私的憂国の書

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日米首脳会談の裏でケネディ大使が果たした重要な役割

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 オバマ来日を受け、安倍首相はそのオバマと首脳会談を行った。結果としては、予想通り、オバマは尖閣諸島を「日米安全保障条約第5条の適用範囲内にある」と明言した。この点に限っては、我が国にとって満点回答である。TPPが妥結を見ていないとか、共同声明が延期されたとか、日本のメディアは負の部分ばかりを報道するけれども、ひとつの大きな国益、即ち、日米同盟関係の確認によって、尖閣を脅かす支那にこれ以上ない抑止力を担保できたことについて、政権は称賛されるべきである。

 私はこれまで、オバマおよびキャロライン・ケネディについては、極めて否定的な立場を取ってきた。だが、例え基本的な考えは今でも変わらないとしても、内情を知らないまま、軽々に「100%ダメ」と言ってはならないことを、昨日のラジオ番組で思い知らされた。青山繁晴氏が昨日、ラジオ番組「ザ・ボイス そこまで言うか」に出演し、オバマ来日と尖閣発言に至るまでの舞台裏を解説したのだが、その舞台裏にかなり驚いたので、要点だけ書いてみる。正確な書き起こしではないので、青山氏自身の言葉で聞きたい方は、最下部のYoutubeでご覧いただきたい。ちなみに、話の内容は、日米双方から裏取りしたものだそうだ。

 2月下旬から3月上旬にかけ、安倍政権は政権維持が困難になった時期 ―― 安倍総理がいつ辞めてもおかしくない時期があった。オバマが安倍総理を信用できないことに、最大の理由があった。

 それが、日米首脳会談が近づく4月の今になって、急に情勢が変わった。オバマは読売新聞のインタビューに答え、尖閣は日米安保の適用範囲とも明言した。

 何故僅かな間にこんなに変わったのか。

 実はそこにキーパーソンがいた。

 3月はじめに安倍政権の危機があったが、その後の3月7日にキャロライン・ケネディ大使が、安倍首相と食事しながら会談した。メディアではこの会食は大きく扱われていない。

 それから一週間後の3月14日、安倍首相が突如として国会で、河野談話の見直しは行わないという答弁した。その時にもうひとつの出来事があった。キャロライン・ケネディ大使が、突如として米国に帰国したのである。

 実は当時、政府当局者の間にも流れた変な憶測や噂があった。オバマが、キャロライン・ケネディ大使を召還したのではないかという噂だった。

 実は、帰国したケネディ大使は、安倍首相が河野談話を見直さないと答弁する直前に、ホワイトハウス内でオバマと2人だけで2時間話している。

キャロライン・ケネディ駐日米国大使

 ケネディ大使はオバマに迫った。

 「あなたは安倍総理を誤解している。自分が安倍首相とフェイストゥーフェイスで目を見てじっくり話して分かったのは、安倍さんはあなた(オバマ)に似ているということ。彼はリアリストだ。どうも私たちは誤解していて、イデオロギー先行の人だと思っていた。イデオロギーが先行しているから靖國神社にも行ったと思っていた。しかし、事実は異なる。」

 「安倍首相は、今年中国で開かれるAPECに向け、中国と関係改善もしなければいけない。自分の支持基盤を固めるために靖國に行ったこともあるが、それ以外に、年が明けて安倍首相が靖國に行くと、秋のAPECが中国にとってより難しくなる。イデオロギーではなく、そういう現実的な理由で(年が明ける前に)靖國に行ったのだ。」

 「良く考えると、普天間問題について、仲井間知事に辺野古の海を埋め立ててよいというハンコを貰ったり、或いは日本で出来る筈のない集団的自衛権の問題に取り組んでいたり、日米関係をかつてないほど強くしたのは、ミスター・シンゾウ・アベである。どちらかというと、イデオロギー先行と観ている私達(オバマとケネディ)のほうがイデオロギー先行になっているのではないか。」

 「考え方が違っても、安倍晋三という人の実務的、現実的な部分と付き合えば良いのである。そういうことを考えると、1泊2日の訪問ではなく、2泊3日の訪問に変えるべきだ。ミシェル夫人が行かないのは仕方ないが、例えば明治神宮を参拝することで、日本文化を尊重する姿勢も見せたらどうか。更に、あなた(オバマ)の言葉として、センカク・アイランドという言葉を言うべきだ。」

 オバマはそれをきっかけに、インテリジェンスを使って、中国の動向を調べた。

 実は中国は、日本で4月政変を画策していた。消費税増税がある4月、安倍首相の支持率が降下することを睨み、引退した古賀誠、野中広務、現役では野田毅ら自民党の中の親中派と連携し、集団的自衛権行使を容認する安倍首相はけしからんと言わせ、集団的自衛権の見直しで安倍政権が倒れることを期待していた。

 その情報を米国のインテリジェンスから得たオバマは、安全保障面では安倍首相の立場を支持したほうが良いと考え、今回の首脳会談および会見でのコメントとなった。


 さて、以上の話は青山氏が語ったことであり、聴いている私たちが事実確認を取ることはできないが、青山氏の日頃の発信姿勢から考えれば、少なくとも一次情報を収集し、確認した上での発信であろうと思う。青山氏の話からわかることがいくつかある。負の部分はこれらだ。

  • 日本の首相は、例え支持率が高くても、米国大統領の信任がなければ政権基盤を揺るがされるということ
  • オバマもケネディも、ロクに確認もせずに、安倍晋三という人物を政治的イデオローグだと捉えていたこと
  • また、CIA等のインテリジェンスがオバマに提供した安倍首相に関するレポートが、そのようなプアなものだったであろうこと
  • 安倍首相の「河野談話は見直さない」という発言は、米国の意向を反映したものではないかということ
  • 自民党内には相変わらず売国奴が存在すること

 だが、結果的に見れば、安倍首相の勝利というほかない。自分を値踏みするケネディの目を、一度の会食で変えてしまったのは、安倍氏の人間力かもしれない。また、例え浅はかな安倍晋三像を持っていたとしても、それを撤回する勇気のようなもの、或いは行動力について、キャロライン・ケネディを少し見直した。

 やっぱり私は、最終的には、オバマにもキャロライン・ケネディにも、全幅の信頼は置かない。ただ、キャロライン・ケネディ大使が今回の日米首脳会談に果たした役割は非常に大きい。いち日本人として、この件については率直に敬意を表したい。考えてみれば、キャロライン・ケネディは、安全保障面での米国の国益を追求したのである。イルカの件はいまだに許さないけれど、だからと言ってただのお嬢様ではないのだ。

 ところで、オバマに親書を出し、「集団的自衛権については反対よろしく~」と言っていた、こどもクイズ王を始めとする莫迦どもは、どんな顔をして首脳の会見を見ていたのだろうか。敗北宣言すら出さないだろうが、国益を棄損するだけのお荷物を税金で食わせる余裕はないとだけ言っておきたい。



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[ 2014/04/25 07:26 ] 外交 | TB(0) | CM(10)
やはり年増お嬢ちゃんは信用できない
青山さんの発言は伝聞に基づいたものでしょう。
オバカとのやり取りも青山さんの人脈でケネディに近い人物から取材したと推察します。
ケネディに近いということはケネディ上げのバイアスがかかります。
イルカ漁や靖国参拝での失望など軽率発言(←事実)と
尖閣の単語使用や明治神宮参拝の進言(←伝聞)では
前者の方がまだまだ重い。
青山さんが指摘するような聡明さがケネディにあるとは到底思えない。
やはり年増お嬢ちゃんを信用するわけにはいかない。
[ 2014/04/25 10:07 ] [ 編集 ]
No title
日本の首相は、例え支持率が高くても、米国大統領の信任がなければ政権基盤を揺るがされるということ、とありますが、これは日本人自身に問題があるのかもしれません。ロッキード事件然りで、米国は中国以上に情報戦を仕掛けるのは得意です。安倍内閣といえどもたたけばホコリの出る政治家はいるはず。。日本人の清廉潔白性を逆手に取った、米国が仕掛けるスキャンダラスな罠にはまらないことが大切ですね。
[ 2014/04/25 12:22 ] [ 編集 ]
No title
2013年度(13年4月1日~14年3月31日)、沖縄タイムスのオピニオン面に掲載された一般投稿は計2316本(「主張、意見」1550本、「論壇、寄稿」409本、「茶のみ話」357本)です。

投稿者年齢別の投稿数
10代  31  1.3%
20代  14  0.6%
30代 125  5.4%
40代 227  9.8%
50代 225  9.7%
60代 744 32.2%
70代 707 30.5%
80代以上 233 10.1%
不明  10  0.4%

投稿者の平均年齢は、63.94歳。
10回以上掲載された人は、58人です。

掲載回数の多い方(敬称略)
第1位 渡真利善朋(45)豊見城市 39回
第2位 高安哲夫 (41)那覇市  37回
第3位 阿部仁  (31)大阪市  36回
第3位 知念勇一 (72)嘉手納町 36回
第5位 仲村直樹 (42)宜野湾市 33回
第6位 岸本定政 (66)糸満市  32回
第6位 比嘉寛  (84)那覇市  32回
第8位 上治修  (51)福岡市  28回
第9位 幸地忍  (69)八重瀬町 27回
第9位 町田宗順 (72)沖縄市  27回
[ 2014/04/25 16:19 ] [ 編集 ]
No title
日本に関係するインテリジェンスの不正確さ・浅さは確かに感じますし、オバマ大統領自身が親日派を遠ざけている、更には知日派が近寄らない大統領、という見方をする人も居ます。
今回大使の報告を聴いて中国情報を探らせたら、というのは同盟国米国大統領としてどうなんでしょう?

何よりも、如何に巨大な国の大統領・大使でも他国の名誉に口を挟む非礼非常識さには論外です。これはインテリジェンスの問題ではありません。

09年に大統領に就任して、麻生首相が訪米の際の無礼極まる対応をも考え合わせると、元々この大統領は情報の有る無し関係なく、何故か嫌日派で中共寄りの感覚なのだろうと思います。或いは米国大統領なら何でも許される感覚なのか?

昨夜の晩餐会でのケネディ大使のドレスも、多分悪意は無いのでしょうけれど、両陛下主催の晩餐に?と感じる軽めのロングドレスで、感覚がちょっと違うお人なんだろう、と思いました。

青山氏のお話はお話として承りますが、全てに納得という訳には私もなりませんでした。

あの大使が急遽報告しなければと思ったとしたら、米国政府には余程の日本外し空気があると考える方が良いのかも、と思います。今後次第ですね。
[ 2014/04/25 17:04 ] [ 編集 ]
外国人への永住権付与条件緩和に関する法案成立阻止に向け、署名開始
高度人材永住権3年で付与・家族家政婦帯同に大反対!署名です。
ご協力・拡散大歓迎!
http://goo.gl/6P7t7n

プレスリリース
http://mikoup.ebb.jp/src/file1524.pdf

注: 私たちは「安倍降ろし」が目的ではなく、誰が首相であっても、良い政策は評価し、悪いものは悪い、と申し上げる姿勢です。今回の日米首脳会談における「尖閣」「集団的自衛権」「TPP先送り」は評価する立場です。
[ 2014/04/25 19:48 ] [ 編集 ]
小浜市は名前変えたら、恥ずかしくない?
私はこの青山さんの発言を信じない側の人間です。

青山さんの立場は日米関係と安倍総理を守る側だと思いますがだからと言って信ピュウ性の低い情報を上げて欲しくない。

確証は有りませんがケネディー大使とオバマ大統領に対する数々の発言と行動からの心証は有る。

ケネディー大使がまさかの切れ者で米国の急遽帰国してオバマの外交スケジュールまで変えさせた等と全く思えませんし、其れを受けてオバマ大統領が考えをリアルな変えたとも思えない訳です。

何故青山さんが大ボラを吹いたかと言うと安倍総理と日米関係を守りたかったからこの一言が全てでしょう。

オバマもケネディーも唯の馬鹿ですよ以上
[ 2014/04/25 20:30 ] [ 編集 ]
興味深い解説でした
青山氏は前からチャイナロビイストやコリアロビイストからの攻勢でオバマ政権中枢は安倍さんへの警戒感を持っていると言い、伊藤貫さんもワシントンは国務省を中心に安倍さんを嫌いな人が多いと述べておいででした。

仮に今回キャロライン氏やオバマ大統領が安倍首相に対する見方を変えてくれたのだとしたら、安倍政権が長期安定化し、チャイナにつけ入る隙をなくしていくうえで好都合であろうと評価します。

村山談話等で他国に気を使った発言をするなど、私などはフラストレーションもたまりますが、現在の自民党やマスコミを見るに、安倍首相としては精いっぱいなのだろうとも思います。

経済特区など内政面で首をひねる面もあり、全幅の信頼はできませんが、トルコやインド、東南アジア諸国との連携を進めるなど「チャイナ包囲網」を強化させつつある外交手腕に関しては安倍首相の力量を高く評価するものです。今後アメリカがその方針を支持してくれるとすれば、今回のオバマ大統領訪日は大成果といえそうです。
[ 2014/04/25 20:36 ] [ 編集 ]
No title
こんなのもありまして

[検証スクープ]
来日しない妻と娘は中国には1週間滞在。
弟の妻は中国人で、経営企業の出資者は解放軍
18年ぶりの国賓様は真っ赤に染まっていた!
オバマが中国に籠絡されている証拠写真

FLASH 2014年5月6日号 目次

http://www.kobunsha.com/shelf/magazine/current?seriesid=101002
[ 2014/04/25 21:59 ] [ 編集 ]
国賓オバマ大統領とケネディ駐日大使が警察公安から迫害を受ける
国賓オバマ大統領とケネディ駐日大使が警察公安から迫害を受ける

日本にはびこり、天皇家を弾圧するソ連KGB官房機密費公安のゼロ(官邸では「お化け」と呼ばれている)
http://www.youtube.com/watch?v=QhF6CAdySxI#t=58
http://www.asyura.us/bigdata/up1/source/23858.jpg
http://www.asyura.us/bigdata/up1/source/23867.jpg
http://www.asyura.us/bigdata/up1/source/23868.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/ja8119__/imgs/d/1/d168b852.png
[ 2014/05/07 01:38 ] [ 編集 ]
No title
世界的に「足りていない」事で有名なケネディ駐日米大使。
着任前からアメリカ国民が「恥を晒すようなものだ」として
日本着任を危惧していたが、それでも強行された理由は
Koreanだったとはね。
でまかせで持ち上げようとするのは寄生害獣の性質で定番だけれど、事実が含まれない詐欺話法に人類の冷笑を誘う目的なら(Koreanの存在自体が冷笑だが)上手なもんだ。
ブログの主の縁者も大変だな。
もっとも、縁者の中に「人間」がいればだが。
[ 2014/06/28 23:31 ] [ 編集 ]
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