私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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はだしのゲン問題を、読んだこともないのに論評してみる

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 松江市教育委員会が、漫画「はだしのゲン」に関して閉架措置を取るよう市内の全市立小中学校に求めていた件で、ネット上の論争が賑やかになっている。朝日新聞がこの件を電子版に掲載したのが16日のことだから、既に一週間が経っている。私がこの件についてエントリーを書かなかったのは、実はこの「はだしのゲン」を読んだことがないからだ。存在は知っていたが、殊更、興味もなかった。なので、この件を取り扱うことは、他のブロガーの方々にお任せしようと思っていたのだが、なんだか議論が変な方向へ行っているような気がするので、少しだけ書かせてもらおうと思う。

 読んだことがないこともあって、色々な描写や作品の背景などを調べてみた。自分が接したのは、ごく断片的な情報であることは間違いないのだが、私が親だったら、この漫画を子供に読ませようなどとは絶対に思わない。他の内容が良かったとしても、「妊婦の腹を切りさいて中の赤ん坊を引っ張り出したり」「女性の性器の中に一升ビンがどれだけ入るかたたきこんで骨盤をくだいて殺したり」という場面を、まだ分別の付かない子どもに進んで読ませようなんて思わない。これは、本屋で書籍を買う前にパラパラ中を見てみる感覚での話だ。

はだしのゲン

はだしのゲン

 読んだことがないこともあって、ここは虚心坦懐に、特に閉架措置に反対している人のブログを、かなり苦痛な覚えながら、ほうぼう読んでみた。とても共感できない記事が数多くある。例えばこの閉架措置が現代版焚書扱いに等しいという意見。はたまた、これが戦前の検閲に等しく、子どもの知る権利を阻害しているという意見などだ。両方に共通しているのは、体制側が権力を以て介入し、国民の権利を奪うという構図らしい。

 だが、ちょっと待ってほしい。これは焚書扱いか?もしくは検閲なのか?

 無論、両方とも根拠なき批判である。学校で閉架措置を取られようが取られまいが、はだしのゲンは本屋やAmazonで好きなだけ購入できる。つまり、手が届くところにあるのであって、存在が読みたい人から遮断されたわけではない。これを焚書とか検閲というのは、言いがかりも甚だしい。いっぱしのジャーナリストとか、元内閣府非常勤国家公務員のNPO法人代表理事とかが、こんな拙劣な批判を、臆面なく書いていること自体が異常と思える。

 子どもの権利というのは、戦後民主主義の信望者がよく使うフレーズだが、子どもは分別がつかないから子どもというのであって、親の保護責任があるのではないか。もっと言えば、はだしのゲンという作品のみが原爆や戦争の悲惨さを教える材料・ツールではないはずで、他の良書を差し置いてまでゲンに固執する必要性があるとも思えない。

 はだしのゲン論争は、恐らく、ひと言で片付くのではないかと思っている。即ち、

そんなに子どもに読ませたきゃ、
親として判断で子どもに買い与えて、
親の責任で読ませりゃいいじゃないか。


 Wikipediaによれば、はだしのゲンが週刊少年ジャンプに連載されたのは、シリーズ開始の1974年から75年までで、1975年以降の10年間は、左派系市民誌「市民」、日本共産党系の論壇誌「文化評論」、日教組の機関紙「教育評論」が、連載を引き取っている。戦後サヨクのイデオロギーの塊のような組織が、連載を後押ししたのだ。立派な政治的プロパガンダを生む土壌であることは言うまでもない。これらを知っても、まだ子どもに読ませたいと思うのだろうか?もしそうなら、もう何も言わない。勝手に読ませりゃいいだけだ。

 私は、松江市教育委員会の措置を、強く支持する。実際に作品を読んでいないので、内容に関する論評や忖度は極力避けたつもりだが、それでも「読んだことないくせに論評してんじゃねーよ」という批判があれば、甘んじて受けよう。ただ、「知る権利を奪うな」などと叫んでいる人たちの中にも、同じく読んだことがない者が多数含まれているであろうことも、無視すべきではない。


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[ 2013/08/23 07:33 ] 教育 | TB(0) | CM(6)
ゲンはポルノと同じ
ポルノを見て気分を良くする人もいれば
気分を害する人もいる。
「ゲン」も同じ。
だから18禁同様に閲覧制限を設ける。

反日変態サヨクは常に独善的。
自分たちの主張はいつも正しいと妄信している。
反戦・平和・人権を旗印にすれば
独善でも許されると曲解している。
[ 2013/08/23 12:34 ] [ 編集 ]
小学生のとき
リアルタイムで途中まで読みました。ただ「絵面」が汚く、言葉づかいも汚く、完読したいと思えるマンガではなかったです。言葉づかいについていえば、広島ことばなので関東で育った私には(当時は)奇異過ぎました。 絵も陰惨で、今、改めて読みたいかというと「ノー」です。
当時、「恐怖マンガ」のジャンルに入るマンガだったのだけど、うめずかずおとか、
エコエコアザラクのほうが普通に読めました。
その後、中学の時か夏休みの推薦図書になって読書感想文の宿題にもなってましたけど、他の本で提出した記憶が残っております。 子供は正直なもので、私の周りでも好んで読んでる者はいなかったようでした。

ブログ主様のおっしゃるように、我が子が小さい内は読ませたくないですね。 学校が読め。となった時は「ノー」の声が挙げられるのかどうか…?ですけど。

「子供の知る権利」というセリフには、
「親は子供を守る義務があるんだ!」と毅然と言ってやりたいです。


[ 2013/08/23 17:48 ] [ 編集 ]
No title
はだしのゲン論議はもうこれでおしまいにしましょう。小学生が読むようなマンガじゃないし、絵もへたくそ、ストーリーはでたらめ。これ読むぐらいだったらシティーハンターでも読ませた方が教育にいいかもしれませんね。
[ 2013/08/23 22:25 ] [ 編集 ]
個人的には少々複雑な想いです。
と書くとお叱りを受けるかもしれませんが・・・。
私の母方の親戚に広島で入市被爆した者が3人居ました。
投下直後に救援に行ったのですが、私が小学生の頃に聞かされたその惨状と言うのは「はだしのゲン」の描写とほぼ一致します。これだけは一片の誇張もありません。
(なお3人とも高齢とはいえガンで長年苦しみ、他界しました)
この作品と親戚の話で受けた衝撃が、後に「日本国核武装論」の原点となってしまったのですね。まあ「劇薬」として作用してしまったようなものです。
少年ジャンプ連載時のみで、あえて打ち切っていれば良かったものを・・・と思うのです。
共産党に取り込まれてからの逸脱ぶりは「悲惨」の一言ですよ。まあ我々が批判的に読むとしたら資料としての価値は高いと思いますが。
「なるほど。左翼はこうやって有名人を取り込み、最後に完全な駒としてしまうのか」という手法を研究するうえで。そのプロセスを図らずも見事に(巻を追うごとに)さらけ出してますからね。
なおこの作品には「なぜか左翼が絶対に追求しない別の問題点」もある、と言うことを指摘しているブログを見つけました。本日の記事をご一読くだされば幸いです。
[ 2013/08/23 23:36 ] [ 編集 ]
No title
アレな人が言うであろう閉架措置批判の中身が想像通りでピンポーンでした。

この作者自身が6才の時に被爆だそうで、戦争や原爆を憎むのは分ります。
只、終戦の年が6才ならば、戦地の蛮行のあれこれは実体験であるわけが無いのでこの作者が聴きやすい話を真面目に調べもせずに描いて、それがとんでもない表現になり、とても子供が読んで学ぶべき種類の反戦漫画とは言えない事も幾つかの情報で分りました。

「最高の殺人者天皇」等という台詞や社会と他者への憎悪を強調する場面も多いそうで、戦争・原爆反対より作者自身の心の悪意丸出し作品なのかな?と読む気も無いままに思います。

アレな人ほど「子供は社会が育てるもの」と主張しがちですが(その事への疑問はさておいて)社会に育てさせる以上は任された社会も物の善し悪しを判断するのが当然だろう、と思います。
教育委員会が担当地域の教育現場に指導するのは当然のお仕事で、子供に自国歴史の嘘も刷り込む毒書が閉架される事に大賛成です。

広島・長崎の被爆者を取り上げた作品は、敢えてグロテスク表現を前面に掻き立てなくても、静かな絶望や救いがたい哀しみを読む者に強く訴える物が幾つもありますから、小中学校にはそちらを選んで並べて戴きたいです。
[ 2013/08/24 00:26 ] [ 編集 ]
中学生3年の時 教室に最初の二冊あり、全巻は揃えてなく、図書室にはありませんでした。高校生にも全巻は見せたくないな…
単純ですけど、映画で実写になって 親子で見に行くことはないと思うし 子供も見れないと思う。被爆体験談は事実でしょうが、他は事実とは異なると思うし 子供も見る気もしないと言ってました。被爆体験は 他の資料に写真が掲載されてますから 子供もどれだけひどかったかは、わかっています。歴史認識が間違っている部分があるなら、検討するのは当たり前です。我が家では 見せません
[ 2013/08/25 12:39 ] [ 編集 ]
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