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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2020年01月03日

逃亡劇の教訓から学びつつ、日本政府はゴーンの対日報復に対抗せよ

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 年末から年始にかけた、日本の穏やかな大晦日と正月が、ひとりのレバノン人によって騒がしいものとなった。その人とは、もちろんカルロス・ゴーンである。ゴーンは秘密裏に日本を出国し、トルコのイスタンブールを経由し、レバノンに入った。レバノン到着後、短い声明を発表し、「差別がまん延し、基本的な人権が無視されている不正な日本の司法制度の人質ではなくなります」「私は正義から逃げたわけではありません。不公正と政治的迫害から逃れたのです」などと、英雄気取りで勝手なことを言っているそうだ。

カルロス・ゴーン
保釈され、東京拘置所を出るゴーン(昨年6月)


 ゴーンは金融商品取引法違反、特別背任罪などの廉で起訴され、現在は保釈中の身であり、保釈の条件のひとつに「海外への渡航禁止」という事項があったのは周知のとおりだ。ゴーンの主張が正しいか否かの問題以前に、この逃亡と言う行為自体が犯罪だ。当然ながら、日本はレバノンに対してゴーンの引き渡しを求めるが、レバノンは応じないだろう。日本が求めても引き渡さない約束を、ゴーンが事前にレバノンに取り付けていたと見て間違いない。ゴーンはレバノンで成功者として称えられ、切手にもなったことがある人物だ。首都ベイルートでは、ゴーンは、国外放浪から舞い戻った英雄として扱われているという。「関与していない」というレバノン政府のコメントが白々しく響く。

 ゴーンの「私は正義から逃げたわけではありません。不公正と政治的迫害から逃れたのです」というコメントは、逃亡を正当化する詭弁だ。そして、その詭弁は今後更に“盛られたかたち”で発信されることになるだろう。ゴーン自身には、逃亡という違法行為を誤魔化すために、日本の司法制度をより強く批判する必要があるのだ。彼は欧米メディアを味方につけ、情報戦を展開するだろう。人権となれば無差別に飛びつく仏メディアなど、「いいネタをもらった」などとはしゃぐはずだ。レバノン政府が犯罪人ゴーンを匿う限り、日本での公判は維持できず、情報戦が主戦場となる。日本政府、外務省は、この情報戦に対する準備を怠ってはならない。

カルロス・ゴーン


 ここで、ゴーンが有罪が無罪かを議論するつもりはない。報道以上の情報に接する機会を持たない者にとっては、裁判の行方は多分に感情論になりがちだ。そのうえで、今回のゴーン逃亡劇に関し、ふたつのことを教訓とすべきだと思う。

 ひとつは、日本国内で暗躍するスパイ、工作員に対する法整備である。BBCニュースによれば、英フィナンシャルタイムスが、この逃亡劇に民間警備会社が協力していたと報じているという。数か月に渡ってゴーンの逃亡を計画し、その工作員たち(operatives)が複数のチームに分かれ、異なる国々で活動したのだそうだ。日本国内の共犯者もいたらしい。このような活動は「スパイ」とか「工作」の類で、やはり日本でもスパイ防止法の早期成立が必要だという論点が提起されるべきだ。

 もうひとつは、保釈中の人物の位置情報を特定する電子機器の必要性だ。電子ブレスレットやアンクレットのような、監視対象人物の居場所を特定できるツールは、欧米では当たり前に使用されているそうだ。日本でこの種の話題を持ち出すと、人権バカが騒ぎ立てるが、同じ失敗を繰り返さないためにも、日本でも早急に導入されるべきだろう。

 ゴーンは、レバノンの地で、日本と、日本の検察を含む司法制度への復讐を行うはずだ。今回の教訓を踏まえ、善後策を検討、実施するのはもちろんのこと、彼の報復には真正面から立ち向かうべきだ。


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