私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  政治 >  平壌の広報担当になり下がったプロレスラー

平壌の広報担当になり下がったプロレスラー

← 応援クリック、ありがとうございます。

 かつて“燃える闘魂”と呼ばれ、一世を風靡したアントニオ猪木。1989年にスポーツ平和党を結党し、参院選に当選した。その時にキャッチコピーは「国会に卍固め、消費税に延髄斬り」。当時、アントニオ猪木が国会質疑に立ったテレビ中継をたまたま観ていたのだが、あまりに稚拙な質問で、閣僚に簡単にいなされていたのを思い出す。その時、頭に浮かんだフレーズが“税金泥棒”だった。

 何を思ってか、今年の参院選に立ち、18年ぶりに国政復帰を果たしたアントニオ猪木。ほとんど注目もしていなかったので、何を公約に掲げたのか全く記憶にはない。記憶にあるのは「日本を元気にする」という言葉のみ。こんな言葉なら誰でも言える。それなのに35万66百票も取った。猪木を比例区に擁立した日本維新の会の目論見は、あながち外れてはいなかったということだろう。

 さてこの猪木、いきなり北朝鮮に渡った。7月25日のことである。21日の参院選で当選を果たしたが、実質的には参議院議員になる前である。橋下共同代表が言うように、この時点では私人の立場である。であれば、私人である猪木は、渡航自粛を要請していた国の方針に背いたということになる。この点について、猪木を公認した党代表の責任がないはずはない。メディアは追及を止めてしまったようで、その後の橋下氏のコメントは寡聞にして知らない。

 この訪朝はきな臭さ満点だ。猪木が参院選で当選を果たしたのは7月21日。訪朝が25日。その間、僅か3日である。北朝鮮の国柄を考えれば、訪問が2、3日で急に決まるようなことは考えにくい。それどころか、猪木は平壌で、金永南最高人民会議常任委員長、張成沢国防委員会副委員長といった要人と面会している。根回しの時間は必要だったはずだ。従って、この訪朝は参院選の最中、またはその前から仕込まれていたと考えるのが妥当だろう。維新の会の執行部が、このような策動を察知していなかったとしたら、その責任は重大である。議員になる前だからと言って、逃げられるものではない。

アントニオ猪木

 猪木は5日、日本外国特派員協会で記者会見した。彼の口から出てくる言葉は、どれも常識を逸脱している。下記は、J-Castニュースからの引用だ。

「拉致解決したら幸せになれるのか」 アントニオ猪木氏が特派員協会で独自見解 (J-Castニュース)

持論が際立ったのが、行き詰まりが続いている拉致問題についてだ。従来、猪木氏は、

「友好関係が崩れてしまう疑問があった」

という理由で拉致問題にはかかわらないようにしてきたというが、参院選当選を機に、

「公人としてこういう(拉致問題解決に向けた)期待が色々寄せられる中で、本当の話を伝えていかないと」

と方針転換したようだ。ただ、猪木氏は、日本国民は拉致問題に関して一方的な見方しかできていないと受け止めているようだ。「洗脳」という言葉を使いながら、このように現状認識を披露した。
 「この拉致問題において日本の人たちが、テレビで毎日あれだけ(拉致関連のニュースを)見ましたから、結果的には、これが『洗脳された』という言い方はちょっと語弊があるかも知れませんが、その位に『拉致、拉致、拉致』という。よく私は講演でも、『では、拉致が解決したら、我々は幸せになれますかね?』というと、皆さん『えっ?』という顔をして、そうすると、今まで凝り固まっていた考え方、色んな視点をちょっと変える。そうすると、もっと知恵が出てきて、解決をどうしましょうと(なる)」

 現状の拉致問題解決に向けたアプローチについても、大きく2つにわけて批判。一つ目として、拉致被害者名簿の精度を問題視した。

 「日本の拉致(被害者)名簿の中にある、何百人か分かりませんが、数字がどんどん変わっていた中で、日本の中で死んでいる人もいる。そういうような拉致名簿を(北朝鮮側に)提出して解決しようとしても、これは向こう側からした時に『そんないい加減なこと言ってくるなよ』(となる)」

 二つ目として、拉致問題を国際社会に訴えることに疑問を呈した。日朝の二国間交渉に専念すべきだとの立場だ。

 「これは二国間の問題ですから、世界に回って訴える話ではない。だったら、チャンネルをしっかりつくって、そこで一対一で話をするような環境を(整えることが重要)。その環境(整備)を私はやってきて、いつでも(拉致問題関係者を)お迎えするという話にはできている」

 また、度重なる独自制裁が意味を失っていることも指摘した。

 その上で、

 「『外交に勝利無し』という言葉がある。相手も国民がいる。これは北朝鮮に限ったことではない。日本にも国民がいる。どこは、どこかで落としどころを決めなければ、片一方だけが勝っても、片一方が負けても不平不満が出る」

と述べ、北朝鮮側の立場にも配慮した。


 一体どこの国の人の言葉かと、疑問を呈したくもなる。しかも現実として、この言葉を発したのが自国の国会議員なのだ。「拉致」を叫ぶことで国民を洗脳しているという猪木。しかも、『では、拉致が解決したら、我々は幸せになれますかね?』とまで述べる。一体、猪木のいう「我々」とは誰のことを指すのか。真っ当な感覚を持った日本国民であれば、拉致が解決して先ず幸せになれるのは、拉致被害者とその家族である。その方々を我々日本人は同胞と思っているから、彼等に幸せな日々が返ってくることを「我々の幸せ」として願っているのではないのか。日本人はそれを祈ってはいけないと、猪木は言うのか?

 拉致被害者名簿の数字が変わるのは、日本の責任という猪木。拉致被害者の人数を単に「数字」と表現するメンタリティも理解し難いが、実際は、北が秘密裏に我が同胞を連れ去り、それを隠匿し続けてきたからこそ、人数が確定しないのである。根本的な責任は、北朝鮮にある。拉致は二国間でやれというが、多国間協議を以てしても核兵器を手放さない北朝鮮が、日本とのバイの交渉で拉致被害者をすんなり返すというなら、発想がお花畑すぎるし、もし日本がそういう行動を起こしたとしたら、北は必ず日本の足元を見る。言うことなすこと、全てアマチュアなのだ、この男は。

 猪木は完全に「北朝鮮の広報担当」になり下がっている。北朝鮮からの伝言を記者クラブでの会見で発言したような、恥ずべきものだ。維新の会は今夏の参院選で、恐らく猪木のとは正反対の考えをもつ、中山恭子氏も擁立している。この矛盾を、橋下、石原両代表はどう説明するのだ?少なくとも、公認して擁立する以前に、猪木の思想信条を確認したのか?猪木は出馬会見において、橋下氏には暫く会っていないと語っている。もし事前のチェックを怠ったとしたなら、維新執行部の責任は重大である。

 私は7月23日のエントリーで、猪木とパチンコマネーの絡みについて、疑問を呈した。先月末、ある方の講演で聞いたのだが、もともとプロレスは興行面で暴力団との関係が存在しているという。猪木と北朝鮮は、その暴力団を仲介者として繋がっている疑いがあるのだ。そういえば、猪木の大スポンサーとして知られる佐川急便の佐川清初代会長は、広域暴力団・稲川会との関係も指摘される人物だ。

 アントニオ猪木を擁立した日本維新の会の共同代表および執行部、加えて、投票用紙にアントニオ猪木の名前を書いた有権者は、極めて重大な誤りを認識すべきだろうと思う。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2013/08/07 07:28 ] 政治 | TB(0) | CM(8)
やはり脳みそが筋肉でできている
維新の人寄せパンダ、アントニオ猪木の脳みそは
やはり筋肉でできているらしい。
国民の生命と財産を守るのが国家の使命
その使命をきちんと実現させるのが国会議員の使命
そんなことも理解できないのは
脳みそが機能不全だからなのだろう。
[ 2013/08/07 10:34 ] [ 編集 ]
No title
他国に拉致された同胞の帰還を「我々国民の幸せ」と言えない国会議員が選出されて、さぞかし北朝鮮は喜んでいるでしょうね。コレ、明らかに人非人ですね。

日本政府は不確かな人数を交渉に上げては居ないと思います。
今年五月二十日の参議院決算委員会で安倍総理は、質問者の民主党・山根隆治議員に
帰還を果たせた曾我ひとみさんを例に出して

「小泉訪朝時曾我ひとみさんの名前は日本政府は認識して居なかった。中略~ 今認定している人以外には可能性がないということではなくて、間違いなく拉致被害者だという人達を認定している。
ここで、もし認定が甘くてまちがえた場合は、北朝鮮から全体の私たちの主張の信頼性が失われたと言われるわけですから厳しい認定をしている。
基本的にはこういう方(特定失踪者)も含めて、全て拉致問題を解決という事であれば、全ての拉致被害者の日本帰国、ということです」(敬語省略)
と答弁して居られます。

何百人に上ることやら、といわれる特定失踪者の存在を知りながら、相手が相手だけに「信頼性を失う」と言われないように、慎重な交渉をしてきている自国政府を「数字がどんどん変わる」と?
一体何処から吹き込まれた「情報」なのか、呆れる間まで何十秒かの絶句、です。

また、管理人様のご指摘通りに、国際間にこの拉致問題をしっかり理解して貰う事は、北朝鮮を相手にする場合必須の手段でしょう。
安倍内閣はその上で「日本が主導的に解決する」と明言しています。
被害者ご家族の方々も、「諸外国には応援をして欲しい。取り戻すのは日本ですから」と、藁にも縋りたい気持ちを抑え、日本の主権問題として筋を通す事を主張し続けて居られます。

日本維新の会には、この議員に関して全面的に責任をとって戴きたい。

どんな経歴でも有名であれば集票出来る日本の選挙の在り様を、有権者も政党ももういい加減熟慮・自重しなければ、いつまでもこのような軽薄売国議員が輩出される、イイ見本ですね。
[ 2013/08/07 11:21 ] [ 編集 ]
No title
【H25.08.07 青山繁晴のインサイドSHOCK】

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21534180?cate_newarrival_politics
[ 2013/08/07 13:16 ] [ 編集 ]
マスコミは麻生氏を叩くより、猪木を叩け!
くだらない揚げ足取りで、麻生氏にかまっている暇があったら、日本政府の立場を悪くする行動と発言している猪木を徹底的に叩いて欲しい。

議員辞職勧告出してもいいほどだ。
[ 2013/08/07 14:54 ] [ 編集 ]
No title
拉致問題は日本の国家主権にかかわる問題です。竹島も尖閣も北方領土も同様です。
これらを軽視すれば、将来国が滅びます。

この根本的なことが理解できないのに国会議員になれるなんて、有権者は単に著名人だからと投票するのではなく、もっとよく考えて選挙権を行使すべきです。

北朝鮮とのパイプがあることを利用して、何か大きなことがやりたいという欲望にかられているのでしょうが、こんな人間に国会議員をやられては、国民にとって大いに迷惑です。
以前、有田芳生も勝手に訪朝したようですが、こいつらを何とか議員辞職に追い込めないんでしょうか。
[ 2013/08/07 15:55 ] [ 編集 ]
No title
●拡散希望《嘘つき山本太郎を議員辞職させましょう》

■山本太郎が、離婚していたにも拘わらず、「家族三人で暮らしている」と、嘘を連呼し信頼させて選挙戦を戦っていたことが明らかにされました。

山本太郎は、嘘を信じて投票してくれた方で謝れとおっしゃる方には、その方のところにまで行って謝罪すると言ってますが、謝ってすむ問題ではないでしょう。一発辞任案件ですね。

大体反日左翼は、嘘つきの集団ですので、自然なことなのでしょうが、辞任するまで国内外から追い込みましょう。

※ジャーナリスト水間政憲;インターネットだけ転載フリー〈条件・全文掲載〉
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/
[ 2013/08/07 18:42 ] [ 編集 ]
No title
山本太郎といい、A・猪木といい、左翼思想に汚染されたヤツにロクなヤツがいないことだけはたしかだ。
こんなアホが堂々と国会の運営に当たっていることじだいがお粗末としかいいようがない。
有権者たる国民がしっかりしないと、人気だけで議員を選んでいたのでは日本の為にならない。
[ 2014/03/23 21:37 ] [ 編集 ]
No title
猪木名言は、自説を正当化するためのけだし名言だな
デタラメやっておいて、猪木名言で誤魔化しているだけだ
一番卑怯な手法で世渡りしているな
それで世間が通るんかい
[ 2014/04/14 22:09 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

※ 記事の内容に直接関係ないコメント、トラックバックはご遠慮させていただきます。
※ 管理人及びコメント投稿者への誹謗中傷、嫌がらせ等と判断した場合は、管理人の判断により、コメントを削除致します。

トラックバック
この記事のトラックバックURL

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: