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左派の守旧メディアやアベガーの人々を中心に、総じてパヨクが「民主主義」ということばを使うときは要注意だ。彼らが使う「民主主義」とは彼ら独特の概念上の(あるいは宗教上の)民主主義であって、一般の民主主義とは異なる。安倍政権は既に退陣が間近だが、その退陣間近の安倍政権、およびその継承者となる可能性が高い菅現官房長官、そしてその菅政権を生み出す可能性が高い自民党に対する、「民主主義」を訴えての批判の数々は、その証左だ。
例えば朝日新聞だ。朝日は総理が退陣を表明した翌29日長官の社説「最長政権 突然の幕へ 「安倍政治」の弊害 清算の時」で、「7年8カ月のあいだ、深く傷つけられた日本の民主主義を立て直す一歩としなければならない」と書き、安倍政権があたかも民主主義を破壊したような印象を与えている。明らかな筋違いの批判である。
例えば、朝日が忌み嫌い、徹底的に批判した平和安全法制が可決成立したのは2015年のことである。2015年以降で行われた国政選挙は、2016年の参院選、2017年の衆院選、2019年の参院選と3回もあり、そのすべてで安倍自民は勝利している。つまり、安倍政権は大きな政治的判断をし、その結果を国民の審判に委ね、そして国民は常に信任してきたのだ。これが民主主義の体現である。
このところのTBSも酷いようだ。例えばお馴染みのサンモニだ。昨日のサンモニは、我らが青木理(笑)は残念ながらお休みだったが、それでも極左オールスターズのそろい踏みであることには変わりない。
寺島実郎
自民党の強さ、魅力は復元力だったと思う。右に寄りすぎたらリベラルの路線にバネを働かせる。それは背後にある国民の眼差しを常に意識していたから。ところが安倍政権の継承がキーワードになっている。支持率が30%に落ちた政権の警鐘と言っても、国民としてはピンとこない。
このピンとこないコメントが重宝される番組こそ、本当に情けない。国民が支持しない政権の警鐘を旗印にしたとすれば、その候補は単なる泡沫候補で終わるだろう。菅氏が安倍政権の警鐘を訴えているのは、安倍政権の実績が国民によって評価されているからに他ならない。寺島は朝日新聞の世論調査をもう一度確認したほうがいい。
松原耕二
「自民党員からも私の担当する番組に多くのメールが届いた。やはり、多くはなんで派閥で決めるんだと。なんで党員投票をきちっとやって、フルスペックの総裁選をやらないんだ。自民党員の多くはそういう気持ちなんじゃないかと思う。

我々はコロナ禍で、民主主義に優位があるのか、独裁的な体制に優位があるのか、これがずっと問われてきた。私は民主主義的なものに優位があると思う。何故かというと、やはりリーダーが定期的に変わることによってリセットできる。もちろん安倍政権の評価は色々あると思う。ただこの数年、自民党議員と話していても、「安倍さんの次は大変だよね」と口をそろえる。何故かというと、いろいろ看板を掛け替えて「やってる感」は出したけど、長期的な難しいテーマは後回しにして、状況はさらに悪化している。森友とか色々出たが・・・(以下略)」
ジャーナリストであるなら、まず事実に基づいた発言をするべきだ。自民党総裁選は、総裁が任期途中で辞任したときは、ほぼ例外なく両院議員の選挙で選出されている。その過去と今回が同じである以上、今回のことだけを取り上げ、殊更異常であるという印象操作をするやり方は、ジャーナリストとしては間違いだ。
また、民主主義と独裁体制のどちらに優位性があるのかというくだりについては、「この男は自分の言っていることの意味がわかっているのか」という疑問を先ずは呈したい。こういうひとたちは、安倍政権と民主主義が対極にあるかのような前提で話を始めるが、先にも述べた通り、安倍政権が2015年の3回を含む、6回の国政選挙全てで勝利したという事実こそが民主主義なのだ。それらの国政選挙で、国民は、松原の言う「リーダーを変える」チャンスを握っていた。しかし、そうはならなかったのだ。リーダーを変えることが民意の結果であって、目的ではない。勘違いも甚だしい。
こういうひとたちにとっての民主主義とは、自分たちと対極にある世論を認めず、その対極の世論が選択した政治リーダーや政権が民主主義の破壊者であるという、どう考えても筋が通らない理論の上に成り立つものなのだ。ユーミンに対して「若死にすべきだった」とヘイトを吐いた白井聡など、その典型だろう。
どうも彼らは民主主義というものを全く理解していないどころか、自分たちの都合のいいように解釈する癖があるようだ。こんなテレビ番組、見るだけで害だ。
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