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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2019年09月27日

責任をすべて津田大介に押し付けた大村知事に、愛知県民は怒るべきだ

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 「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が物議を醸した末に中止になった件で、愛知県が組織する検証委員会が報告書を提出した。拙ブログでは、この検証委員会なるものが県主導で行われることについて「お手盛りになる」と指摘していたが、出てきた内容は予想通りと言ったところ。主な責任を、芸術監督を務めた津田大介に転嫁し、県(県知事を含む)には責任が及ばないような内容になっていた。

 愛知県知事の大村は、我が意を得たりとばかりに津田を猛批判している。

表現の不自由展中止、津田監督を厳重注意処分 判断などで「背信とのそしり免れない」 愛知知事 (毎日)

 開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題を巡り、芸術祭実行委員会会長を務める大村秀章・愛知県知事は25日、出展の最高責任者である芸術監督でジャーナリストの津田大介氏を厳重注意処分した。

大村秀章・愛知県知事


 この日、県の検証委員会は中間報告をまとめ、津田氏の判断や行動などについて「背信とのそしりを免れない行為」「ジャーナリストとしての個人的野心を芸術監督としての責務より優先させた可能性」などの項目別に批判。「あいちトリエンナーレの期待水準に達しない、『芸術の名を借りた政治プロパガンダ』と批判される展示を認めてしまった」などと厳しい言葉で断罪した。【山田泰生、竹田直人】


 この件については、文化庁が補助金7800万円の交付を中止したという報道があったが、その点はこの際、置いておく。一般論で言えば、補助金というひも付きの金は、補助した側に金とともに口を出させるというのが普通で、補助金を使った事業で、自治体等によるかなり厳しい監査があるというのは、私自身も経験している。全額不支給というのが一般的かは知らないが、申請と違うものを展示した説得力のある理由を、愛知県側が示せばよいだけの話だろう。

 さて、大村知事の津田批判に対しては、津田を擁護するつもりは毛頭ないのだが、大村の言いっぷりにも辟易する。大村は、憲法21条まで持ち出し(それも憲法を曲解して)、表現の自由を訴えていたはずである。あの、虚勢ともいうべき威勢のよさは、一体どこへ行ったのか。たとえ検証委員会の報告が、「ジャーナリストとしての個人的野心を芸術監督としての責務より優先させた可能性、「『芸術の名を借りた政治プロパガンダ』と批判される展示を認めてしまった」などと断罪するのであれば、大村の責任は重大だ。大村は、芸術祭の実行委員会会長で、いわば総監督だ。勝手にそういう展示をやらせたことの責任には全く言及せず、津田だけを「厳重注意処分」するのであれば、実行委員会を組織している意味がない。

 名古屋市の河村市長は、検証委の報告に言及し、「全部、津田さんのせいにしている。一人悪者になるのかね」と皮肉ったそうだ。河村市長の言う通りである。

 国は7800万円の補助金をストップした。大村は国を訴えると言っているそうだが、国が翻意しない限り、この7800万円は、愛知県民の税金で補填されることになる。愛知県民は、この事実を黙って受け入れるのか。愛知県民に「背信」しているのは、津田よりも大村ではないだろうか。私が愛知県民なら断じて大村を許さない。


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[ 2019/09/27 07:07 ] 社会問題 | TB(0) | CM(7)
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