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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2020年09月15日

集団就職で上京した農家の長男が、総理大臣にまで登り詰めたサクセスストーリー

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 昨日の自民党両院議員総会において、菅義偉氏が第26代自民党総裁に選出された。得票数では菅氏が377票でまさに圧勝。注目された2位争いは岸田氏が89票と議員票で形勢を逆転し、石破は68票と沈んだ。

菅新総裁


 官房長官の菅さんは、秋田から集団就職で上京し、ダンボール工場で働きながら夜学で大学を卒業し、一念発起して政治家を志した人物である。こういうサクセスストーリーもあっていい。


 これは、第二次安倍内閣が発足した2日後、拙ブログに書いた一文だ。ちなみに夜学と言うのは誤りで、正確には昼の大学だ。しかし、秋田の農家に生まれ、高校卒業後、集団就職で上京し、アルバイトで学費と生活費で賄いながら大学を卒業した苦労人であることは間違いない。その人が自民党のトップを取り、明日には総理大臣に就任する。こんなサクセスストーリーはご自身が一番予想してなかったことではないだろうか。

 菅氏は第二次安倍政権発足後、総理と同じ7年8カ月に渡り、官房長官として政権を支えてきた。安倍政権は歴代最長政権だが、この官房長官の連続記録も特筆すべきものだ。最近の自民党は「政高党低」と言われるほど、政府の力が強い。その中枢にあって、孤独と言われる総理とは逆に、官房長官には情報が集まる。だから、官房長官経験者がその情報をもとに権力を持つことを嫌い、歴代政権は改造人事で度々官房長官を交代させてきた。長期政権で知られる佐藤栄作は6人を起用した。中曽根内閣は2人だが、後藤田正晴氏は1人挟んだ後の再登板。小泉内閣は3人だ。菅氏が野心を見せず、安倍総理を支え、その総理も菅氏を信頼していた証左だろう。

安倍総理と菅官房長官


 石破にとってはショックな敗戦だろう。この総裁選では保守派を中心に「石破だけはダメ」という空気が覆っており、その空気は自民党議員と共有されていたと思われる。地方票では惨敗した岸田氏が、議員票では石破をあっさり逆転した。岸田氏は89票獲得したが、20票以上を上積みした。政治評論家の田崎史郎氏は、「24票、施し票があったということです。このくらい(石破茂氏と)差をつけておかないと、危ない、安心できなかったってことです」と分析した。この総裁選は、安倍総理に代わる新総裁を選ぶ選挙であったと同時に、石破を潰す選挙でもあったということになる。少なくとも、2012年の総裁選で、1回目の投票で安倍総理に勝利したという成功体験は過去のものになった。

 岸田氏は2位を確保し、かろうじて次期総裁選への芽は摘まれずに済んだ格好だ。だが、2位に甘んじた状況であの清々しい笑顔を見ると、「やっぱり岸田氏はダメだ」と感じざるを得なかった。

 いずれにせよ、日本は新たな総理大臣を迎えることになる。菅氏は「役所の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打破して規制改革を進めていく。国民のために働く内閣を作っていく」と力強く語った。安倍総理でもなかなかできなかった霞が関改革では、当然ながら官僚側の抵抗は熾烈になるだろう。菅義偉という政治家の実力の見せ所だ。

 菅新総裁の誕生を歓迎する。


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