私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  政治 >  国連による戦後秩序崩壊を見ながら、集団的自衛権で政府の足を引っ張る自民党

国連による戦後秩序崩壊を見ながら、集団的自衛権で政府の足を引っ張る自民党

← 応援クリック、ありがとうございます。

 どうみてもロシアの武力による侵略としか取りようがないクリミア有事だが、クリミア自治共和国の住民投票でロシア編入の賛成票が圧倒的多数を占めたことにより、事態は一段階進み、さらに深刻化する。“民意”を背景としたプーチンが、クリミアを併合することになれば、それは国連が仕切ってきた戦後秩序の無力化を意味する。

 そもそも、国連が仕切る戦後秩序など、敵国として位置付けされている日本が是認できるものではないはずだ。国連とは、簡単に言えば先の大戦に勝利した戦勝国の互助会であり、それを取り巻く“その他の国”を戦勝国に従わせる仕組みに過ぎない。米、英、仏、露、支の安保常任理事国は、気に食わないことがあれば拒否権という伝家の宝刀を使い、「国際政治をコントロールするのは我が国だ」と言わんばかりに我が儘を通す。その他大勢の非常任理事国は、世界でたった5カ国しかない常任理事国の意に背くことはできない仕組みになっている。

 さて今回、その常任理事国のひとつが、他国を「侵略」した。侵略と言わずとも、武力を背景にした行動によって他国の一部を支配し、その当事国の主権を奪う行為に出たと言い換えてもいい。本質的には変わらないはずだ。その他4つの常任理事国は、抗議はすれど、実際の行動には出ていない。専ら「制裁を」と叫ぶ口先介入に終始しており、実際はこの秩序破壊を指をくわえて眺めているに等しい。主犯は常任理事国のひとつである。取り締まるべき他の常任理事国は、力による行動には力で対抗するという意思は示せないでいる。国連が無力であることを日々証明しているようなものだ。

ウクライナ/クリミア

 「容認できない」という言葉だけを発する米国を見ながら、支那はほくそ笑んでいるだろう。侵略は、今のところ、既成事実化さえすれば、国連は追認するしかない状況だ。となれば、支那の侵略、侵攻に対しても、国連は無力である可能性が高い。彼等が「それじゃ、尖閣でも取りに行くか」と考えてもおかしくない状況なのだ。

 正直なところ、集団的自衛権の行使容認ですら決められない日本が、この状況に対応できるとも思えない。集団的自衛権の行使容認は、自民党の政権公約である。自民党の政権公約「Jファイル 2013」には、「政府において、わが国の安全を守る必要最小限度の自衛権行使(集団的自衛権を含む)を明確化し、その上で『国家安全保障基本法』を制定します。」とある。どう読んでも、集団的自衛権の行使容認を是とする内容にしか取りようがない。ところが、政府が見解を示し、内閣総理大臣が責任を負うということを言うと、「俺たちを無視するな」という輩が騒ぎ出す。はっきり言って、世界情勢 ―― いまそこにある危機など、全く見ようとすらしていない。自民党よ、そんなことで国が守れるのか。

 戦後日本のガンは、憲法9条 ―― とりわけ、第2項である。

  1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
  2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


 主権国家には例外なくあるべき交戦権がなくても、国家の安全を保ってこれたのは、日米安保が担保され、そのもとで自衛隊と在日米軍が存在してきたからである。お花畑にいる者たちがいう「憲法9条があったから」というのは、単なる妄想である。だが、在日米軍が徐々に後方に退き、米国が口先介入しかできないヘタレ国家でありつづければ、この安全を担保する仕組みが機能しないということになる。この状況を、一体どれだけの政治家が認識しているのだろうか。

 「交戦権」の回復は、もとより戦争への道を歩むことを意味せず、実は核武装すら意味しない。それは主権の回復のみを意味し、日本が強制された憲法上の拘束によってではなく、自らの意思によって選択した基本的政策として、平和維持のあらゆる努力を継続することを意味するにすぎない。つまり、それは日本が通常の自由な主権国家となり、ふたたび自己の運命の主人公になるということを象徴する行為にすぎない。


 回復すべきは交戦権である。それは、進んで戦をするということではなく、戦をしないための国家の仕組みである。自民党はさっさと公約を守って集団的自衛権行使容認で過渡的な国防を担保し、立党の精神である憲法改正への道筋を一日でも早くつけるべく、今までの何倍も汗をかけ。少なくとも、政府の足を引っ張る行動など、愚の骨頂だ。

江藤淳: 一九四六年憲法 - その拘束


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2014/03/18 07:31 ] 政治 | TB(0) | CM(10)
自民党の困った人たち
自民党には色々な人がいる。
困ったことに親中派と呼ばれる人たちは、自民党本流近くに陣取っている。
最近では割と露骨に内閣の脚を引っ張り出しました。
安倍総理大臣の強味であるお坊ちゃま的鈍感力を発揮して、余り周囲に振り回されず初志貫徹して欲しいと希望しています。
[ 2014/03/18 14:10 ] [ 編集 ]
No title
集団的自衛権<自衛隊法改正であり、憲法98条二項『日本国が締結した条約及び国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする』をヘンタイ留保、遠慮を破棄宣言すればよい。
また、芦田修正、9条二項は成立過程に鑑み本来の目的、解釈を適用して欲しい。
「前項の目的」を達成する為の戦力の保持、国の交戦権を放棄しているのみで自衛目的の戦力、交戦権まで否定する意図はない。「岡崎久彦著、吉田茂とその時代」にもその経緯が書いてあったと思います。

平時での領域侵犯対処を違法、とする現在の法体系は、人民解放軍に研究されつくしており、例えば領空侵犯機に対し最大限警告射撃までで、あとはくっ付いて飛ぶだけであり、もし撃墜でもしようなら、そのパイロットにはあらゆる刑法が待っている。
極論すれば、侵犯機が水爆投下後でしか正当防衛は適用できない。
また漁民偽装した解放軍兵士が上陸後、軍服に着替え武装すれば国際法では公船の対応、海保の行動を否定する。

領域保全のため自衛隊が行動できない自衛隊法こそ問題で、国際的に確立されている集団的自衛権に議論を集中するより急がれる議論ではないかと思う。
中川八洋著、『尖閣防衛戦争論』3章に詳しく書かれています。

[ 2014/03/18 14:11 ] [ 編集 ]
No title
井上太郎 ‏@kaminoishi · 2時間

ウクライナ情勢に関し、日本はオバマ政権の対ロシア弱腰政策に早急に国会で議論高めるべきです。冷戦時代のソ連思わせる強行態度にアメリカの弱腰は、中共を勢いづかせます。日本国の領土防衛として、アメリカには頼れないこと想定し真剣に尖閣の自国防衛を考えないと取り返しつかないことになります。


2012年時点の日本の外国人留学生137756人。出身国上位5位、中共・南朝鮮・台湾・ネパール・ベトナム。中共人と南朝鮮人で約75%占めます(独立行政法人日本学生支援機構資料)。日本人が奨学金貰うと、社会人になり返済しなければなりませんが、民主党政策により外国人留学生は返済免除。


民主党の外国人留学生補助。約75%は中韓学生。生活費年間171万円、授業料国立は免除、公私立は52万円文科省負担、往復航空券支給、訪日一時金25000円、家賃補助年間144、000円、医療費は実費80%補助。民潭推薦で審査は通る、一部は在日に適用。一度決めると中々廃止できません。


一昨年完成の島根原発、稼働の見通しは立ってませんが、使用しないとなると投資額の約4000億円が中国電力の借入金として残ります。核燃料が装填されればいつでも使用可能な状況。脱原発派の皆さん、稼動させないためにも4000億円を頭割りで負担して阻止したら。これこそ支持得られる活動です。


日韓の実務者レベル協議で南朝鮮のトップ会談の要求条件は、村山・河野談話継承宣言、安倍総理による靖国参拝中止宣言、慰安婦問題の協議会発足、であることが確認されました。過去中韓の要求に譲歩してきた日本外交の結果が現在です。少しでも妥協すればより要求する南朝鮮、逆に攻めないと駄目です。


日韓の実務者レベルで南朝鮮のトップ会談の要求条件に呆れ、日本側が半島有事での米軍の日本基地使用について認めないこともありうることを伝えたところ、南朝鮮は固まったそうです。安倍政権は今のところ南朝鮮の要求を全く認めることはありません。少しでも譲歩すればエスカレートする恥知らずです。


密かに進むNHK籾井会長降ろし。自民の反安倍グループ中心に一部野党と連携し、NHKには自虐的偏向報道多いと正論をかかげ予算案に反対し、籾井会長辞任し副会長昇格を条件にNHK予算承認する画策があります。NHKの偏向報道反対と予算は別問題です、予算を人質に籾井降ろしに反対しましょう。


NHK籾井会長も、百田・長谷川経営委員も慰安婦についても、東京大空襲も、民族派支持したことも発言の謝罪はしても、どんなに叩かれてもその内容については決して取り下げない信念の強さがあります。そしてそれは日本国民なら誰しもが支持することです。正論が批判されては日本を取り戻せません。


横田さん夫妻がめぐみさんの子供である孫のウギョンさんと曾孫にあえた事を一様に歓迎しているマスコミですが、北朝鮮はそんな生易しい人道主義の国ではありません。さらに冷徹にあのような粛清も平気で行います。目的は日本のお金という支援ですが、タカリ交渉は中韓よりはるかに上です。


横田さん夫妻の孫のウギョンさんとの面会には、めぐみさんのご主人とされてる金英男も同席してます。金は三号庁舎の工作員であり、蓮池さんと同じ収容所に住んでました。横田さんは政治的話にしたくないと話しますが、日朝の政治的合意の面会です。嘘の遺骨差し出されためぐみさんに一言も有りません。


北朝鮮には、思想調査・取り締まりの「深化組」があります。対南朝鮮工作は「朝鮮労働党統一戦線部」日本等の対海外工作活動には「三号庁舎」と呼ばれる機関があります。社会安全部という警察に相当する機関があり、その秘密組織として住民の経歴把握する機関もあります。総勢百万人といわれています


[ 2014/03/18 19:15 ] [ 編集 ]
コピペ投稿はご遠慮ください
管理人です。

コメントは読者の方のお考えを書いて頂く場所です。
単純なコピペ投稿等はご遠慮ください。
記事に関係ないコメントの投稿と併せ、重ねてお願いします。

拝読に値する井上太郎さんのツイートであっても、例外ではありません。
[ 2014/03/18 19:42 ] [ 編集 ]
日本の国連信仰
>そもそも、国連が仕切る戦後秩序など、敵国として位置付けされている日本が是認できるものではないはずだ。国連とは、簡単に言えば先の大戦に勝利した戦勝国の互助会であり、それを取り巻く“その他の国”を戦勝国に従わせる仕組みに過ぎない。

▽ 昭和46年防衛庁長官として、入閣した、西村直己・代議士は
「国連は田舎の信用組合みたいなもの」「中共が国連に入ってくればますます悪くなるかもしれない」「モルジブは土人国だ。あんなのだって一票を持っている。」と発言したため、
憎日●●新聞こと、築地・チョーニチを始めとする、マスコミならびに左翼マスコミの盟友、日本社会党によって、国連に対する、絶対に許せぬ、《不敬罪》、として袋叩きにあい、大臣をクビにになってしまいました。

▽  「朝日新聞を叩き潰す掲示板」ーーー平成15.4.14.

平成15年石原都知事の対抗馬として民主党の支援のもとに出て惨敗した、樋口恵子・候補の言葉、

「人類の英知によって形成された国連を人類の財産として、平和の砦として尊重する。これが日本のあり方ではないか」
「人類の英知によって形成された国連云々」、は幾らなんでも狂信の度が過ぎます。「国際連合」、は「連合国」、の誤訳です。第二次世界大戦において、日本、ドイツ等枢軸国と戦って勝った、(フランスが戦に勝ったわけではありませんが)、連合国が、国際社会の平和と秩序を共同管理によって維持、確保しようとしたシステムであるため、連合国は当然、自国の国益を最重点に考えます。特に戦勝国の代表である、安保理常任理事国は他の加盟国とは比較にならぬ大きな権限と責任が付与されているものの、その拒否権によって、どれだけまともに機能しなかったかは今更言うまでもありません。
国連論をする気はないので、くどくは言いませんが、国連は国際紛争を解決しうる、「平和の殿堂」、でも、公平な、「世界世論を代表する機関」、でもありませんでした。

▽ 欧米の首脳陣は、日本の政治家が繰り返し言う、《日本は国連中心主義で行く》、と言う言葉がよく理解できないというのも無理もありません.





[ 2014/03/18 21:32 ] [ 編集 ]
日本侵略の方程式
(日本侵略)
= (移民受入) + (外国人参政権) + (地方分権)
[ 2014/03/18 22:53 ] [ 編集 ]
No title
普通の自主独立国が普通に持つべき義務と権利を放棄して、自主独立国の基本が成り立ちません。

あの憎日盧武鉉が「日本は普通の国になってはいけない」と言いました。防衛戦闘権に於いてです。
ですから(と言うわけでも無いですが)、ここは是非にも普通の国並みの防衛力・戦闘行使権を用意するのが正しい日本だと言えましょう。
唯、集団自衛権を今、というのは、これを確立させたら朝鮮半島有事に日本軍も、となりますでしょ?それはイヤだな。

自民党は結党そのものがごちゃ混ぜ党ですから、足の引っ張り合いは伝統なのだと思います。整理されて初めて出直せるのではないでしょうか?
足を引っ張る一方で、内閣の支持率が高い内は寄らば大樹の陰を決め込み、下降線を辿れば即一次安倍内閣・麻生内閣の時代と何の変わりも無いせこい党です。あれは酷かったですね。

多くの冷たい視線を覚悟しながら、それでもクリミヤはロシア領でいいのだ、とつぶやきたい心情です。クリミヤに限定して。
[ 2014/03/19 02:20 ] [ 編集 ]
侵略?
>どうみてもロシアの武力による侵略としか取りようがないクリミア有事

この意見にはいささか同調しかねます。
管理人のご意見だと、日韓併合も侵略になりますよ。
それでいいのでしょうか?
当方の目にはクリミヤに実際住む人が
民主的な手続きに則ってウクライナから独立し、
その上でロシア編入を望んだ結果と見えます。
ロシア軍の出兵はその過程で流血の事態を避けるためです。
プーチンの言うとおり
NATOがやったコソボ出兵と同じだと思います。
[ 2014/03/20 10:58 ] [ 編集 ]
No title
この辺りが国連主義の日本の限界かもしれません。
正直言ってクリミヤ国民が選択したことを外野が云々言うのは内政干渉です。
戦後経済援助を行い平和主義に徹した来たにも関わらず、日本国連の中での地位は低く、その貢献度に値するだけの発言力すら持てないのです。
昨今の米国の態度を鑑みた上で、日本人のモヤモヤ感を払拭するためには、世界の中で新しい世界戦術を構築し展開していくべきであり、対ロ政策も様変わりしていくのは当然であり、今回日本は容認すべきだったと考えます。
勿論ロシアは注意すべき国家であることに違いはありませんが・・・。
[ 2014/03/20 19:29 ] [ 編集 ]
Re: 侵略?
クリミアはあくまで自治共和国であって、ウクライナから独立した国家主権があったとは思えない。
民意は民意でも、悲しいかな、ウクライナに優越する主権があったかといえばNOでしょ。
条約を結んで併合した朝鮮と同列に語るのには違和感がある。
[ 2014/03/21 18:16 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

※ 記事の内容に直接関係ないコメント、トラックバックはご遠慮させていただきます。
※ 管理人及びコメント投稿者への誹謗中傷、嫌がらせ等と判断した場合は、管理人の判断により、コメントを削除致します。

トラックバック
この記事のトラックバックURL

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: