私的憂国の書

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毎日新聞の社説を哂う ~ 国家間に歴史認識の一致などあり得ない

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 昨日の党首討論で、歴史認識問題に関する安倍首相とメディアの応酬があった。記者が安倍首相の歴史認識を問い質し、安倍首相が「歴史の判断は基本的に歴史家に任せるべきだ」という今までのスタンスを繰り返したことで、記者は「逃げている」と畳みかけるという展開だ。このやり取りにおけるメディア側の狙いは単純である。メディア側の動機はいくつかあるだろうが、ひとつは“安倍首相は歴史認識から逃げている”という印象を国民・有権者に広めること、もうひとつは“支那や朝鮮との関係が冷え込んでいるのは、日本側に問題がある”という論調に結び付けたいこと、などなど。

党首討論会



 歴史認識を言質として求めるメディアと、歴史は歴史家に任せるべきだとする安倍首相の議論が、はなから噛みあうはずもない。そもそもメディアが政治家に対して歴史認識を問い、それに実直に答えることは、結果として自爆装置のスイッチを押すようなものだ。大東亜戦争に少なからぬの意義を見出し、侵略戦争や慰安婦等の否定に走れば、支那や朝鮮がバカ騒ぎし、言質が国際問題を生むという装置である。逆に、侵略戦争を認め、慰安婦問題等で盲目的謝罪をすれば、保守層が離反する。そういった意味において、マスメディアは、事実を伝えるという役割以上に、政治的、国際的問題を焚きつける役割を是としているように思える。

 毎日新聞は3日の社説で、この歴史認識を参院戦の争点にせよと論じた。

社説:参院選 問われるもの…歴史認識 (毎日新聞)

 ◇参院選 問われるもの…歴史認識 立場をもっと明確に

 歴史認識問題への各党公約での言及は思った以上に少ない。確かに、政策として前向きなものではないし、党内で一致した見解を作るだけでも骨の折れる仕事であろう。
 ただ、この問題はいったん火がつくと国内はもとより、中国、韓国を中心としたアジア、ひいては欧米まで巻き込むグローバルな論戦となり、日本の外交・安保政策に多大な影響を与える。政策選択を問う上で重要な争点の一つに数えたい。
 そもそも歴史認識とは何だろう。あの大戦を歴史的に総括、反省し、その教訓を未来に生かしていくための基本認識ではないか。原点は、1952年4月の講和条約発効(独立)にある。そこで日本は、戦争指導者が処刑された東京裁判の結果を受け入れ、国際協調の道を歩むことを誓ったはずである。従軍慰安婦問題についての見解をまとめた河野談話(93年)、戦後50年の節目に反省と謝罪を発信した村山談話(95年)、それを踏襲し不戦の決意を誓った小泉談話(2005年)もすべてその延長線上に積み上げられてきた。


 敢えて言っておくが、この歴史認識について「いったん火がつくと国内はもとより、中国、韓国を中心としたアジア、ひいては欧米まで巻き込むグローバルな論戦になる」諸悪の根源をつくってきたのは、朝日新聞をはじめとする守旧メディアである。毎日の論説委員は他人事のように述べているが、朝日新聞が主体となって放火し、その火に薪をくべ、油を注いできたのが、毎日やNHKなのだ。毎日新聞こそ、人の総括を求める前に、自社の論説を総括すべきだろう。

 その観点からすると、昨今の安倍晋三首相の言動は危うさを感じさせるものがある。村山談話に対して「侵略の定義」部分に異を唱えたと思えば、一転継承すると軌道修正する。または、歴史認識は学者の仕事で政治家は言及すべきではないと突っぱねる。建前と本音を使い分けているようにも見え、不安感が残る。


 安倍晋三という政治家に批判的立場を取り続ける毎日新聞にとって、安倍首相の歴史認識を忖度するのは容易な筈だ。ただ、安倍首相は言質を与えない。ひとたびネタを提供すれば、喜び勇んでそれに火をつける放火常習犯を目の前にすれば、受け答えは自ずと決まる。保守層にはいまだ我慢が必要だが、歴史問題を検証する諮問会議など、第三者の客観的裏付けなくして、何を言っても、放火魔が手ぐすね引いて待っている状況には変わりないのだ。

 いずれにせよ、この問題については、靖国参拝を含めて国民には聞きたいことがたくさんある。先人たちの努力の成果を踏まえ、何をどう引き継ぎいかに発展させていくか。各党首はもっと明確に語ってほしい。


 野党は勝手なことを言えるのだ。責任を取らなくてよいからである。共産党や社民党が好き勝手なことをいるのは、彼等が政権与党になる可能性が皆無だからである。民主党が政権与党の時は、彼等の歴史認識、またそれ以前に国家観の欠如ゆえ、様々な問題が起こり続けた。だが、責任を取りたがらなかった民主党に対し、有権者は下野という責任を負わせた。民主党が十分責任を取ったとは言い難いが、発言力を失わせたことは歓迎すべきだ。問題はマスメディアである。彼等は国家間の関係を歪なものとしても、決して責任は取らない。朝日新聞も毎日新聞も廃刊すべきと思うのだが、彼らにはまだまだ沢山の読者が付いている。与党は立場も責任も違うのだ。民主党はその自覚がなかっただけの話だ。

 毎日新聞に言っておくが、日本と支那、朝鮮などの歴史認識が一致することは、金輪際あり得ない。支那や朝鮮が歴史問題を利用しているからという理由もあるけれども、それ以前に、国家間で歴史認識が一致することなど、初めからあり得ないのだ。世界の各国は、そういう認識の違いがあったとしても、それを乗り越えて交友している。麻生副総理が朴槿恵の大統領就任にあたって、「同じ国、民族でも歴史認識は一致しない。それを前提に歴史認識を論じるべきではないか」と発言した。これこそ真なり。国家間関係の基本である。

 主権国家間の歴史認識は一致しないものだ。その一致を無理強いする毎日が求める結果は、日本側の一方的な譲歩なのだろう。毎日新聞の読者も、もうそろそろこの新聞の魂胆に気付くべき時だ。


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[ 2013/07/04 07:33 ] 外交 | TB(0) | CM(6)
こいつらは馬鹿なの?
こういう質問をしている記者には本当に腹が立つ。
国会で同じような質問をしている野党議員もいたが、醜いとしか言いようがない。
戦後からずっと日本が着せられてきた濡れ衣を晴らさなければならない時に、国内でこういう輩が未だに存在していることに我慢がならない。

ブログ主様が書くように<日本と支那、朝鮮などの歴史認識が一致することは、金輪際あり得ない。>というのが真実である。
こういう記事を書く奴は、アメリカとベトナム、英国とインドの歴史認識が一致しているとでも思っているのだろうか。
歴史認識とは、それぞれの国の立場によって異なって当然であり、まして捏造した歴史認識によって「反日史観」でかろうじて国の統合を保っているシナ、朝鮮との歴史認識が一致するとすれば、それは属国としての立場でしかありえないではないか。
本当に「馬鹿なの?」と質問したくなる。
[ 2013/07/04 14:16 ] [ 編集 ]
No title
国家によって歴史認識が違う、というのはこの場合かなり誤解を招く言い方では?
中韓のは認識以前の問題、事実の捏造にすぎず、認識などという一般化で掬う価値などありませんよ
[ 2013/07/04 15:55 ] [ 編集 ]
No title
こんにちは。党首討論には久しぶりに大笑いしてしまいました。
言質を取って揚げ足を取るために安倍首相に質問を集中した結果、自民党の政策を国民に詳しく伝える事になってしまったようですね。
強い危機感を覚えたのは、ほとんどの党は目標や公約は語っても、実現するための政策を語ろうとしないことです。
国民は夢の様な理想論を聞きたいのではなく、公約を実行するためにどのような政策を取るのかを知りたいのです。
マスコミの幹部クラスの社員がこの程度は、若い記者を本来の意味でのジャーナリストに育成できるわけもなく、無責任に興味本位の話題を垂れ流すだけの体質の改善は難しいでしょう。
[ 2013/07/04 16:49 ] [ 編集 ]
>名無しさん(笑)
管理人さま、いつも拝見させて頂いています。

名無しさん(笑)の仰る通り。捏造を信じろと?

最近、開いた口が塞がらない事ばかりで顎が外れてしまいそうです。
[ 2013/07/04 20:57 ] [ 編集 ]
Re: >名無しさん(笑)
皆さん、顎の障害にお気を付けくださいw

文脈として、“国家間で歴史認識が一致することなど、初めからあり得ない”ということを言いたかっただけです。
麻生さんの、「同じ国、民族でも歴史認識は一致しない。それを前提に歴史認識を論じるべきではないか」という言葉に尽きると思いますね。
[ 2013/07/04 21:33 ] [ 編集 ]
No title
シナ&チョンの僻みからくる反日と、
マスゴミ&サヨクの‘反国家的な言動マジカッケー’な浅い思考が見事に合致した結果ですね。

歴史認識と言えば、ある大学のサヨクサークルが戦争シミュレーションゲームの会社に「中国軍が弱すぎる」と言いがかりをつけてきた話を思い出しました
(当時の戦争シミュレーションゲームでは中国は安いだけが取り柄の最弱ユニットでした)
[ 2013/07/05 06:40 ] [ 編集 ]
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