私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  社会問題 >  靖国に弥栄(いやさか)あれ

靖国に弥栄(いやさか)あれ

← 応援クリック、ありがとうございます。

 年末の安倍首相による靖國神社参拝に関しての議論は、専ら、支那、朝鮮の反発と米国の失望という外圧論に終始したようだ。麻生副総理が首相の靖國参拝を受けた支那、朝鮮の反発と関係悪化に対する憂慮に対して示した、「(今回の)靖国参拝で、おかしくなったわけではない。その前からおかしい」という認識は限りなく正しい。メディアは首相の靖國参拝による外交のマイナスを強調したいのだろうが、現状の外交問題のスタート地点を取り違えるのはフェアではない。

 このように、靖國問題は外交に終始した。だが、世の中にはまだ政教分離というイシュ-を持ち出して、この参拝を批判する御仁が居るようである。首相は過去、終戦の日に私費で玉串料を納めたり、春秋の例大祭に真榊を奉納しているが、この行為が政教分離に違反しているという説があるが、実際には靖國に足を踏み入れるだけで脊髄反射をするのが本当のところだろう。しかし、こういう批判ばかりしている人たちは、朝日新聞のような反日宗教新聞は別として、伊勢神宮参拝については口を閉ざして看過するだけで、批判の声をあげない。神社本庁に属する属さないはあるが、要は同じ神社である。今までこのダブルスタンダードを明確に説明した人は、寡聞にして知らない。

伊勢神宮を参拝する安倍首相
伊勢神宮を参拝する安倍首相

 もともと、靖國の宗教法人化は、GHQの神道指令によるものである。古の時代から神道とともに歩んできた日本のことを、昨日できたような国に理解できるわけがないのだが、戦争に負けるということはそういうことなのだろう。但し、その負けた状態で今まで正常な状態に戻すことを怠ってきた我が国にも大きな責任がある。

 靖國神社は、何も好き好んで宗教法人に登録されたわけではない。以前、ブログにも書いたが、靖國神社の宗教法人化にはこのようないきさつがあったことを忘れてはならない。

 昭和21年にポツダム政令で宗教法人令というのが施行され、神社はすべて六か月以内に登記しないと解散しなければならないことになった。しかし昭和21年、戦争は終わったけれども、戦死者の方々の遺骨収集すら開始できない。その数すら正確には特定できない時に、靖国神社が果して解散出来るかという大問題に直面した。平たく言えば、大変な脅迫があったわけですね。そこで緊急避難的に、靖国神社はやむなく宗教法人として登記せざるを得なかった。
 その政令が法律化されて、宗教法人法が施行されたのがやはり占領中の昭和26年ですね。その時にも、どうなるかはまだ見通しがつかないから、そのまま宗教法人としての登記を続けることにして、宗教法人化による登録を残した。
 初めは政令によって登録し、次には法律によって登録して、現在でも宗教法人であるということになっている。けれども、靖国神社は決して自ら進んで宗教法人になったわけではない。ほかに選択肢がなかったから、余儀なく宗教法人にならざるを得なかったのです。

江藤淳 「生者の視線と死者の視線」/新版靖国論集


 安倍首相は6日の夜、俳優の津川雅彦氏らと懇談したなかで、靖國に代わる新たな国立の追悼施設建設について、「別の施設を造ったとしても、赤紙1枚で戦争に駆り出されて犠牲になった方のご家族は、そこにはお参りしないだろう」と否定的な考えを示し、「『靖国で会おう』という一言でみんな死んでいった。その魂というのは、あそこにあるんじゃないか」とも語ったという。戦争で後世の私たちのために戦ってくれた方々の気持ちを思う時、安倍首相のこの意見は至極真っ当であり、戦後世代の我々が大事にしなければならない考え方と言えるだろう。

 そもそも、戦後70年になろうとする今に至ってすら、戦没者を祀る国家の追悼施設がないこと自体が異常なのである。英霊が「靖國で会おう」という共通認識で散って行った以上、靖國にその任を負ってもらうしかない。以前も拙ブログで紹介したが、麻生現副総理が論文「靖国に弥栄(いやさか)あれ」で、靖國の特殊法人化を主張している。私個人は、この主張に大賛成だ。要点だけ抜粋させていただくが、お時間があれば是非全文を読んで戴きたい。

4. 解決策

 以上に述べたところから明らかなように、山積する問題解決のためまず必要なのは、宗教法人でない靖国になることです。ただしその前に2点、触れておかねばなりません。

(1) 「招魂社」と「神社」
 靖国神社は創立当初、「招魂社」といいました。創設の推進者だった長州藩の木戸孝允は、「招魂場」と呼んだそうです。「長州藩には蛤御門の戦いの直後から藩内に殉難者のための招魂場が次々につくられ、最終的にはその数二十二に達した」(村松剛「靖国神社を宗教機関といえるか」)といいます。  
このような経緯に明らかなとおり、靖国神社は、古事記や日本書紀に出てくる伝承の神々を祀る本来の神社ではありません。いま靖国神社の変遷や歴史に触れるゆとりはありませんが、設立趣旨、経緯から、靖国は神社本庁に属したことがありません。伊勢神宮以下、全国に約8万を数える神社を束ねるのが神社本庁です。靖国はこれに属しないどころか、戦前は陸海軍省が共同で管理する施設でした。また靖国の宮司も、いわゆる神官ではありません。

(2) 護国神社と靖国神社
 第二に触れておかねばならないのは、上のような設立の経緯、施設の性格、またこれまで述べてきた現状の問題点を含め、護国神社には靖国神社とまったく同じものがあるということです。靖国神社が変わろうとする場合、全国に52社を数える護国神社と一体で行うことが、論理的にも実際的にも適当です。

(3) 任意解散から
 それでは靖国が宗教法人でなくなるため、まず何をすべきでしょうか。これには任意解散手続き以外あり得ません。既述のとおり、宗教法人に対しては外部の人が何かを強制することなどできないからです。また任意解散手続きは、護国神社と一体である必要があります。  
言うまでもなくこのプロセスは、靖国神社(と各地護国神社)の自発性のみによって進められるものです。

(4) 最終的には設置法に基づく特殊法人に
 その後の移行過程には、いったん「財団法人」の形態を取るなどいくつかの方法があり得ます。ここは今後、議論を要する点ですが、最終的には設置法をつくり、それに基づく特殊法人とすることとします。  
名称は、例えば「国立追悼施設靖国社(招魂社)」。このようにして非宗教法人化した靖国は、今までの比喩を使うなら、戦死者追悼事業を再び「国営化」した姿になります。宗教法人から特殊法人へという変化に実質をもたせるため、祭式を非宗教的・伝統的なものにします。これは実質上、靖国神社が「招魂社」といった本来の姿に回帰することにほかなりません。各地の護国神社は、靖国社の支部として再出発することになります。  
なお設置法には、組織目的(慰霊対象)、自主性の尊重(次項参照)、寄付行為に対する税制上の特例などを含める必要があるでしょう。

(5) 赤十字が参考に
 この際参考になるのが、日本赤十字社の前例です。日赤は靖国神社と同様、戦時中に陸海軍省の共管下にありました。母子保護・伝染病予防といった平時の事業は脇に置かれ、戦時救済事業を旨としました。講和条約調印後に改めて立法措置(日赤法)をとり、元の姿に戻すとともに、「自主性の尊重」が条文(第3条)に盛り込まれた経緯があります。


 国のために命を落とした先達を国が弔えないという以上な状態を打開することも、日本を取り戻すことの重要な要素である。安倍政権にあれもこれもというのは甚だ要求過多に思うが、期待せずにはいられない



 ここ数日で、ふたりの方の訃報に接しました。ひとりは産経新聞「正論」の執筆メンバーで、私が所属する国家基本問題研究所理事の遠藤浩一氏。国基研の月例会に参加した際、櫻井よしこ氏が如何に遠藤氏に惚れこんでいたかを見て、これからの保守論壇を背負って立つ方と認識していました。55歳というあまりにも早すぎるご逝去です。

 もうひとりは、やしきたかじん氏。そこまで言って委員会の放送圏外に住む私にとっては、Youtubeで有志がUPしてくれる動画を通しての番組視聴でしたが、関東ではお目にかかれない切り口と毒舌で、政治や社会問題に斬り込む姿勢が印象的でした。

 おふたりの若すぎる死を心から悼み、ご冥福をお祈りいたします。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2014/01/08 07:29 ] 社会問題 | TB(0) | CM(9)
No title
舛添要一が都知事選に出馬!外国人参政権推進、民団癒着、国旗蔑ろ、反日史観、靖国反対

▼舛添要一▼

「自分は在日朝鮮人の子だ」と、「朝まで生テレビ」でカミングアウト

姉が生活保護を受給し、市役所から仕送りを依頼されたが、断る!

不倫、愛人、隠し子(妻3人、愛人2人、子2人、婚外子3人)

DV(家庭内暴力、ナイフで妻を威嚇)

記者会見で卓上に置かれた日本国旗について「邪魔でしょ、これ」などと言いながら、どかせた。

外国人参政権推進派

靖国神社参拝否定派

反日史観(日本は支韓に謝罪しろとの考え)

民団と癒着し、在日韓国人への利益誘導!在日韓商セミナーで「金融機関は低利で在日韓国人らにも融資すべきだ」と強調

自由党時代は、親韓の小沢一郎のブレーンだった。

尊敬する政治家として野中広務を挙げるリベラル派

政治資金を自分の株式会社に入れる。



http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5319.html

[ 2014/01/08 08:36 ] [ 編集 ]
護国神社を靖国神社に
全国にある護国神社をすべて靖国神社に改称しましょうよ。
京都靖国神社とか鹿児島靖国神社、静岡靖国神社など
靖国をもっと国民に浸透させれば
反日変態サヨクがいちゃもん付けにくくなるのでは?

それと舛添の都知事選立候補は
保守にとって好材料でしょう。
真っ赤な宇都宮と濃いピンクの舛添が票を食い合えば
タモさん当選の可能性がグッと高まりますので。
[ 2014/01/08 09:24 ] [ 編集 ]
No title
靖国神社のこと、麻生副総理の論
勉強になりました。
感謝。
[ 2014/01/08 10:40 ] [ 編集 ]
麻生さんの案は危険では
こんにちは。
以前からこの麻生さんの案を読んでいて、大変に危険な事だと感じています。

「祭式を非宗教的・伝統的なものにします」-非宗教的となれば靖国ではなくなります。
遊就館も独立法人となれば、その職員に怪しい人間が入っても好きに辞めさせることも出来ません。
展示内容も同じ、政府の意向によって歴史認識がかえられてしまう危惧があります。

総じて麻生さんの案は、靖国以外に国の追悼施設を造るサヨク的な案と殆ど変る所がありませんし、どころかそれよりも恐ろしい事になりかねません。

政教分離のまま首相や行政関係者が参拝できる方策はあります。自民党の憲法改正案の中に含まれています。
「憲法改正自民党草案
国及び地方自治体その他の公共団体は、特定の宗教のための教育その他の宗教的活動をしてはならない。ただし、社会的儀礼又は習俗的行為の範囲を超えないものについては、この限りでない。」
「ただし」以下を加えることで殆どが可能です。

靖国の経済的問題については国民が支えるしか無いですが・・

[ 2014/01/08 20:10 ] [ 編集 ]
少し世界へ出てみて
靖国問題の難しさを一番理解出来てないのは日本人です。
もっと冷静に考えて下さい
[ 2014/01/08 23:49 ] [ 編集 ]
No title
靖国を難しくしたのは朝日新聞です。
[ 2014/01/09 00:11 ] [ 編集 ]
Re: 少し世界へ出てみて
> 靖国問題の難しさを一番理解出来てないのは日本人です。
> もっと冷静に考えて下さい

もっと具体的に書いて頂かないと、反論のしようがありません。
[ 2014/01/09 00:17 ] [ 編集 ]
カゴシマンさん
靖国を問題にしたのは間違いなく朝日新聞です。ですが世界に取っては全く関係ないのです。戦犯の墓参りをする愚か者としか観てません。
正しいとか間違ってるとか言う次元じゃないんです
[ 2014/01/09 00:18 ] [ 編集 ]
No title
神仏融合や廃仏毀釈令も含め、歴史上色々な政治状況に依る経緯を経てきた日本人の宗教観(当然そこには抵抗も在ったわけですが)や、政敵・敗者を祀った所謂祟り神への怖れと調伏の意味での神社をも考えると、靖國・招魂社は確かに「宗教」とは性格が違いますね。
宗旨が無い宗教はあり得ないと思います。

生前には神道者だったり仏教徒だったりキリスト者だったりその他の宗教を信じていた方々、或いは何となく宗教を持たない方々が御英霊として祀られて居る訳ですから、従来の「神社」と一緒にされるのも違うのだろうと思います。

戦場や刑場で「公務死」された方々への国家国民としての丁重なお祀り場が、考えるとなんでこんなに雑多な事を言われなければならないのか?と騒がれる方に違和感を抱きます。

麻生副総理の論文全文は未だ拝見していませんが、挙げて下さった文章の限りでは、納得出来ることばかりです。
福田康夫氏辺り(だったと思いますが)が提案の「新しい追悼施設」は、それによって他国(中共・朝鮮)からの批判を躱す目的で持ち出された感が強くて、慰安婦河野談話にも似たその場しのぎの無責任な案だと考える私には麻生・招魂社論は全く真摯度に於いて別次元だと感じます。
従業する方々は法人であれ何であれ、残念ながらどんな思想の人でも何処からでも入り込めるのが「民主主義」の現代であって、宗教法人だから「好きにやめさせる権利」を発揮しているとは思えませんが?認識不足でしょうか。従業義務履行という問題は独立法人でも可能では?



靖國・招魂社とは全く性質の異なる
[ 2014/01/09 01:58 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

※ 記事の内容に直接関係ないコメント、トラックバックはご遠慮させていただきます。
※ 管理人及びコメント投稿者への誹謗中傷、嫌がらせ等と判断した場合は、管理人の判断により、コメントを削除致します。

トラックバック
この記事のトラックバックURL

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: