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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2020年01月09日
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中身がなかった逃亡犯の記者会見

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 カルロス・ゴーンの長い会見が開かれ、私もYoutubeで観ていたが、喋り過ぎのゴーンの大演説の内容をひとつひとつ拾って、検証し、論評するには相当な時間がかかる。まず失笑したのが、日本のテレビ局でテレビ東京だけが会見場でLIVE放送を許可されたという事実だ。テレ東といえば、NHKや他の民放とは別の道を行くテレビ局として知られる。NHKも他の民放も排除された。ゴーン側の意図は不明だが、テレビメディアへの不信がよく表れた選局である。「メディアによって独裁者にされた」という言葉にあらわれる。

 さて、肝心の会見の内容だが、大まかに言ってこういうことだろう。

・自分への嫌疑は事実無根で、「俺は悪くない」
・俺の逮捕は、ルノー、日産、三菱自の合併阻止が目的だった
・家族ら遠ざけた日本の司法制度は人権にもとる
・日本出国は身を守る唯一の選択肢であり、正義のためだった
・クーデターの首謀者は日産の西川元社長、豊田社外役員ら
・日本政府の関与者は、レバノン政府に迷惑がかかるから伏せておく
・報酬も、米国テキサスだったら問題になっていない
・逮捕は日産と検察の共謀だ
・俺は凄い経営者だ
・俺は可哀想だ

 「日本と日本人と日産のことは好きです」とも言ったが、これは日本司法と検察を悪魔化するための導線だろう。第一、日産は大迷惑だろう。ゴーンの騒動もあってか、日産の株価はこの一ヵ月間、下がり続けている。ゴーンの違法な逃亡は、日産には良い影響は皆無だろうし、印象としては最悪だ。

ゴーンの会見


 自分は貶められたと主張したが、話の内容が抽象的すぎ、主張は陰謀論の域を出ていなかったように思う。ゴーンは、会見から多くの日本のメディアを「フェイクニュース」だとして排除している。自身の主張をプロパガンダとして流布する場に、日本のメディアの厳しい追及があっては不都合だったのだろう。会見は、ゴーンが依頼したフランスのPR会社が取り仕切ったそうで、この選別はゴーンの報復のひとつと位置付けられる。

 ゴーンは、「私は正義から逃げたのではなく不正義から逃げたのだ」と雄弁に語った。逃亡したという事実に対しては、「日本では公正な裁判を受けられないから」と正当化した。日本は有罪率が99.4%に達する国で、「賭けてもいいが、外国人はさらに高い」と、宣伝を忘れなかった。有罪率の高さは、疑わしいだけでは検挙しない、日本の過剰な人権尊重の表れだろう。外国人の検挙率の高さは、ゴーンもデータがない中で憶測を語っているだけだ。外国人の有罪率が高いなら、ゴーンの逃亡を幇助した傭兵も検挙されていなけれおかしい。スパイ防止法がない日本では、外国人の非合法な活動に対し、好むと好まざるとにかかわらず寛容なのだ。

 結局、会見では新しく、パラダイムを転換するような事実はひとつも出てこなかったように思う。日本政府は対抗措置として、国際社会に対し、日本の刑事司法制度の正当性を発信する方針だという。ゴーンの先手を打つべきだったが、やらないよりはマシだ。しかも、ゴーンがネタを振りまいてくれたおかげで、より具体的に反論できる。逃亡犯という犯罪者に対しては、容赦なく、対抗措置を取るべきである。


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