私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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早くも落ち目の維新、橋下氏が沖縄の民意に媚びる愚

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 昨日は、民主党内における正反対の憲法観を取り上げ、この政党がひとつの纏まりを保つことが最早不可能であることを書いた。立法府に籍を置く議員が、憲法という最大かつ最重要のテーマについて、党内で意見を全く異にすること自体が信じ難い。だが、憲法問題ではないにしろ、同じような見解の相違が日本維新の会にもあるようだ。主権回復の日と沖縄問題である。

 主権回復の日の記念式典において、維新の平沼赳夫国会議員団代表は「日本が国際社会に復帰できたことが第一歩で、それが沖縄復帰につながったとの意識を持つべきだ」と訴えた。私はこの平沼氏の主張に100%同意する。だが、この見解を真っ向否定する見解が、維新の幹部から出た。その張本人は、橋下徹共同代表だ。



 橋下氏は昨日、那覇市内の会合において、安倍政権が主導した「主権回復の日記念式典」を痛烈に批判した。あたかも沖縄サヨクメディアの片棒を担ぐような内容の発言だ。

「沖縄への配慮ない」 主権回復式典に橋下氏 (産経)

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は1日、那覇市内の会合で、政府が4月28日に開催した「主権回復の日」式典に関し「沖縄に対する配慮が全く感じられなかった」と批判した。
 同時に「どうせ開くならば(沖縄が本土に復帰した)5月15日だ。その日に全国民挙げて沖縄返還を祝ったり、胸に刻んだりすべきだ」と指摘した。


橋下 in 沖縄世論媚び行脚

 橋下氏は永田町に生息する政治家ではないものの、発言はよくメディアに取り上げられる。何と言っても、日本で三本の指に入る政党の共同代表なのだ。民主党代表の海江田氏の影が薄い分、余計にフィーチャーされるケースが多い。だが、橋下氏が沖縄について語ったなどと、私の勉強不足かもしれないけれども、頻繁に聞いてきたという実感がない。

 日本維新の会は、いま落ち目である。一時は民主党に迫り、部分的には民主党に勝っていた各種報道機関での政党支持率も、最近の調査では民主党の後塵を拝している。時事通信の直近の世論調査では、民主党の4.1%に対し、維新の支持率は僅か1.5%である。この数値は、中途半端な野党であるみんなの党と同じなのだ。新報道2001の調査では、支持率でみんなの党に抜かれた。みんなの党が称賛に値する何らかの成果を上げたというわけでもない。実際、みんなの支持率は、ほぼ横ばいなのだ。維新への期待感が急速に減退しているとしか説明できないのである。

 そんな情勢の変化もあって、政党の党首として、何らかのメッセージを発したいと考えたのだろう。野党である以上、政権の批判をした方が、メディに取り上げられるチャンスは大きい。場所は、主権回復の日祈念式典に反発することで耳目を集める沖縄である。参院選も近い。選挙対策の意味でも、沖縄の民意を汲み取るようなメッセージを発したい。案外そんな動機で、件の発言になったのではないだろうか。そのような単純な動機で、式典でのメッセージを含めて平沼赳夫氏の梯子を外すようなことを、平気でやるのだ。

 2009年以来、下野した今もなお失態しか思い浮かばない民主党に、政党支持率で負けているようなら、日本維新の会の未来は暗い。憲法96条の改正勢力として期待することぐらいが関の山で、平沼氏や西村眞悟氏、中山成彬氏のような宝を持ちぐされている維新は、早く彼ら国士を手放し、地方政党に戻った方が、日本のためかもしれない。


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[ 2013/05/02 07:39 ] 政治 | TB(0) | CM(2)
No title
平沼赳夫氏は、他の立候補者が誰も触れようとしなかった自主憲法制定を掲げて国会議員に立候補し、それを認めた故中川一郎氏が平沼氏の落選中も支援する等のエピソードを持つ国会議員です。
自主憲法と言い出せば、それだけで「右翼」のレッテルを貼られまくる戦後日本の風潮の中で、只管自主自存の信念を持って来られた平沼氏と、メディアの注目で自己の存在を保障したがる橋下氏(私にはそう見えます)とでは、国政への動機そのものが違うと感じます。

占領下にあって外交権も封じられ、小笠原・奄美・沖縄、北方領土の交渉が出来ないままで、それらの領土を含めた日本一括独立を果たす事は、到底無理だったでしょうし、時間の経過と共に世界の動向次第では日本分割論も再燃したかも知れません。
本土と日本政府が独立し、独立国家として外交交渉権を得る、それが長い道のりだったけれど小笠原・奄美・
沖縄返還を可能にしたのだと思います。
この返還は紛争や戦争を伴わなかった点で当時世界の注目を集めた、と愚かにも大分後になって知りました。

先人の血の滲む努力を素直に認められないオトナの悲哀を橋下氏に感じます。
[ 2013/05/02 13:48 ] [ 編集 ]
No title
毎日、非常に勉強させていただきながら楽しみに読ませていただいています。

大阪府知事として様々な成果を上げていた時期の橋下氏を隣県で影ながら応援していました。
しかし、国政を視野に入れたあたりからの橋下氏は正直なところ馬脚を現したとしか思えない迷走が目立つ。
特に昨年9月からの迷走は信念も何も無く、ただただ自分が世間に忘れられないことを1番に考えているようにしか見えなくなっている。
つまるところ橋下氏は「経営者」ではあっても「政治家」では無かったと思う。
今、日本という国は「本当の意味での国家」として成り立っていけるかどうかの重大な時期にさしかかっている。
その大事な時期に「自身の立場」を優先させてしまう「経営者」は国政の場には不要である。
隣国に世界にも特殊な国家が3つもある日本はこれからの世界に向けて「自信と誇り」を取り戻さなければならないと考えています。
そうした思いを国民の1人々〃が持っていれば戦後日本とは違う、本当の日本になれると思います。
[ 2013/05/02 15:52 ] [ 編集 ]
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