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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2020年11月11日

混沌の米大統領選で、数少ないバイデンの利用価値を考える

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 今回の大統領選でも、得票数の統計が多くのメディアに採用されていたのが、米大手世論調査会社であるリアルクリアポリティクス(RCP)だ。トランプ対ヒラリー・クリントンの決戦でクリントン勝利と予想を打ったが、予想は見事に外れた。しかし、今回の大統領選でも多くのメディアがRCPのデータを引用し、日本のサイトでも多用されていた。

 そのRCPが、激戦区のペンシルバニア州でバイデン勝利を撤回した。AP通信のデータでは、バイデンが確保した選挙人の数は、過半数を大きく上回る290人で、現在もその数字は変更なしだ。だが、一部の大手メディアでもペンシルバニアとともにミシガン、ウィスコンシンが「集計中」のステータスに戻され、バイデンの選挙人獲得数は279人に修正された。正直なところ、現時点でもトランプ氏の逆転はかなり難しいと思うが、のっぴきならない状況になって来つつある。ちなみに、ビル・バー米司法長官は、決定的な証拠はないとしながらも、大統領選挙で不正行為疑惑について、当局者が調査を開始することを認めている。

CNNの開票速報
CNNでもバイデン279に


 少なくとも、大統領選は決着していない。日本側としては、現時点で実現の可能性が高い方であるバイデン政権を想定し、様々な準備を始めなければならない。米国の内政はどうでもよい。問題は、ジョー・バイデンの外交だ。

 過日書いた通り、安倍前総理の靖国参拝をめぐって、米政府の「失望」という談話を主導したのは、ジョー・バイデンだった。バイデンは安倍総理の参拝の前、南鮮に対して「安倍氏は絶対に靖国神社を参拝しない」と大見得を切っていたそうだ。自分の外交力で安倍総理の参拝を止められると勘違いでもしたのだろう。ところが安倍総理は靖国を参拝し、バイデンのメンツは丸つぶれ。その腹いせが「失望」だったというオチだ。ブッシュ・ジュニア、オバマという共和、民主両政権で国防長官を務めたロバート・ゲイツは回顧録でバイデンに関し、「過去40年、ほぼ全ての主要な外交、国家安全保障問題で間違っていた」と斬り捨てている。

 最も懸念されるのはバイデンの対中政策だ。バイデンは「同盟国と連携して中国にルールを守らせる」と啖呵を切った。しかし、トランプが主導した対中貿易戦争をこっぴどく批判していたバイデンがトランプの手法を踏襲する見込みは薄い。ハイテク産業におけるファーウェイなどの中共企業の締め出しも継続されるかは不明だ。トランプはWHOを「中共に支配された組織」と呼び、脱退を宣言したが、それも反故にされるだろう。米国の対中カードが、次々と捨てられていく可能性は高い。キンペーは北京で高笑いしているに違いない。

 バイデンに利用価値があるとすれば、日本国憲法だ。バイデンはトランプを批判し、こう語った。

Does he not realize we wrote the Japanese constitution so they could not own a nuclear weapon? Where was he in school?

核武装を持てないように我々が日本の憲法を書いたことを、彼は知らないのではないか。彼は学校で習わなかったのか。


 近現代史を学んだ人なら常識だが、日本国民に広く共有されているとは言い難い。もしバイデンが政権を獲るなら、この言質を利用し、日本国憲法改正の機運を盛り上げていきたい。現時点ではそのくらいしか、バイデンの利用価値が浮かばない。


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[ 2020/11/11 07:07 ] 外交 | TB(0) | CM(6)
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