私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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朝日新聞の「中国を刺激するな」という浅はかな世論誘導

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 朝日新聞ウォッチャーとしては、毎朝の社説、天声人語を読むのが密やかな楽しみになっている。各紙の社説はたいていは斜め読みで済ませてしまうのだが、朝日新聞の社説や天声人語にはキラりと光る(笑)邪悪が存在するから、「今朝はどんなネタで世論誘導を画策するのかな」と思いつつ、読み返しながら朝日の真意を探ることもしばしばある。そんな朝日新聞、今朝の社説も笑止千万である。

日本と中国―わなを抜け出すために (朝日新聞社説)

 尖閣諸島問題で、また歴史認識をめぐり、日本と中国が対立している。
 こんなふうに、私たち新聞は「中国が」と書くが、中国の指導部にせよ、一般市民にせよ、意見が決して一つにまとまっているわけではない。
 日本に対する強硬派がいると同時に、対日関係を重くみる協調派もいる。いまのような局面では、つい見落としがちだ。



 まず朝日は、「歴史認識をめぐる日本と中国の対立」があると宣言するが、もとより歴史問題の対立は、朝日新聞が支那に対して焚きつけ、煽ってきたものである。この立場は都合よくスルーでなのだ。そのスルーのあと、対立する日本と支那の世論をなだめ、支那における対日協調派に耳を傾けよと説く。

 しかしこれは、支那の都合に合わせた相対化だ。支那という国は、共産党の一党独裁国家である。13億人もの人口があれば、その一部に対日協調派が存在するのは不思議なことではない。ただ、その少数の協調派の声を日本人が見落としているとする朝日の主張は正しくなく、声が聞こえないように共産党が統制しているだけの話だ。朝日は「声を聞かない日本人の責任」とでもしたいようだが、そんなすり替えは無理筋だ。

 朝日は、支那の喩塵というジャーナリストを登場させ、

 「昨年9月、尖閣国有化に抗議する反日行動が拡大したのは、中国のメディアに自由がないから。理性的な声が伝えられず、反日一色にされてしまった。あれは中国社会の真の姿ではないのです」


と、支那は悪い国ではないという誘導を行う。こんな浅はかな誘導で、あの日系企業を襲った傍若無人な襲撃、破壊、略奪、放火などを相殺し、国民を騙せると思っているのだとしたら、世論を見る目が間違っている。

 日本と対立が強まれば、中国で対日強硬派の発言力が増し、協調派の発言力が低下する。そうでなくても日中には歴史問題があるから、注意しないと強硬派が優勢になる。ここに日中の陥りがちなわながある。
 安倍首相がかつての侵略の歴史を否定しかねない発言をし、168人の国会議員が靖国神社に参拝した。ここ最近の日本側の振る舞いは、中国の強硬派を元気づけ、協調派を落胆させたに違いない。


 折角、対日協調派がいるのに、安倍首相の発言と靖國神社を参拝した168人の国会議員のせいで日支関係が対立の一途をたどるというストーリーだ。要するに、協調派という、いるかいないかもわからない存在のために、日本人が自制すべきだという論旨だ。「日本が支那を刺激しているために、支那の強硬派を先鋭化させている」として、責任は日本側にあるということなのだろう。

 厄介なのは尖閣海域での対応だ。無用な刺激を与えるのは避けなければならない。だが、中国が繰り出す監視船に対し日本側が後退すれば、それこそ「力で押せば日本は引っ込む」と強硬派を勢いづける。だから、退くわけにもいかない。ここが当面、最も難しい。
 いずれにしても、対日関係改善を望む人が中国には少なからずいる。彼らを困らせる言動を慎むことが、わなを抜け出す第一歩になる。


 朝日は、「ここが当面、最も難しい。」と言いながら、「いずれにしても」と続け、結論を出さない。極めてズルイ論説だ。「無用な刺激を与えるのは避けなければならない」と言うが、刺激を与え続けているのは、度重なる領海・領空侵犯を平気でやってくる支那の方ではないか。

 朝日新聞は平和憲法の盲目的な信者である。平和憲法のお陰で、日本は紛争に巻き込まれなかったのだと力説する。であれば、尖閣で挑発を重ねる支那に対し、「“平和を愛する諸国民の公正と信義”を発揮してください」と懇願すればよい。なんの問題解決にもならないことは自明だ。この社説でわかることは、朝日が「日本よ、中国様を刺激するな」と、大陸側に軸足を置いているということである。

 支那のジャーナリズムには自由がない。それは事実だろう。だがそのことも、対日慎重派の声が抹殺されることも、等しく支那の共産党一党独裁体制ゆえのものである。従って朝日は、この二国間の摩擦を論ずる時、この一党独裁国家体制を批判しなければならない。自国民を惨殺した天安門すら賛美した朝日新聞に、そんな論説を期待すべくもないが・・・。


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[ 2013/05/05 11:13 ] メディア | TB(0) | CM(6)
No title
いつも貴ブログを興味深く読ませて頂いております。

従軍慰安婦強制連行問題が代表的ですが、朝日新聞を筆頭とする支那と朝鮮半島に反日ネタを提供し続ける、マッチポンプ役の反日日本人&反日国内組織が何とかならないものかと複雑な気分になってしまいます。
靖国問題でも、支那と朝鮮半島に媚びて、閣僚の靖国参拝を問題視する反日日本人、組織の主張の多さ、強さに個人的には危機感を覚えました。
支那や朝鮮半島(特に韓国)の遠吠えは、適切な反論をしつつ突き放しておけば良いのかと思いますが・・・
これからは、国内に存在し背中から切り掛かってくる反日日本人と組織の動向に、注意深く観察していかなくてはならないと思います。

これからも貴ブログを楽しみにしております。
執筆するにあたり苦労もおありかと思いますが、鋭意の執筆を応援しております。
[ 2013/05/05 12:22 ] [ 編集 ]
反日カルト原理主義者には辟易
反日カルト原理主義者である朝日新聞には辟易する。

同様に反日カルト原理主義国家であるシナや南北朝鮮にも辟易する。
[ 2013/05/05 12:52 ] [ 編集 ]
お見事な考察でした
あ~あの天声人語は笑えましたね。

当家も亡き母が社会党信者だったので今も父が朝日続けてますが、まー・・・一種の精神的拷問というか、いっそ修行になるというべきか・・・本質のすり替えが凄まじいですね。

さすがにこのご時勢、それでも一般的な国民を騙すのは難しくなってきましたが、きっちり騙される人もまだまだ多くいますしね・・・笑えないことでもあるんですよね。
[ 2013/05/05 20:48 ] [ 編集 ]
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[ 2013/05/06 05:10 ] [ 編集 ]
朝日新聞の中の人
いつも勉強させてもらってます。
朝日新聞の中の人は、日本が特定アジアに行ったこと(虚偽も含みます)は何十年と書き続け、支那・朝鮮が日本に対しての言動・破壊活動などはついこの前の事でも忘れる事のできる「頭」のようです。
日本は何十年と特定アジアに配慮してきてもこの有様ですから、奴らに配慮すること自体が無駄ということをそろそろ「朝日新聞の中の人達」が理解するべきだと思います。
[ 2013/05/06 07:44 ] [ 編集 ]
早く中国、韓国とは国交断絶すべきです!
「天声人語にはキラりと光る(笑)邪悪が存在するから」なんて誰かが喜びそうな表現ですねぇ。まぁ、朝日新聞は、私的にはスターウォーズに出てくるダースべーダーですから、戦い甲斐があるというものです。

中国とも韓国とも早く国交断絶して欲しいと願っています。ハッキリ言って「ウザイ!」だけの国です。林語堂は「中国人は人類のクズ」と言ったそうですが、属国の韓国も同類でしょう。

大中華、小中華で中華帝国でも作って、ずっと日本の悪口を言い合っていれば良いと思います。特亜を除いて活発な外交を展開している安倍政権は正解だと思います。

韓国は現在は西側に属していますが、シナの1000年属国ですから、やがては居心地の良い場所に落ち着くと思います。そしてシナに対して「アニキー(傷だらけの天使風に)」とすり寄る韓国が目に浮かびます。とにかく奴隷でいたい民族ですから。
[ 2013/05/08 16:44 ] [ 編集 ]
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