16:16 ] [ 編集 ]
No title
 連投失礼します。

 なにか六角蛸錦さんに反対するようなコメントが(私のも含めて)続いてしまいましたが、六角蛸錦さんも公明との連立には反対のご意見なんですよね。
 ただ、「もう公明はこりごり、彼らと組んでいる限り先の見通しは暗い」と思うわけです。
 身内に創価信者がおりますが、彼らの盲信振りを見ていると、理屈の通る相手ではないなと・・・。
 足元を照らすことも大切ですが、前方も照らさないと道を誤ってしまうかも知れません。
[ 2014/06/20 16:36 ] [ 編集 ]
No title
政党政治、というスタイルがもはや時代遅れなのかもしれません。そもそも日本で選挙による政治が行われたのはたかだか百数十年前からです。どこかのバカを煽てて矢面に立たせてお遊びに興じることが間違いではないでしょうか。
日本には皇族という唯一無二の存在があります。武士階級がクーデターを起こす以前は皇族が日本の政治の実験を握っていたのですから、いっそのこと皇族による中央集権政治に戻したほうが具合が良くなるかもしれません。
[ 2014/06/20 19:17 ] [ 編集 ]
不本意ながら
公明党が与党にいますが、その言動は社民党なり民主党となんら変わりません。
自民党の単独での議席に問題があるので自公連立政権です。
好んでの連立ではありません。

今後真性保守政党が立ち上がりますが、それが反日政治家も含まれている自民党への刺激となるでしょう。

もう少し時間はかかりますが、その間のやむを得ないツナギが公明党ということでしょう。
[ 2014/06/20 21:50 ] [ 編集 ]
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