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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2020年08月07日

原爆の惨禍を繰りかえさせないためには、原爆を落とさせない「力」を持つしかない

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 昨日8月6日は、広島に原爆が投下され、多くの日本人が犠牲になった日だった。原爆投下の8時15分、私は通勤電車の車中にいたが、ほとんどの乗客がスマホを見ていて、祈っている人は見当たらなかった。原爆による大規模な無差別殺人など、普段の生活とはかけ離れたものなのだろう。少し寂しい気がした。

 今年は武漢ウイルスの影響により、記念式典の規模は大幅に縮小されたが、その式典でスピーチをした松井一実広島市長は政府に対し、核兵器禁止条約への署名・批准を求めた。理想としては100点だが、日本の安全保障は理想のみに立脚しているわけではない。対岸には中共、北朝鮮といった核保有国がある。南朝鮮は北との統一を模索しているが、もし南北統一が実現すれば、統一朝鮮が核保有国になる。日本が核兵器を保有しない限り、対岸との均衡を保つのは在日米軍の核の傘だ。

 この日、例年通り、第九条の会を中心に反政府運動、反核運動が広島で行われている。彼らは8時15分の黙祷の時間、原爆ドーム慰霊碑前で、寝転がるダイ・インを敢行している。ダイ・インとは「死亡している状態を模倣することにより行う抗議の一形態」と定義されるが、8時15分に相応しい行動であるとは思えない。式典では参列者の間隔を2メートル程度開けていたが、このダイ・インはまさに「蜜」だ。彼らは主義・主張となると、社会的に責任ある行動をとれない「子ども以下」だ。

九条の会ヒロシマ
第九条の会ヒロシマ


 原爆は悲劇であり、犯罪だ。米国が同盟国であっても、彼らのやったことが戦時国際法に違反する行為であり、犯罪的な無差別殺戮であったことは認識してもらわなければならないし、その認識を促すべきだ。だが同時に、理想とは裏腹に、我が国は隣国の軍事的膨張によって危機に置かれ、米中対立という新しい構図による混乱の最中にある。

 尖閣に対する中共の挑発に対し、河野防衛相は「自衛隊としても海上保安庁と連携し、必要な場合にはしっかり行動したい」と、踏み込んだ発言を行った。現実には、力による現状変更を阻止できる最も有効な手段は、やはり「力」なのだ。9条を唱えていれば領土、領空、領海が守れるのであればいい。しかし、そんな理想は、敵性国家には通用しない。

 75年前の広島に投下された原爆はウラン型だった。一方、その3日後の8月9日に長崎に投下された原爆はプルトニウム型だった。米国は日本人を相手に、この2つのタイプの原爆を「実験」したのだ。昨日のねずさんのブログでは、この事実をこう解説している。

一方、同時期に原爆の開発をしていた米国は、報復のおそれのない日本に対し、「実験」と称して広島長崎に原爆を投下しました。
人類史上、「過ち」を犯したのは、果たして誰なのでしょうか。

日本はなぜ実験に使われたのか。
その答えは、「日本に報復能力がなかったから」です。
私たちは、そこから大切なことを学ぶ必要があると思います。


 この「日本に報復能力がなかったから」という解説は正鵠を得ている。相手に手出しできない者は、相手の思うままに蹂躙されるのだ。それが国際社会の現実だ。

 「原爆の惨禍を二度と繰り返さない」のであれば、日本が「原爆を落とさせない力」を持つしかない。

 原爆によって命を奪われた同胞に思いを馳せ、今一度謹んで哀悼の意を表し、黙祷を捧げたい。


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