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一向に冴えない野党第一党、立憲民主党所属の小川淳也の発言が絶賛炎上中だ。既に多くのブログやSNSで取り上げられているので、書かないつもりだったのだが、陳さんのコメントがあまりに的外れで論点ずらしだったので、その点にだけ触れておく。
小川の発言は概ねこういう内容だ。
- (菅総理の)亡き父親が、秋田県の地元町議を4期務めたこともあり、比較的豊かな農家だったとの説もある
- 逆の意味の虚像を作っているのであれば、どういう人物なのか、というところをしっかり明らかにすることが、総理大臣としては最初の仕事だ
- どういう人間かは、どういう生い立ち、どういう環境かに規定される
- どういう人物が、どういう政策に情念を持つかを規定する。虚像を貼ってるなら剥がさなきゃいけない

とんでもない内容だが、最も問題なのは下線の部分だ。小川は、人は出自によって人間性が決定されると言っているのである。当然ながら、出自は個々人がコントロールできないものであり、その部分を根拠に個々人にレッテルを貼ろうとする行為は、明らかな人権侵害だ。小川はこのTBSの番組で、それを橋下徹相手に力説した。橋下といえば、
ジャーナリストの佐野眞一が週刊朝日に書いた「ハシシタ 奴の本性」で、出自を根拠に人権侵害記事の被害を受けた人物だ。佐野はこう書いていた。
もし万々が一、橋下が日本の政治を左右するような存在になったとすれば、一番問題にしなければならないのは、敵対者を絶対に認めないこの男の非寛容な人格であり、その厄介な性格の根にある橋下の本性である。そのためには、橋下徹の両親や、橋下家のルーツについて、できるだけ詳しく調べあげなければならない。
今回の小川の発言は、表現こそ違えど、これと同根だと言わざるを得ない。菅総理に関する出自問題発言を、橋下を相手に言うとは、なんたる無作法か。
さて、その小川を、立民党幹事長(留任)の陳さんが擁護した。
立民・福山幹事長、「生い立ち」発言の小川淳也氏を擁護 (産経)
立憲民主党の福山哲郎幹事長は17日の記者会見で、同党の小川淳也衆院議員(比例四国)が菅義偉(すが・よしひで)首相に対し、国会で生い立ちを説明するようTBSのBS番組で求めたことを擁護した。「一般的に出自などでの差別は許されない。首相になられる方は、(生い立ちなどを)それなりにさらされるものだ」と語った。
福山氏は「菅首相が2世、3世議員でもなく、苦労しながらリーダーになったことは評価したい」としつつ「生い立ちなどについては、トップリーダーはある種さらされるものだ」と繰り返した。
陳さんの擁護は、国語の読解力がなさか、もしくはずるい論点ずらしのどちらかだ。日本のトップリーダーについて、その生い立ちを報道するのは許容範囲である。安倍総理のようなサラブレットとは好対照の菅総理は、その意味では格好の報道素材である。だから「生い立ちなどについては、トップリーダーはある種さらされるものだ」という点において、世論が沸騰しているわけではない。問題は、「人はその出自によってどういう人間かが決まる」という部分であるが、陳さんはそのことをと語っていない。当然である。どう考えても擁護できないのだ。それは、ある日を境に陳哲郎から福山哲朗になった陳さんが一番よく知っているはずだ。
いずれにせよ、安倍総理の持病を「大事な時に体を壊す癖」と言い、そのツイートをいまだに削除しようともしていない石垣のりこといい、今回の小川といい、立民党のというのは差別主義者の集まりか。こういう議員を叱らぬまま泳がしているから、党勢が上向かないのではないか。
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