私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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女性宮家問題 ~ 皇位継承の本質は「畑」ではなく「種」である。

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朝日新聞が何やら必死だ。
昨日10日に「皇室のあり方―国民の支えあってこそ」という社説を上げ、政府が有識者の意見をふまえて出した3案を吟味している。
政府の出した案とは、
(1)女性も結婚後に宮家を構え、皇室にとどまる。夫や子も皇族とするが、子は結婚すると身分を離れる
(2)宮家をつくるが、夫や子は皇族としない
(3)皇族ではなく、特別な公務員として皇室活動を手伝う
の三つ。
そのうち、〝イメージしやすいのは(1)案だろう〟とのたまい、一般男子を皇族へ迎えるという説を後押ししている。
朝日としては、野田政権が有識者ヒアリングを開始した時点で、女性宮家を猛烈プッシュしたかったのだろうが、反論に立ち向かえなかった政府がお茶を濁し、結論は事実上先送りしたため、挙げた拳を降ろす場所がなくなった。

以前も書いたが、私は民主党が政権政党である限り、皇室典範には一切触って欲しくない。
ただでさえ外国人参政権だの人権救済法案、最近は聞かれなくなったものの夫婦別姓など、余計なことばかりやっている民主党の〝赤さ〟ゆえに、日本の根幹を成す部分には一切手を触れて欲しくないのである。
無能さは、この女性宮家問題でも露呈した。
この政府は、有識者ヒアリングで一切出てこなかった「国家公務員案」という、とんでもないアイディアを出したのだ。国家感云々以前に、常識外れのこの案には呆れてものが言えない。皇族に「公僕になれ」とでも言うのか。公務員は国民に仕える身である。国民との間に上下関係はないが、これこそ日本人の発想を超えたものだ。これが案の段階で潰されず、官邸から公式見解として出てくること自体が異常なのだ。

渡部昇一先生が、皇統の意味を以下のように説明されている。

 要は何が本質かということです。本質さえ見誤らなければ、「皇室典範を改正しなければ皇位継承者がいなくなる」などという誤った認識に陥ることはありません。
 その本質は、日本では「種」ということになる。戦国時代にどんなに皇室が微力になっても、暮らし向きが苦しくなっても、大名たちは早く京都に上って天皇を担いで自ら〝正統性〟の証にしようと考えた。それは天皇が無二の「貴種」だからです。
 徳川幕府になっても、直轄地と旗本知行地を合わせて八百万石に対し、皇室はせいぜい三万石ぐらいのものだったらしいのです。しかし勅使がやってくると、徳川幕府はその応接に緊張しました。元禄忠臣蔵の吉良上野介は、その責任者でした。
 幕府を緊張させたものが「種」の力なのです。これは、いかなる権力も財力も取って代わることはできない。これが皇室の本質なのです。
 しかし女系を容認すれば、「種」ではなく「畑」でもよいことになるわけです。地質が多少変わっても「種」が同じなら同じ芽が出ますが、「畑」に違う種が飛んできて根づいたら違う芽が出るわけです。これでは「貴種」ではなくなる。
 私は、荒地や植生の破壊された土地に侵入・繁殖するセイタカアワダチソウに喩えるのですが、「種」が一系でなくなったら、日本が「日本文明」の国ではなくなるのです。そのことがわかっていたから、「種」の系統はひたすら守りながらも、「畑」にはこだわらなかったのです。桓武天皇の母は百済の王女の系統でしたが、それが問題視された形跡はありません。桓武天皇の妃にも百済系の女性が何人もいますが、問題になっていません。「畑」の問題だからです。
皇位継承というのは、最終的には「文明」の継続という問題になってきます。サミュエル・ハンチントンは日本を一つの文明圏として括りましたが、これは正しいのですね。


サヨクの連中は恐らく、この「種」という概念を本質的に理解している。
理解してるからこそ、皇室典範や皇位継承の問題に触れ、皇室の在り方、皇位継承の在り方を、「種」から「畑」にすり替えようとしているのである。そのすり替えによって「種」を絶やす。これが女性宮家創設の本質ではないだろうか。
皇位継承、皇室典範問題を語る上では、「どうしたら男系男子による継承を持続可能にできるか」が前提でなくてはならない。

解散したくないがためだけに国会も開かず、無駄な時間を経過させているだけの民主党は、税金泥棒のサボタージュ政党である。野に下って野良仕事でもしているほうが、よっぽど国民のためになる。
皇室の問題は、民主党政権が最も触れてはいけないものである。




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[ 2012/10/11 07:39 ] 皇室 | TB(0) | CM(5)
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[ 2012/10/11 15:05 ] [ 編集 ]
偽装保守へ
西南属の売国奴、麻生・安部を支持する反日工作員に正義の鉄槌を!
[ 2012/10/11 21:58 ] [ 編集 ]
No title
こんばんは。左翼は意図敵に御皇室の破壊活動をしているのでしょう。
その裏に大江健三郎や丸山眞男などの歪んで根拠のないエリート意識と嫉妬が見えます。
男系主義が支那のしきたりを取り入れたものだなどと出鱈目を吹聴し男女同権こそが進歩的文化人の証だなどと国民を惑わすためにマスゴミをはじめ魑魅魍魎の輩が声をあげていますが、
これでは世界各地で男性中心の家族形態の理由が説明できません。
世界各地で大地母神の信仰があり、大地を母に見立て、そこに蒔かれる種を男性に見立てたわけです。
ごまの種を撒いてもトマトは収穫できません。
国民が、このことを理解すれば有象無象の雑音もかき消されるのではないでしょうか。
大地母神信仰は日本の神道と同じく自然に感謝の念を持って生きる。
近所の小さな神社でも街の辻にある地蔵様にでも手を合わせ我が国を想い先人に感謝する時間を持ちたいものですね。
[ 2012/10/12 01:25 ] [ 編集 ]
No title
左翼は意図的でしょうが、この問題はとても奥が深すぎて考えが及ばない。田原はともかく、所先生のような歴史専門家が賛成だし、小林よしのりの言い分も少し理解できたりする。
たかじんの番組でも宮家創設をすぐ陰謀論に結びつけるっていうのは飛躍しすぎてる気がして、津川さんが一番理解できる。

今回のブログも、あまりスっと入ってこないのは勉強が足りないからなのか、、、最後の一文だけはその通りだと思いました。
民主党にいじくってほしくないのは当然なんですけどね。
[ 2012/10/12 18:43 ] [ 編集 ]
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[ 2014/08/02 10:40 ] [ 編集 ]
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