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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2019年11月12日

香港で弾圧される民主化運動 ~ 習近平の国賓としての来日に断固反対する

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 香港における民主化勢力に対する香港警察の弾圧が苛烈さを増している。私のFacebookのタイムラインに飛び込んできたのは、警察の発砲によって腹部に被弾した若者男子の映像だ。実弾を受けた若者は意識を失って倒れたが、香港警察は応急処置も施さず、救急車も呼ばず、その若者を無理やり立たせようとしている。至近距離から撃たれ、若者の肝臓と腎臓が破裂したそうで、ショッキングな映像なので、動画をご覧になりたい方は下の画像をクリックいただきたい。何とも痛ましい。

警察に発砲され、倒れる若者(香港)


 実は、香港ではデモを行う若者の何人かが謎の死を遂げている。11月になってからも大学生がデモ現場で発見され、その後亡くなっている。香港警察は、その若者が催涙弾から逃げようとして3階から2階に転落したとしているようだが、真相は闇の中だ。不可解な死の連鎖は当局への不信感を増幅させ、デモは一層激化する。香港の民主家を求める人たちの行動も、それを弾圧する行政の側も、既に戻れない道を進んでいるのだ。

 香港での一連の民主化弾圧を、国際社会は見ている。最も敏感なのは米国だ。米下院は先月15日、香港が高度な自治を維持しているかどうか米政府に毎年検証することを求める「香港人権・民主主義法案」など、中共に対抗する4法案を可決した。全て、全会一致での可決である。民主・共和両党が、香港で4カ月続く抗議デモを支援することが必要だとの認識で一致した。大陸の外務省は、これらの法案に断固として抗議すると表明し、香港政府も同じく、内政干渉だと非難した。しかし、米議会の動きは、香港でのショッキングな発砲映像とともに、国際社会に共有される。大陸とは異なり、香港では報道規制がかからないのだ。

 米国とは全く逆で、日本政府の動きは鈍い。鈍いどころか、動いていないとすら思える。先週、タイを訪問中の安倍総理が李克強と会談し、デモによる混乱が続く香港情勢についての憂慮を伝えたとされるが、これは公式発表ではなく、関係者への取材からとれた情報だ。香港情勢以外にも、尖閣問題も棚あげ状態だ。即位礼正殿の儀には、中共から王岐山副主席が参列していたが、その当日も中共の公船が尖閣諸島周辺で活発に活動していた。中共の政府系機関からの招待を受けて訪中していた北海道大学の教授も、いまだ拘束されたままである。ことほど左様に、米国との冷戦が進行する中共が幾ら日本にすり寄ったとしても、彼らは行動を変えない。

 こんな最中で、安倍総理は李克強と、来春に予定される習近平の国賓としての来日に向け、協力していくことを確認したという。私は安倍政権を概ね支持する立場だが、ことこの習近平の国賓としての来日については断固反対する。国賓とは、政府のみならず、皇室が公式にもてなす客のことを言う。このタイミングでの厚遇が、中共に苦しめられる諸国に対する誤ったメッセージを発信することにもなる。仮に中共が香港を墜とせば、次に向かうのは台湾であり、その次は沖縄だろう。その道筋を日本が手助けすることなど、容認できるわけがない。

習近平


 チェコの首都であるプラハは、先月、北京市と結んでいた「姉妹都市」関係の解消を決めたという。昨年、台湾民主主義を支持し、中共による人権侵害を非難してきたフジブ氏が市長に就任し、中共当局に対して、台湾を国家として承認しない「一つの中国」に関する項目を削除するよう呼び掛けていた。これに対抗し、中共は、プラハの楽団の中国巡回公演を取り消すという報復措置に出た。人口130万人のプラハが、人口14億の支那に反旗を翻したのだ。

 習近平の国賓としての来日には断固反対する。キンペーが日本に来たければ来ればよい。だが、国賓という厚遇は無用であるばかりではなく、有害だ。


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