私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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今こそ「防衛予算はGDPの1%以内」という呪縛を解くときだ

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 かつての米ソ冷戦時代、米国にレーガンがいて、英国にサッチャーがいて、日本の総理大臣は中曽根康弘だった。中曽根元総理は、友人である胡耀邦支那共産党総書記の去就を慮って靖國神社参拝を見送った経緯から、保守派のウケは別れるところだが、理念として極めて保守的なものを持っていた政治家であったことを、私は疑っていない。その中曽根元首相は、西側陣営の一員を公言し、三木武夫首相が設定していた「防衛費はGDPの1%以内」という枠を取っ払おうとした。それを頑として受け付けなかったのが、当時の自民党総務会長、宮澤喜一である。

 その後、鈴木善行総理が誕生し、各社論説委員との最初の懇談で、鈴木総理が記者団に訪米の時期を尋ねられた際、横に座っていた宮澤官房長官が「参勤交代じゃあるまいし」と吐いたそうだ。宮澤には米国が唯一の同盟国であるという認識すらなかった証左である。その後、宮澤が総理大臣にまで登りつめ、その代償として、日本が数多の国益を失うことになったのは、書くまでもないだろう。

 昨日、参院国家安全保障特別委員会において、日本版NSC法案が可決した。明日には参院本会議で可決成立する見込みだ。この法案の主眼は、外交・防衛などの国家安全保障分野について、官邸機能を強化するところにある。従って、宮澤喜一や民主党の三莫迦総理など、二度と官邸に送ってはならないという義務を、国民が負うことと同義だ。そのことを、国民ひとりひとりが自覚しなければならない。国家安全保障会議で菅直人と仙谷由人がど真ん中に座ることを想像するだけでも寒気がする。

 支那の「防空識別圏」の話題はメディアでも主要項目として取り上げられているが、昨日の報道ステーションで、解説者が、「日本側もむやみに中国を挑発しないように」などと寝ぼけたことを言っていた。挑発をしているのは一方的に支那の方であり、日本は何らチャレンジはしていない。朝日系が好きな外交での問題解決を主張したかったのだろうが、尖閣の領有権には外交交渉の余地がないことぐらい、頭の中に叩き込んでからものを言って欲しいものだ。

 今までお詫びと反省ばかり言ってきた日本政府に対し、支那や南鮮からは何ら和解の手は伸びてこなかった。昨今の南鮮による日本批判は度を越しており、私には朴槿恵が、あの奈良の騒音おばさんにさえ見えてくる。では、対岸の騒音おばさんを黙らせるにはどうしたらよいか。それは謝罪でもなければ、賠償でもない。謝罪すれば、それをカードに使われるのは、河野談話で散々経験してきたはずだ。かと言って、歴史認識で議論を戦わせる相手でもない。彼等は歴史を“つくる”からで、史実は彼等の根拠にはならないからだ。

 騒音を抑制する唯一の方法は、日本が強くなることである。何も軍事大国にまでならなくてもいい。軍国主義など、今の日本の民主主義の仕組みの上で成り立つはずもなく、ましては北朝鮮のような先軍政治などあり得ない。ただ単に、確固たる軍事力を持ち、国際法のみならず、国内法でもその存在と実力行使を担保すればよいのである。朝鮮というのは、もともと大国に囲まれ、その大国のどこかにくっつかなければ生存できなかった国家である。昔も今も、その状況には変わりないのだ。だから、日本を批判しながら支那に寄り添ったりするのだが、「防空識別圏」のような形でしっぺ返しを食うことになる。日本の外交が軍事力によって裏から支えられ、国際的にも発言力が強まれば、半島からの騒音は多少なりとも減るはずだ。

 支那に対しては、日本側から行動を仕掛ける必要はない。ただ、「寄らば斬る」と態度で示すことは必要不可欠だ。岸田外相は官僚のメモの棒読みだった感があるが、安倍総理はかつてないほどの語気で、支那を批判した。だが、その支那に対する批判の裏付けが、事なかれ主義と内向き志向のオバマ政権による日米同盟だけでは、なんとも心もとない。

 九条改正は勿論のこと、改正までの経過措置を含めた集団的自衛権行使の容認など、この現状で止める方がどうかしている。安倍政権には、中曽根首相が為し得なかった、防衛費1%枠の呪縛を解いて欲しい。その呪縛を解くという宣言だけでも抑止力にはなるはずだ。もともと防衛費はGDPの1%以内というのは、単なる目安であり、変化する国際情勢のことなど、全く考慮しない計算式だ。それを後生大事に守ること自体、政治とは言い難いのである。


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[ 2013/11/26 07:28 ] 政治 | TB(0) | CM(4)
No title
騒音おばさん。
実は被害者?(はてなキーワード)
[ 2013/11/26 16:04 ] [ 編集 ]
No title
自国を護り抜く為の必要装備は普通の独立国として当然備えておくべきでしょう。
一生抜かずに済む刀でも常の手入れが武士の義務と嗜みであり誇りとされた様に、自衛隊の無用の用が理想ですが国難への唯一の安全安心装備を怠ってはご先祖様にも未来の日本人にも申し訳が立ちません。

二年前の大震災と大津波被害救援に投入された自衛隊も、その一方で国防が手薄になりかねなかった事を思い出すと、日本は本当に暢気に構えている時ではないと思います。

騒音おばさんのマーキングとその国会、何処まで病が篤くなるのか、狂度の限界に挑戦しているようである種のタノシミです。
[ 2013/11/26 19:10 ] [ 編集 ]
No title
戦後68年も暢気に平和主義と云うスローガンに好んで騙され国民の覚悟が問われる。

さて其の平和主義なるお目出度いスローガンを広めたマスコミさんはそろそろ覚悟は出来たかな?

戦後日本人を欺き堕落させた彼等を許せる保守勢力は居ないでしょう。

今更ジタバタして日本の国益を害おうとするマスコミを真っ先に日本国所払いで掃除しましょう。

中共の防空識別権急拡大の暴虐行為より危険で厄介な敵の味方日本マスコミ様。
[ 2013/11/26 20:07 ] [ 編集 ]
偏向とは左傾マスコミのことです
流石にマスコミはもうNHK経営委員会の委員の人選にケチをつけている。

保守系の人物が嫌いで嫌いで仕方がないというのがありありと見える。
[ 2013/11/26 22:39 ] [ 編集 ]
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