私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  外交 >  韓国に返還された「朝鮮王室儀軌」は、実はコピーだった

韓国に返還された「朝鮮王室儀軌」は、実はコピーだった

← 応援クリック、ありがとうございます。

30日、別所浩郎駐韓日本大使がソウルに着任したそうだ。
野田首相からの指令は、「しっかりした両国間の信頼関係を築けるよう努力せよ」ということらしい。
別所氏は、95年の外務省北東アジア課長時代に、慰安婦問題解決の一環として「女性のためのアジア平和国民基金」の設立を進めた一人である。この基金は村山内閣の指示によるもので、好むと好まざるとにかかわらず、仕事としてやったのかもしれないが、この人物の危険度はもう少々時間の経過を見ないと解らない。

全権大使だから名誉な職なのだが、ある意味お気の毒である。
なにせ、聴く耳を持たない国だからである。
相手が聴く耳を持たず、会話が成り立たない以上、二国間に信頼関係など生まれるはずもない。

韓国といえば、興味深いエピソードがある。菅内閣が決定し、日本国内では散々批判されながら実施した朝鮮王室儀軌の返還にまつわる話だ。
櫻井よしこ氏、田久保忠衛氏らが2005年から2008年にかけて、支那、韓国の論客を相手に、日支間、日韓間の歴史問題などをガチンコで議論した記録、「日中韓 歴史大論争」という本がある。
当然ながら、議論は果てしなく平行線をたどり、コンセンサスなど形成されるわけがないのだが、靖國、竹島、尖閣、教科書、人権、軍拡などのキーワードに反応する方にはお勧めできる一冊だ。

その本の纏めの部分に、政治・歴史学者の古田博司氏が登場する。
産経新聞で「正論」を執筆されているので、ご存知の方も多いと思う。
本に収録された古田氏の発言によると、日本が返還した「朝鮮王室儀軌」は、実は複本(コピー)なのだそうだ。
原本はフランスにある。
日本の学者が知っているのだから、韓国も当然、この事実を知っていたはずだ。
なのに何故複本と知りつつ、日本からの返還を求めたのか。
そこに韓国民族の屈折したメンタリティがある。
要するに、儀軌の貴重性などは二の次なのである。それよりも何よりも、「日本が朝鮮から奪い取ったものを返還させた!」というパフォーマンスが優先されるのである。
それも、日韓併合時に朝鮮総督府が「持ち去った」という修飾付きである。
これほど韓国民族の自尊心を満たすものはないだろう。
韓国はフランスにも儀軌の原本の返還を求めているが、こちらは玉虫色の妥協をもとに収束している。
一方日本はご丁寧に返還だ。これで韓国の御機嫌をうかがえると思った民主党政権もおめでたい。
ちなみにこの儀軌返還には、共産党が一枚も二枚も噛んでいた。儀軌返還の儀式には、共産党の笠井亮が日本の国会議員としてただ一人招待されている。
民主党も共産党も、同じ穴の狢ということだ。

韓国は日本が「朝鮮王室儀軌」を奪ったと主張する。
これには異論がある。
もともと韓国で大流行していたらい病患者保護の為に、明治天皇がご皇室の財産を下賜された。その事に対するお礼として、天皇に献上されたのが「朝鮮王室儀軌」だ。
そんな事実は認めたくない韓国は、恩を仇で返す。
韓国の朝鮮王室儀軌還収委員会は、日本政府とご皇室を相手取り、儀軌返還に向けた民事調停申請をソウル中央地方裁判所に行っているのである。

善意は通用しない。
善意を与えれば、向こうからは悪意が返ってくる。
日本国家の一番の財産であるご皇室も、彼等にとっては悪意を向ける対象なのだ。
こんな国との友好、信頼関係など、結局は絵に描いた餅だ。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2012/10/31 07:40 ] 外交 | TB(1) | CM(6)
No title
お礼として渡した事で、歴史的な、友好の証としての価値を生んだが、そうでなければ写本なので何の価値もないですからね。
今さえ良ければと、思想も自転車操業ですね。
[ 2012/10/31 20:56 ] [ 編集 ]
No title
この時、御皇室の御意向は、何部か重複するものがある巻なら戴きましょう、という事だったと何かで読んだ事があります。(どなたの本だったか不明でごめんなさい)
つまり、他王室に伝わるものを戴く筋合いではない、と言うお考えだったような。

平たく言えば、然程望んで居ないものをお礼にと贈ってよこして、時代を経てからいちゃもん付けて、という事ではないでしょうか。
ちょっと調べれば私たちでも知る事が出来るものを、経緯を知ってか知らずか、就任早々にせっせと運んで、挙げ句に竹島不法上陸、天皇陛下に非礼を働かれ、自分の親書を返される首相が、誰に向かって「明日への希望」と言って居るのか、少しは客観的な視野を以て退陣なさい、というしかないです。

日韓基本条約に向こうから違反するなら、日本側もしっかり精算要請して良いという事でしょう。
[ 2012/11/01 02:46 ] [ 編集 ]
儀軌の結末
受け取った方のゴキブリ昭博は
土地の不正売買で引退後は悲惨な獄中生活が待っている。
返還した方のトンチン管は
次期衆院選で選挙区落選の危機。
石原氏が菅の選挙区で刺客になってくれれば
落選確実。比例で復活しても
首相経験者としての屈辱を味わわせることができる。
恥知らずだから恥を恥とも思わんかもしれないが…。

いずれにせよ、どちらも不幸な結末が待っている。
ご愁傷さま♪
[ 2012/11/01 22:07 ] [ 編集 ]
Re: No title
> 経緯を知ってか知らずか、就任早々にせっせと運んで、挙げ句に竹島不法上陸、天皇陛下に非礼を働かれ、自分の親書を返される首相が、誰に向かって「明日への希望」と言って居るのか、少しは客観的な視野を以て退陣なさい、というしかないです。

私の言いたかったことを全部言っていただけました。
こんな纏め方ができれば、もっと良いブロガーになれるのですが^^;
[ 2012/11/01 23:42 ] [ 編集 ]
No title
「一方日本は丁寧にご返還だ。これで韓国のご機嫌をうかがえると思った民主党政権もおめでたい」
この一行で万全だと承っておりますけれど・・・

お褒めは有り難いですが、ちょっと勘違いかと。
ブログ主様が「良いブロガー」で無いかも知れない、或いは「より良きブロガー」であろうとなさる謙と省は一般的に大事な事だと思いますが、満足して訪れている不特定多数者(私を含めて)は、「満足してはいけないのか?」と奇妙な気持ちも湧きます。
[ 2012/11/02 02:12 ] [ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2016/05/04 09:25 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

※ 記事の内容に直接関係ないコメント、トラックバックはご遠慮させていただきます。
※ 管理人及びコメント投稿者への誹謗中傷、嫌がらせ等と判断した場合は、管理人の判断により、コメントを削除致します。

トラックバック
この記事のトラックバックURL

朝鮮人の扱い方 小手調べしてきた段階でビシっとやらないと暴走する?
潘国連事務総長の安倍政権批判発言?については、菅官房長官が真意を質す意向を示したことで、国連事務総長は、直ぐに釈明に廻った。 その後の官房長官の反応は、一見何のことはな
[2013/08/31 19:52] 美しい国への旅立ち
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: