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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2020年03月20日

「消費税を作ったときの苦労」を消費減税否定の言い訳にするな

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 武漢ウイルスの流行で、日本のみならず世界経済の先行きが暗い。ニューヨークの株式市場の乱高下ぶりを観ていると、市場の動揺もかなり大きいことがわかる。昨日の日経平均株価は、前日から173.72円下げて、終値は16,552.83円だ。つい2か月前には24,000円近く付けていた株価は、その時との比較で約3割落ち込み、12,000円台まで落ち込む見方もあるようだ。今のところ好材料は皆無であり、対策は一刻も早く、大胆なほうが良い。

 だが、政府与党の動きは非常に鈍い。政府と与党に、武漢ウイルス経済対策を約30兆円超で編成する動きがあるというが、必ずしもその足並みが揃っているわけではない。政調では現物給付(要はバラマキ)が積極的に検討されているようだが、麻生財務相は「リーマンショックの際に支給したもののあまり効果がなかったとして」、バラマキには慎重だ。もうひとつ、消費税減税については、自民党内の若手から0%論が出たり、護る会(日本の尊厳と国益を護る会)が5%を提言するなど、減税を望む声は少なくない。しかし、執行部の対応も、「考えていかないといけないと思うが、今の段階で消費税という話は考えているわけではない」という麻生財務相も、これらの声に冷たい。

 二階はこんなことを言っている。

“消費税率引き下げ”自民幹部は否定的 (TBS)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策の1つとして与野党から挙がっている“消費税率の引き下げ”をめぐり、自民党幹部からは否定的な声が相次ぎました。
 「(消費税率の引き下げについて)いつ元に戻すか、この責任は誰が負うのかと、逆に私の方から問いかけたい」(自民党 二階俊博幹事長)
 自民党の二階幹事長は「消費税を作ったときにどれほどの苦労があったか」「元に戻す責任は誰が負うのか」と指摘。また岸田政調会長は・・・
 「難しさもあるのではないかとは感じている」(自民党 岸田文雄政調会長)
 「国民に届く施策」として「給付や税」に言及しながらも、「色々な課題、難しさもある」と述べました。

二階博俊


 安倍総理は16日に国会で消費税引き下げ論をめぐり「どのようにすれば需要をおこし安定的な成長軌道に戻れるか、効果などを十分勘案しながら検討していきたい」などと答弁し、含みを残した形です。


 この二階のことばには唖然とするほかない。「消費税を作ったときにどれほどの苦労があったか」というが、冷たく言ってしまえば、そんなことは政治の仕事の一部だろう。税率を決めるのも、何に税金を使うかも、すべて政治家が決めるのだ。「どれほどの苦労があったのか」というなら、「庶民がいま、どれほどの苦労をしているのか」ということも考えてもらいたいものだ。

 「いつ元に戻すか、この責任は誰が負うのかと、逆に私の方から問いかけたい」
 「元に戻す責任は誰が負うのか」

 そんなことは問いかけるまでもない。政治家が決めるのである。8%から10%の増税も、引き上げる期限が法律に明記されていた。だから、減税を終了させる時期を決めておけばよいだけの話ではないのか。野党のサボタージュは論外だが、二階の発言も、職責を認識していないだけだと言わざるを得ない。消費税0%というのはかなり極端な意見に聞こえるが、5%と8%の間の偏向なら、実現性はあるだろう。

 武漢ウイルスが、地球規模の経済に影響を与えることは容易に想像できる。政治家にも発想を変えてもらわなければだめだ。税制を作ったときの苦労を言い訳に、国民生活を見殺しにされては、たまったものではない。


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