私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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戦後民主主義を疑おう

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 土曜日の朝、書棚の文庫本をパラパラめくっていて、古い時代に書かれた本質が、現代にもそのまま通用する一節を見つけたような気がした。福田恒存の「日本への遺言」のなかにある、「暴力」という一節だ。

暴力

 一体、暴力とは何か。それは力とどう違ふのか。偽善の皮をかぶらず、しかも禁忌に触れることなく、それらの問ひにうまい言ひぬけを考へて見るがよい。右と左とを問はず暴力は悪であるなどと、そんな懐手のふざけた答へで、暴力が否定できるなら世話はない。が、良識派は必ずさう言ふ。しかも民主主義を楯にしてさう答へるのである。それに対して左翼は同じく民主主義を楯にして、暴力に左右の別を立てる。すなはち左の暴力は大衆行動であって、大衆行動は暴力ではなく民主主義的政治行動であり、それを挑発し弾圧する力こそ暴力であるといふことになる。良識派はこれにどう答へるつもりか。民主主義といふ言葉一つでそれが押へられると思ってゐるとしたら、とんでもない間違ひだ。

福田恒存「民主主義を疑ふ・V・四五二」


 福田は、同じ「民主主義を疑ふ」のなかで、こうも書いている。

 民主主義の名の下に暴力を犯し、あるいは暴力を犯してそれを肯定するために民主主義を口実にする。 さうかと思ふと、暴力は民主主義ではない、それに反するものだと言ひ、民主主義をもつてそれを説伏しようとする。民主主義とはそれほど便利なものか。


 何故いまこのような文献を持ち出したかというと、昨今話題の“ヘイトなんとか”という行動に対する批判、およびその批判のお先棒を担ぎ、恣意的な報道を流布するメディアに強い違和感を感じ、それらと同質の傾向を、福田の一節に見出せるような気がしたからだ。

 私は在特会の「在日特権を許さない」という主張には概ね賛同する一方で、彼等の表現や主張にかかわる手法については必ずしも賛同しないということを、過去に二度ほど書いてきた。彼等の一部の過激とも思える表現が、特アの愛国無罪を連想させるからでもある。だが、彼等の主張の本質を報じず、ヘイトスピーチと一刀両断して報ずるメディアの責任も重い。

 いわゆるヘイトスピーチというものを批判する側は、それが言葉の暴力であると宣伝することを念頭に置いている。そのヘイトスピーチと言う言葉は、最近、ヘイトクライムという言葉にすり替えられつつある。慰安婦を性奴隷という表現にすり替えたのと同様の手法だ。こういうすり替えをダイレクトに報じるメディアも存在する。総じて言えば、「ヘイト」と言う言葉を宣伝文句にして、“暴力をふるっているのは在特会と日本の右翼である”という一方的な定義を、大衆の意識の中に刷り込もうとしているように思える。

 そうであるなら、ヘイトなんとかを批判する者たちやメディアは、日本に対するヘイト行為も同様に批判すべきだ。日の丸を焼き、日本大使館前に慰安婦碑なるものを建立し、日本の政治家や天皇陛下を侮辱・罵倒し、デモで日本メーカーの工場に放火し、日本車を叩きのめす行為は、明らかにヘイトクライムである。昨日書いた南朝鮮における反日教育は、憎悪を受け付ける“ヘイト教育”とも言えるものだ。

 それらの行為に一切目を瞑り、在特会の行為だけを批判する姿勢には、明らかに恣意的な価値観が働いていると言わざるを得ない。「左の暴力は大衆行動で、それらを弾圧する右の暴力は犯罪だ」というバランスを欠いた思想が、いまも日本を支配し、その思想をメディアが垂れ流しているということになる。

 「差別をなくそう」と主張している者たちは、一方で、古くから差別をつくってきた側の者たち、もしくは、差別という利権構造の中で、それが生み出す果実を貪ってきた者たちだ。そういう彼等の主張が民主主義的だと肯定されるのであれば、そんな戦後民主主義は早く捨て去ったほうが、将来の日本のためになる。



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[ 2013/10/12 10:49 ] 社会問題 | TB(0) | CM(4)
No title
■Korean prostitute problem

★★★ アメリカ国内で韓国による「日本バッシング」と闘っておられる
「クリス・ミヤケ」さんからの「署名の依頼」です。
  
拡散!署名に御協力をお願いします!

現在 10219
 
皆様のご協力に感謝いたします!

「請願内容」は、   

・いわゆる「慰安婦」を自称している韓国人女性の発言には一貫性、信憑性がないこと

・アメリカには公式文書として、当時の慰安婦が高給で売春に従事していた証拠があること

・アメリカの学校教育の場においては、韓国が主張する「虚偽」を教えないでほしいこと

などです。

アメリカでは、実際に「インチキ慰霊碑」が建てられ、アメリカで暮らしている「日本人の子供たち」へのいやみや嫌がらせが韓国人により行われています。 

私たちができることは、「メルアド」と「名前(ハンドルネーム可)」と「国名」を書いて
送信することだけですが、あなたの「一つの請願メール」がアメリカで「日本人の名誉」の
ために戦っている人たちへの「応援」になります。

「請願メール」のサイトから、
「Name(名前・ハンドルネーム可)」、
「Email(メールアドレス)」を記入して、
「国籍」を選択してから、
「Sign the petition!」を押せば送信できます。
   
あなたの力が必要です。 お願いいたします。
請願はここから→http://petitions.moveon.org/sign/comfort-women-fabrication.fb28?source=s.icn.fb&r_by=8546588


申し訳ないのですが、拡散させて下さい。

[ 2013/10/12 14:08 ] [ 編集 ]
『ヘイト教育』
いつもながら含蓄に富む記事ですね・・。

一連のヘイトスピーチに関する記事は、すべて読んでおりますので
yasさんが憂いている気持ちもよく判ります。。


>南朝鮮における反日教育は、憎悪を受け付ける
>“ヘイト教育”とも言えるものだ。

良いフレーズですね。
記事を書くときに使わせてもらうかもしれません(^^;
[ 2013/10/12 16:43 ] [ 編集 ]
No title
ご無沙汰しております。

そもそも、戦後民主制度(小生は主義=誤訳説に則り、制度、と解します)は米国からの押し付けであり、痴呆自治も憲法みたいな作文も皆同様です。管理人様には失礼かもしれませんが、疑うも何も、我々の先人が好き好んで採り入れた制度でも何でもありません。

戦後痴呆自治でGHQは我が国の弱体化を図り、沖縄で見事に結実しています。国民の多くは、中央集権化=悪、と考えている人も多いのではないでしょうか。我が国の様な、周辺にヤクザ国家ばかりの国で、ノンベンダラリと地方の首長に色々と権力を持たせることが、如何に無益か、東日本大震災や支那の侵略で少しは理解出来たのではないでしょうか?

また、GHQの狙いはその他にも色々とありますが、労組を認めさせ、公務員の一部(国労などの反日左翼・過激派の溜まり場がその典型)にスト権を与えて日本人の団結を希薄にしたこと、女性の解放の名の下に、我が国の家長制度などを破壊させたことなどが挙げられます。農業では言わずもがなの農地解放で、聞こえは良いですが要するに我が国の大規模農業を阻害した制度です(現在は農業法人化を国が進めていますね。つまり大規模農業化です)。更に東大などの国立組織やCCTV日本支局は、公職追放の嵐の中、反日黄痴害左翼のゴミ溜めとなってしまい、今に至っています。

全てが、我が国にマイナスに作用しています。これが、安倍内閣が本当に克服すべき、『戦後体制』なのです。
[ 2013/10/12 21:28 ] [ 編集 ]
No title
昨今の、過激な日本語への麻痺は
過激な表現で話題作りをするマスコミ・政治家・ネットの影響では。

日本がこんな国になってしまったのは
戦後の日本人が情けなかったからです。
GHQが学校で廃止した教育勅語を
家庭で教えていればよかったのです(私は家庭で教わりました)。
国民皆兵制度のあるスイスやフィンランドは
政権が変わろうとも、家庭教育は不変です。

いつまでも甘えて何でもかんでもGHQのせいにしている間に
高度成長が終わり、生産年齢人口がピークをうち、
新興途上国が台頭し、
日本国は確実に年老いています‥
[ 2013/10/13 10:32 ] [ 編集 ]
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