私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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石原伸晃氏の「支那は攻めて来ない」という甘すぎる認識

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世間では、民主党代表選は野田の再選で決まりという論が専らだ。
他に鹿野、赤松、原口という3人が出馬しているが、青山解説によれば、鹿野、赤松は大臣ポスト狙い、ラグビーボール原口は党内でのポジションの確立が狙いだそうだ。
下野がほぼ確実視される民主党の代表選は、ほぼ出来レースの様相を呈してきた。
注目は、次期代表のもと、いつ解散総選挙に踏み切るかだけである。

一方の自民党総裁選は、候補者乱立によるガチンコの様相だ。
昨日、安倍晋三元首相が出馬を表明したが、政策面で憲法改正を全面に出すところが安倍氏らしい。総裁としての政策というより、総理大臣としての立場を見据えたものだからだ。
既に出馬を表明した町村氏、今日にでも出馬表明する林氏を含め、5人が争うことになるが、実質的には安倍、石破、石原の三つ巴という見方が強い。

そんななか、石原伸晃氏の発言が話題になっている。
石原氏は11日の報道ステーションに出演し、総裁選立候補に際して政策面に関する質問に答えた。その中での尖閣問題に関する発言である。

古舘「中国がどういう風に攻めて来るか?仮に攻めて来た時の対策は?」
石原「攻めて来ませんよー。誰も住んでないんだから。」
古舘「攻めて来ないと言いきって良いんですか?!」
石原「そりゃーもちろん周りには来ますよ?あそこはいい漁場だから。」

 
石原伸晃このやり取りを聞いていて、思わず脱力した。腰が抜けそうになった。
自民党総裁選の有力候補をして、この程度の認識である。
人が住んでいないから攻めてこないなら、世界中の無人島は略奪し放題である。勝手に上陸して旗を立て、領有権を主張した者勝ちという、無秩序を肯定するようなものだ。
「誰も住んでいないから攻めてこない」という理論は、〝平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼する〟ことを盲信しているのではないかと疑われても仕方のないものだ。思考が戦後レジームそのものである。
ある意味で、武力をもたないから武力攻撃を受けないという、どこかの政党の党是と似ているふしもある。
親父が聞いたら卒倒するのではないだろうか。

昨日で1年半が経過した東日本大震災の教訓は、想定外という逃げ道の否定である。
為政者はあらゆる事態を想定し、優先順位を付け、優先度の高い案件から法律を作り、カネを付ける。全てとは言わぬまでも、それが国会議員の最も大事な仕事である。
内政ならともかく、外交・防衛分野では、相手国が日本の意のままに行動するわけもなく、あらゆる状況を鑑みて、防衛策を施す必要がある。それが必要ないというなら、国政に携わる資格すらない。
特に尖閣諸島の場合は、支那の工作船がすぐそこまで迫っており、先月は上陸まで許す始末だ。これは民主党の許し難き失政であり、外交・防衛の汚点であるが、それだからこそ、自民党にはより現実的な対処が求められるのは当然だ。
支那では、一昨日からテレビで、尖閣諸島地方の天気予報が開始されたそうだ。
迫り来る危機に対応できる為政者を選ばなければ、日本の支那属国化がより現実に近づく。
支那がプロパガンダ国家であるのは韓国と同じだが、そのプロパガンダのなかに、「沖縄はもともと支那の領土である。だから取り返しにいく」というものがある。沖縄の奪取について、既に正当化を始めているのだ。
尖閣を〝革新的利益〟と定義した支那にとって、何もしないことは自国民への裏切りを意味する。彼らが最も恐れているのは、民意の怒りの矛先が、共産党一党独裁体制に向かうことだ。国を纏めるためなら、軍事衝突とはいかないまでも、尖閣に手を出してくることは大いに可能性がある者として認識され、議論され、対応策を検討すべき案件だ。

石原伸晃氏の認識では困るのだ。
総理大臣は、自衛隊の最高指揮官である。
この立場について、最近最も憂慮された人物は菅直人だが、伸晃氏の認識でも心もとない。
一昨日、この政治家の言葉の軽さについて書いたが、まさしくその例証となるようなコメントである。
「支那に尖閣を取られたのは想定外で下」では済まない。
自民党総裁選の有権者は、責任をもって投票してもらいたいものである。


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[ 2012/09/13 11:22 ] 政治 | TB(0) | CM(6)
総裁選前の巧みな戦略眼
オスプレイ配備や反原発運動などの自民党への逆風が強まる中で、石原氏が今回の尖閣諸島での中国の野望を否定したことは見事な政治的判断ですね。
選挙前の発言と選挙後の政策は一致しないものです。総裁選を前にして、不確定な陰謀論で危機を叫ぶことはせず、党内外での支持獲得に重きを置いているのではないでしょうか。
発言一つ一つを揚げ足取りをしていてはキリがありません。国家レベルの重要な案件ですから、総裁選を前から不用意に中国を刺激しない石原氏の忍耐力には感服するばかりです。
中国国内では改革派・穏健派と保守派・国粋主義者・強硬派が入り乱れて、外交政策を巡る論争が激しさを増しています。もし、鄧小平の低姿勢型外交が復活すれば緊張緩和に向けて動き始めますが、中国モデル信奉者が優位に立てば第二のアメリカを気取る強硬な軍事大国として、日本の最大の脅威となることは間違いないでしょう。
[ 2012/09/13 16:23 ] [ 編集 ]
No title
自民党の稲田議員達が鬱陵島視察で韓国に入国拒否された時も、この党幹事長は<党として正式な視察では無いから。関係有りません!>風なコメントでしたね。
「党として正式な」でなければ自党議員をも守ろうとしない、抗議の一つも発声出来ない幹事長なら、一般国民が自由に海外に出て相手国政府に被害を受けても守れないでしょう。

日本国のパスポートは対外的に大変信用を得ている物で、これが欲しさに帰化する人も居ると聞きます。敗戦国の日本のパスポートが、今これだけ価値を有しているのは全て先人の弛まぬ努力の賜ですのに、そのパスポートを持った自党国会議員が入国拒否されても「関係有りません」と冷たく言える自民党幹事長は、先人達の努力をも踏みつけるものだと断じております。
この幹事長が総裁に就任されたら、反日勢力はどれだけ喜ぶ事でしょう。
[ 2012/09/13 17:01 ] [ 編集 ]
No title
この件は論外であり、この発言には何ら戦略など有りません。地が出ただけでしょう。この御仁が総裁になれば、喜ぶのは支那ばかりなり、という結果になります。父親の影響を全く受けていない、まさに不肖の息子ですね。
[ 2012/09/13 17:14 ] [ 編集 ]
自民党総裁選について
貧乏くじから逃げるように三年前の総裁選に出馬しなかった者が、
政権交代近しと見るやこぞって出馬を宣言する今回の自民党総裁選に、
激しく違和感を感じる。

自民党は今だに進まぬ震災復興に配慮し、
ただただ総裁選挙を遅らせればよかっただけではないのか。
それこそが民主党への最後通告になっていたであろうものを、
政権交代近しと見るや谷垣総裁を無理矢理降ろしたのでは、
解散の約束をチャラにする言い訳を民主党に与えてしまったのではなかろうか。


それと、もうひとつ。
マスメディアの谷垣総裁批判は
「優柔不断」
「問責は無責任」
「再選に黄信号」等々、くだらんものであったが、
マスコミが批判する自民党総裁は、間違いなく立派な政治家であることを、
自民党支持者は忘れるべきではない。
[ 2012/09/13 18:26 ] [ 編集 ]
20120913-麻生太郎(為公会例会)
私の言いたい事を麻生さんが全部言ってくれてます。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=OcImtVuJxyU

まず最初に私の方から申し上げておきたいのは、少なくともこの3年間、前回の衆議院の選挙で負けた8月31日以来今日まで3年余が経っておりますが、この間間違いなく、前回の総裁選挙は自民党が野党になる事確実の総裁選挙に谷垣さんは出られ、河野太郎さんも出られ、西村康稔さんも出られ、3人出ておられますが

野党になるとはっきりした時の総裁選挙には出なくて、今回総理総裁になれそうだとなるといきなり出てきたと、いう感じは否めないのが私の正直な実感です。

傍らこの3年間、この谷垣という人の実績を見れば、安倍晋三の時は参議院選挙で負け、麻生は衆議院選挙で負けましたが、間違いなく谷垣総裁は参議院選挙で勝ち、去年3月の長崎の知事選挙、町田の市長選挙、その2週間後の西垣の市長選挙以後、ずーっと今日まで、長野の知事選挙で僅差で負けたあれ以外は、ほぼ間違いなく全選挙をこの谷垣という人の下で我々は勝っております。

これは間違いない事実として、どこに瑕疵があるのか言われれば、間違いなくこの人の功績は正しく評価されるべきなんであって、任期が悪いとか顔が悪いとかなんとかかんとかの前に、選挙の実績というんであれば、この方の評価はされてしかるべきだと、まずこの点は評価すると同時に、これまで野党の総裁として、こら河野洋平総裁以来の野党総裁で終わるのは二人目なんだという事になりますが、これまでの努力に関しては心からの感謝と敬意だけはささげられる義務が我々にはあると思っております。

他の人にはとてもやれなかったろうと私は思いますんで。

[ 2012/09/13 18:57 ] [ 編集 ]
No title
まったく

弟の良純の方がマシかもしれん
[ 2012/09/13 19:13 ] [ 編集 ]
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