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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2020年11月15日

理想主義の敗北 ~ 社民党の空中分解と極左化する立民党

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 オーストラリアのモリソン首相が17日から2日間、菅総理と会談するために来日する。豪州では、武漢ウイルス対策として、帰国する自国民に14日間の隔離を義務づけている。モリソン首相も例外とはならず、帰国後に首相公邸で14日間、自主隔離するそうだ。「そこまでしてなぜ?」と尋ねる記者に対し、モリソン首相は「日本との関係は特別だ」と述べたという。

 米国でのバイデン政権誕生を想定し、対中共対策を主眼とした来日だと思われる。豪州はいわゆるクワッドのひとつ。日米豪印という重要な枠組みの一角を担う意味において、日本とは準同盟国と言ってもいい関係だ。これが現実派の行動だ。空想的に平和を唱えても、真の平和は維持できない。目の前の危機を直視し、多少の犠牲を払ってでも行動することによって、安全保障環境を整えていくという現実主義(リアリズム)は、日本が学ぶべきところも多い。

 そんなモリソン首相の現実主義と反対なのが、空想的平和論を社是とする、理想主義集団の社民党だ。その社民党、いよいよ空中分解という顛末である。同党は臨時党大会を開き、一応は党を存続させるものの、希望する所属議員らの立憲民主党への合流を認める議案を賛成多数で可決した。4人いた国会議員のうち、福島瑞穂を除く3人は立民党へ合流する予定だそうだ。瑞穂の「社民党は、解散合流の道を選択しません。社民党は存続をいたします」という発言も虚しく響く。

瑞穂


 党大会では怒号が飛び交い、離党する照屋寛徳は「先輩方が築いた遺産を全て食いつぶしたのはあなただ」と、瑞穂を面罵した。社民党の内部事情はよく分からないが、その言い分が当たっているとしても、事実の半分程度といったところだろう。党運営そのものよりも、社民党の主張自体が、もう国民には響かないのだ。村山富市は「社会党から社民党へと受け継がれた政治理念をそれぞれが持ち続け、力を合わせて政治理念の実現に邁進してもらいたい」と語ったが、その「社会党から受け継がれた政治理念」そのものが、古く、色あせていて、国民はその「政治理念」なるものに希望を見出すことができないのだ。党分裂と空中分解は、必然なのである。

 社民党に合流を促し、今回議員を受け入れることとなった立民党には、既に旧社会党・旧社民党の議員が多く存在する。その党から更に議員を受け入れ、一方で共産党とですら協力体制を築こうとする立憲民主党は、もう主義主張のレベルで語る必要もない、単なる反日極左政党として認定すべきだ。民民党の多くを吸収し、「新党の結党」という茶番を精一杯演出しても、立民党の支持率は上がらなかった。この期に及んで社民党を吸収したところで、国政には全く影響がないどころか、立民党のサヨクっぷりが更に浮き上がるだけだろう。

 党大会での離党容認の採決では、賛成が84だったのに対し、反対が74もいたという。絶滅種と言える社民党にすがる党員が約半数いたということだ。まったく理想主義というのは恐ろしい。


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[ 2020/11/15 10:03 ] 政治 | TB(0) | CM(7)
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