私的憂国の書

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昭和天皇を描いた映画「Emperor」、米で公開

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政治ブログをよく読む方は、恐らく、今日はTPP関連記事でお疲れになっているだろうから、元来天邪鬼である私のブログはそこからちょっと外れ、今日は映画の話。

米国で、昭和天皇を描いた映画、"Emperor"(邦題「終戦のエンペラー」)が封切られた。缶コーヒーのCMでお馴染のトミー・リー・ジョーンズがダグラス・マッカーサーを演じ、昭和天皇を片岡孝太郎さんが演じる。日本の俳優陣では、近衛文麿を中村雅俊さん、木戸幸一を伊武雅刀さん、東條英機を火野正平さんというキャンスティングになっている。

ワシントン在住の産経新聞古森記者によれば、米国内でも賛否両論があるようだ。

「エンペラー」昭和天皇描いた米映画好評 敗戦・日本へも人間的光 (産経)

 終戦直後の昭和天皇の姿を描いたハリウッド映画「エンペラー」(邦題「終戦のエンペラー」)が全米各地で封切られた。米国マスコミはその主題の重さから映画の特徴をいっせいに報じたが、その内容は戦争の敗者の日本側にも人間的な光をあて、一部の映画評では、日本側に対して甘すぎるという批判が出るほどとなった。
(中略)
 舞台は敗戦直後の東京で、同元帥が准将に「天皇が開戦にどれほど責任があったかを10日間で調査し、裁判にかけるか否かを決める」ことを命令する。史実にフィクションが多々、混じるその物語は、同准将がかつて恋人だった日本女性の行方を必死で捜す努力とからみあう。
(中略)
 映画では戦争行為自体について、日本の攻撃だけでなく欧米諸国のアジア植民地支配や米国の日本への無差別爆撃への批判的な言葉も述べられる。日本側の人物も天皇はじめ大部分が人間らしく描かれる。
 映画は全米各地の新聞やテレビ、雑誌でも広く取り上げられ、ほとんどが「歴史の深遠な瞬間が本格的に描かれている」(デトロイト・ニューズ紙)などと好評だった。しかし一部には「日本軍の残虐行為への言及がないまま米軍の日本破壊だけが拡大されたのは不公平」(ニュージャージー州のスター・レジャー紙)という批判も表明された。


ニュージャージーというのは、慰安婦像が建立された土地で、韓国系移民におもねる記事もあるだろうから置いておくとしても、記事を解釈すれば、比較的フェアな内容であるようだ。

Emperor

この映画、「終戦のエンペラー」という邦題がつき、日本では7月に公開される。
片岡孝太郎さんといえども、昭和天皇を演じるというのは、かなりのプレッシャーだったろうと推察する。テレビドラマでは、野村萬斎さんが2008年の暮れ、TBSの「あの戦争は何だったのか 日米開戦と東条英機」で昭和天皇役を演じたが、保阪正康氏の原作であること故のストーリーのアレな部分はあったにせよ、好演だった。

惜しむらくは、日本国内に現代史を描いた映画がほとんどないことである。特に大東亜戦争を描いた映画は、その歴史的意味の重さを考えれば、非常に少ない。
「左翼にあらずんばインテリにあらず」という時代同様、「左翼にあらずんば映画人にあらず」と言うほど、映画界には左側のひとが多いと言われることも要因なのだろう。
それ以外にも問題がある。
東條英機を描いた「プライド・運命の瞬間」では、サヨクの識者やジャーナリストから「右翼映画」のレッテルを貼られ、こともあろうに製作した側の東映の労働組合が「映画『プライド』を批判する会」なるものを結成し、東映側に公開中止を申し入れたという。

日本人が近現代史を深く洞察した、正しい歴史家に基いた映画が見たいと願う。
クリント・イーストウッドは「硫黄島からの手紙」で、栗林忠道陸軍大将を真正面から取り上げ、エドワード・ズウィックは「ラスト・サムライ」で、西郷隆盛をモチーフとした武士道を美しく描いた。
最近こそ、「太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男」、「聯合艦隊司令長官 山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実」など、よりフェアな描き方をする映画が公開されている通り、良い傾向も出てきている。
日本の映画界にも頑張って欲しい。

映画『終戦のエンペラー』公式サイト






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[ 2013/03/16 18:12 ] メディア | TB(0) | CM(6)
終戦直後の日本
ハリウッド映画は
エンターテインメント性以外は期待していませんね。
戦後をテーマにした骨太の和製映画を期待したいが、
山田洋次のようなアカ映画人が席巻している
日本映画界にはもっと期待できない。

GHQから発行停止を食らった
アサヒる新聞の48時間を題材にして描いた映画なんか
面白そうだ。
ジャーナリズムがどうやって破壊されたか
ぜひ見てみたい。
もし完成したら
アサヒるは全力で上映阻止に走るだろうね。
言論の自由を血眼になって蹂躙する姿を見たいなぁ~♪
[ 2013/03/16 20:54 ] [ 編集 ]
Re: 終戦直後の日本
yasuさま、

> エンターテインメント性以外は期待していませんね。

確かにそうなんですが、ただ、そのエンターテインメントを楽しむ層、もっと言ってしまうと、エンターテインメントのみが情報の接点になる層にリーチする媒体としては有効だと思うのです。
正しい情報であれば、ですが。

> GHQから発行停止を食らった
> アサヒる新聞の48時間を題材にして描いた映画なんか
> 面白そうだ。

妙案w
[ 2013/03/17 08:51 ] [ 編集 ]
礼儀正しい日本人ですもの^^
タイトル  "Emperor" は、無冠詞大文字です。
これは "God" など、
「唯一無二の存在」を表現するものです。

例えば、薄儀を描いた「ラスト・エンペラー」は
"The last Emperor"と、大陸の皇帝は
唯一無二の存在ではありませんので、
定冠詞 the がついています。

ハリウッドから日本の皇室への敬意は
有難く受け取っておきたいですね。
日本人は何時でも礼儀正しい民族なので^^
[ 2013/03/20 21:42 ] [ 編集 ]
Re: 礼儀正しい日本人ですもの^^
> タイトル  "Emperor" は、無冠詞大文字です。
> これは "God" など、
> 「唯一無二の存在」を表現するものです。

大変勉強になりました。
ありがとうございます。
[ 2013/03/20 23:05 ] [ 編集 ]
小生もこの映画を観ました。
総じて天皇陛下を守ったのがGHQだと言いたげな感じを受けました。
ただこの映画のワンシーンで焼け跡の東京で夜中にとある工場を准将が訪ねるシーンがありましたが、その工場に書かれた会社名が左側から書かれていたのが気になりました。
当時ならば当然右側から書かれる筈です。
ご存知かと思いますが、右側から文字を書く習慣は日本語とヘブライ語になります。
小生はこのシーンを観てハリウッド映画の制作者は間違えたのではなく、意図的に変えていたと感じました。
皇室の秘密と関係があるかもしれないと感じました。
[ 2013/09/20 08:47 ] [ 編集 ]
No title
まあ、実際には「左」とか「右」なんてものに拘泥している
映画人などは殆ど皆無でしょう。
至極あたりまえなことですが、
彼らには彼らの考えがあるだけだと思いますよ。
固より、人の思考は十人十色ですからね。

とはいえ、この『終戦のエンペラー』は面白そうですね。
私も是非、観てみたいと思います。
[ 2013/10/18 16:25 ] [ 編集 ]
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