FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2020年11月06日

備えよ、日本!米大統領選の混迷に乗じて中共が繰り出した「海警法案」

← 応援クリック、ありがとうございます。

 混迷を極めている米国大統領選。今の情勢で行くとバイデンの勝利は間違いないところだが、トランプも黙ってはいないだろう。バイデン自身の「我々はかつてない最大規模の不正投票組織を設立した」との発言を筆頭に、いくつもの不正疑惑が浮上し、大統領選がかつてない泥仕合になることは必至だ。バイデンが勝利宣言をすれば、トランプは訴訟に持ち込み、対立する政治勢力の言動が暴動に発展する可能性もある。そういった意味では、大統領選の火蓋は、「いままさに切られつつある」と言っても過言ではないかもしれない。

 米国の混迷は日本の安全保障にとっては大きなリスクだ。政治空白が生まれるとすれば、その隙をつこうとする勢力は、東アジアには少なくとも二つある。言うまでもなく、中共と北朝鮮だ。中共は米国との冷戦中であり、北は米国が主導する制裁下にあり、緩和の見通しは全くない。米国の政治空白は、彼らにとってその同盟国である日本や南朝鮮に揺さぶりをかけるには好都合なのだ。

 そういうタイミングを待っていたかのように、中共が海警局の権限を定めた「海警法案」の全文を公表した。国家主権や管轄権が、外国の個人や組織に侵害された場合、「武器の使用を含めたあらゆる必要措置」を取ることを可能とする法律だ。同時に、最高軍事機関である中央軍事委員会の命令に基づき、「防衛作戦などの任務」にあたることも明記されたという。中共の海警局は、一応は警察組織だ。だが、産経などのメディアが伝えるところを見ると、法案は海警局に軍事的な行動のお墨付きを与えるようなものだ。

尖閣諸島周辺の接続水域を航行する中国の公船や漁船に対応する海上保安庁の巡視船


 法案が想定している海域が、尖閣や南シナ海であることは間違いない。台湾海域も当然含まれるだろう。日本の首相が、強いリーダーである安倍晋三氏から、まだ未知数である菅氏に変わったことも、中共の動機のひとつだと思われる。最近の中共外交は稚拙ささえ漂わせていたが、こういうタイミングで踏み込んだアクションを匂わせる法を発表するあたり、彼らはやはり狡猾だ。

 加藤官房長官は会見で、「他国の法案、動きに一つ一つコメントするのは差し控る」としながら、「本法案も含め中国海警局の動向については引き続き高い関心を持って注視していきたい」と述べた。発言を聞く限り、変化なしである。一方、台湾は機敏だ。蔡英文総統は「海警法案」とは関係なく、米国大統領選とその後の混乱に乗じた中共が挑発をエスカレートさせることを考慮し、国家安全会議を招集し、軍に「厳戒態勢」を取るよう指示した。外交部長の呉釗燮(ジョセフ・ウー)氏は、「我々は多くの可能性を検討している」とし、そのひとつが、米国大統領選挙後の混乱の渦中で、中共が武力で台湾を脅す可能性を公言している。

 日本も同じ緊張感を持つべきだろう。「アジアへの回帰」を標榜したオバマ前大統領は、言葉とは裏腹に、まったくアジアへ戻ってこなかった。中共の軍事的膨張は、オバマの「アジアへの無関心」が原因のひとつである。地域における米国のプレゼンスの低下は、アジアの安全保障環境の危機に直結するのだ。

 こういう相手と「話し合え」と言っている平和ボケの連中に構っている暇はない。日米同盟堅持は当然だが、日本は自立自衛の道に進むしかない。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2020/11/06 07:07 ] 外交 | TB(0) | CM(6)
カレンダー
10 | 2020/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ