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昨年12月、民民党の原口一博が、桜を見る会「追及」の過程で、官僚を相手に「あなた方が僕らの政権の時にいたら、真っ先に役所を去ってもらうと、いうリストに入る。脅しじゃないんですよ」と恫喝し、炎上した。民民党が政権を担うことはないから、この恫喝は現実化しない。現実化しないが、この一節は紛れもない禁じ手であり、決して容認できるものではない。
この件について原口自身は、「パワハラとの認識の発言ではない。「激励、という意味だ」と釈明しているが、こういう後付けの言い訳ほど説得力がないものはない。安倍政権の失点を誘うことに必死が故に、こういう不規則発言をしてしまうのだろうが、社会通念上、許されぬ発言であり、原口は潔く失言を認め、官僚に対して謝罪すべきだった。

この失言で批判を浴びた原口だが、Twitter上でバトルを繰り広げ、再び馬脚をあらわした。そのツイートがこれだ。
原口によれば、中国は民主主義国家なのだそうだ。中国の友人とやらが原口に注入した知識なのだそうだが、それを信じて「中国も民主主義国家です」と断定的に言うに及んでは、不見識、不勉強を超えて、哀れというしかない。
民主主義とは、手っ取り早く言えば、人民が権力を有し、それを行使する政治形態のことで、その要諦として国民主権、基本的人権、法の支配、権力の分立などが挙げられる。その定義に照らし合わせたとき、彼の国は民主主義国家であり得るのか。答えは自ずと出る。
いわゆる中国が共産党一党独裁の国と言われる所以は、彼の国の場合、一般的な統治機能の上位に共産党が存在するからだ。人民解放軍は厳密に言えば国軍ではなく、共産党が所有する軍隊である。中国では指導者を選出する選挙がない。人民には選挙権がなく、国のリーダーは共産党が決める。しかるに、人民が権力を有し、それを行使する民主主義とは対極にある政治形態だ。中共が、他者からの批判を内政干渉だと退けるウイグル、チベット等においては、人権は皆無だ。挙げ出したらきりがないほど、彼らが民主主義国家ではない要因に困ることがない。
おまけに原口は、漫画家、評論家である孫向文に、こんなツッコミを喰らう始末だ。
作家の百田尚樹氏は、原口のツイートに対し、「グーグルアースで尖閣諸島を監視すればいいと言ったのは、笑える無知だが、この無知は笑えない。」とツッコんだ。まさに、笑えない無知であり、唖然とさせる不勉強だ。
こういう議員は一度辞職し、一から出直すべきだ。それとも、官僚への恫喝の時と同じく、この無知、不勉強を「政治家のレトリックだ」などと言い訳するのだろうか。
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