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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2019年10月11日

「即位礼正殿の儀」欠席宣言も、ブレまくりな日本共産党

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 今月22日に執り行われる、天皇陛下が日本国の内外に即位を宣明する儀式「即位礼正殿の儀」に、米国からはトランプ大統領もペンス副大統領も参加しないという。いわゆる「ウクライナ疑惑」を巡って民主党がトランプ大統領を追及する過程で、ペンス副大統領も巻き込まれた格好で、再選を目指すトランプ陣営としては国を離れられない状況だというのが理由らしい。残念にも思えるが、野党が政局を好むのは、日本も米国も同じだということだ。トランプ政権は、代理として、台湾出身のチャオ運輸長官が参列させる。

 トランプ氏、ペンス氏の不参加は残念だが、朗報もある。文在寅がこの即位礼への不参加を表明した。もともと南鮮というのは、日本の皇室への敬意がないばかりか、無礼を働く習性がある。李明博もそうだったし、現政権に近いところでは、国会議長の文喜相による「戦争犯罪の主犯の息子」という、昭和、平成二代に渡る皇室への侮辱も記憶に新しい。南鮮は知日派といわれる首相の李洛淵(イ・ナギョン)をよこすらしいが、誰が来たところで日本国民には歓迎されない。

 さて、それらの外交上で様々な対応がある一方、日本国内でも「意図的」に不参加を表明しているのが日本共産党だ。共産党は、即位礼正殿の儀とその後の大嘗祭への不参加を宣言した。理由は「国民主権」と「政教分離」だそうである。

共産党、即位の礼と大嘗祭欠席へ 「国民主権と両立せず」(共同)

 共産党の小池晃書記局長は9日の記者会見で、今月22日に行われる天皇陛下の「即位礼正殿の儀」について、党として出席しないと表明した。天皇陛下が神話に由来する玉座「高御座」から即位を宣言する形式などに触れ「憲法の国民主権、政教分離の原則と両立しない」と述べた。同党幹部は、11月に行われる皇位継承の重要祭祀「大嘗祭」も欠席すると明らかにした。

 即位礼正殿の儀は、天皇が高御座から首相ら三権の長を見下ろす形で即位を宣言する形式が、国民主権に反するとの指摘が出ている。大嘗祭も、神道形式で行われる宗教色の濃い儀式で、政教分離との整合性に疑義が示されている。


 この共同通信の記事も悪辣だ。「国民主権に反するとの指摘が出ている」、「政教分離との整合性に疑義が示されている」と書くが、その主体を明確にしていない。この記事の書き方には、共産党の主張に客観性を持たせた上で、その主張に正当性を付加しようという意図が滲み出る。さすが共同通信だ。

 共同の記事も酷いが、その記事以上に、共産党の主張は色々な意味で矛盾だらけだ。共産党の原点は「天皇制の打倒」である。それが国民ウケしないから、2004年に「天皇の制度は憲法上の制度」と綱領を書き換えた。例えば、もともと反対している自衛隊という存在について、共産党は「いますぐにはなくせないから」という理由で、存在を否定できないでいる。だが、「いまはなくせない」は「いずれは廃止する」と同義で、結局は自衛隊を葬るのが彼らの究極の目標であることには変わりない。皇室も同じである。彼等が皇室を黙認する理由として挙げる「憲法上の制度」というのは明らかに欺瞞だ。ブレないと言われる共産党は、実はブレブレなのだ。

志位和夫


 共産党は。「高御座(たかみくら)から即位を宣言し、その下に三権の長がいて『天皇陛下バンザイ』をするのは、誰が考えても国民主権と両立しない」と言うが、天皇が高御座から即位を宣言することを“身分に置き換える”ところが、日本人の発想とは大きく異なる。国民統合の象徴である天皇が、高御座におわすことを、身分の優劣として置き換える日本人などいない。まぁ、左巻きの人々は例外だろうが、大多数の日本国民にそのような発想はないだろう。高御座から即位を宣言することは、宗教や国民主権という問題ではなく、伝統なのだ。

 三権の長が高御座の下にいて「天皇陛下バンザイ」をするのは祝賀であって、卑屈さとは無縁の好意だ。正月の一般参賀でも、国民は皇室を見上げて日の丸を振り、万歳をする。高低差で言えば、ローマ法王がサンピエトロ寺院から群衆を見下ろし、群衆が法王への敬愛を表すあの光景とは比べ物にならない。

 共産党はブレている。皇室を否定したければ、共産党なりの原理主義を貫くべきだ。日本は立憲君主という制度化で、高度な民主主義で運営される国である。その国体を否定するのが共産党の原点なのだから、見え透いた嘘を言うのは止めて、「日本も支那さまに続け」と叫ぶべきではないのか。


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