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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2019年11月19日

GSOMIA破棄のカウントダウン ~ 不始末は自分で解決させるべき

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 日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)は、今週土曜日23日の0時で自動的に失効する。カウントダウンが始まるなか、南鮮側には焦りがあるようだ。南鮮国防長官の鄭京斗(チョン・ギョンドゥ)は、ASEAN拡大国防相会議の夕食会の前に開かれたカクテルパーティーで、河野防衛相に近づき、日本語で「何かしないといけない」と話したという。河野氏は「韓国側の賢明な対応を求める」とそっけなく返したそうで、どちらがイニシアチブを握っているかは明白だ。

 南鮮の世論調査で、GSOMIAに関する質問も設けられたが、「終了決定を維持すべき」がは、約2週間前の調査時から7.1ポイント拡大し、48.3%に昇ったという。「撤回して延長すべき」は33.2%で、こちらは逆に4.4ポイントの減少だ。

gsomia-questionaire.jpg


 興味深いのは、同じタイミングで調査結果を発表した産経・FNNの調査で、「破棄はやむを得ない」との回答が68.3%(延長されるべきが14.4%)と、日本国民が極めて冷めた目でこの事態を見ていることを裏付ける結果が出たことだ。支持政党別に見ると、「破棄」が自民で72.7%、公明72.1%と高いのはわかるが、立憲民主で71.2%、共産でも65.1%だった。「破棄」を推すのは、支持政党に依らないのだ。南鮮が異形の、特異な国であるというのが、既に国民のコンセンサスになっている。ちなみに、「維持」が「破棄」を上回ったのは国民民主党のみだったそうだ。これはちょっと笑える。

 南鮮国民は破棄を支持しているが、破棄を国民のコンセンサスにしようとしたのが、文在寅政権である。だが、当の文在寅政権は、振り上げた拳のおろし方がわからず、焦りを募らせているようだ。南鮮は協定破棄を一方的に決めたものの、頼ろうとした米国に仲介してもらえず、逆に圧力をかけられる始末だ。日経新聞の報道によれば、南鮮側は日本に何度も「延長の大義名分を与えてほしい」と懇願してきたようだが、日本はその手には乗らなかった。「自分が散らかしたオモチャは、自分で片付けろ」ということだ。

gsomia-triangle.jpg


 困った南鮮は複数の妥協策を検討しているようで、延長はするが日本が輸出管理措置を撤回するまでは情報交換を制限する案や、日米韓防衛当局の情報交換に関する14年の取り決め(TISA)を補強して再締結する案などがその例であるという。どういう妥協案であろうと、GSOMIAを一方的に破棄した事実は消えず、その破棄によって失った日米の信頼(今まであったのであれば…だが)は戻らない。妥協案はGSOMIA破棄を粉飾するためのものであり、同盟の重要性よりも北朝鮮との蜜月を画策したという経緯は、広く、かく確実に認識されているのだ。

 結局は南鮮側の一人芝居だ。日本側は静観していればよい。自分の不始末を自分で解決するのではなく、他国に解決を求めるような国はいわば「子供以下」であり、そんな国とまともな外交が成り立つはずがない。一切の妥協も配慮も不要だ。ここで配慮するとつけあがるのが南鮮という国であることを、そろそろ教訓として学んでよいはずだ。


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