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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2019年06月13日
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立憲民主党の「女系天皇容認」と、逃げる枝野

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 共同通信が11日、「立憲民主が女系天皇容認の論点整理発表」という短い記事を打った。

 立憲民主党は11日、安定的な皇位継承を確保するための論点整理を発表した。女性天皇、父方に天皇がいない女系天皇、女性宮家創設のいずれも容認する。


 これを受け、報道各社はこの報道を追いかけて配信している。産経、毎日、日経などは「立憲民主党、女系天皇を容認」と、共同の配信内容を追認する格好だが、朝日だけは「立憲、女性・女系天皇に前向き」と、慎重な言い回しだ。

 女系天皇容認論は、共産党が野党共闘のために早くから掲げている方針だ。反安倍、反自民しか共有する価値観がない野党の連中が、共産党が差し出した指に止まる格好になる。だが、共産党といえば党是は「天皇制廃止」であり、その共産党が差し出した指に止まることは、その連中が日本の国体破壊に一役買うという宣言とも取れる。尋常な合意ではないのだ。

 気になって、立憲民主党のウエブサイトを調べてみると、11日の記事で「【常任幹事会】安定的な皇位継承を考える会から論点整理の報告」というものがあり、その記事の下にPDFのリンクがある。「安定的な皇位継承を考える会」というのは、牧場長の海江田が会長を務めるワーキンググループ的なもののようで、その会がまとめた報告だ。報告書のポイントとして、下記の2つが問題の部分となる。

 男系による皇位継承を支えてきた社会的背景や社会的倫理規範が変化した以上、男系に固執するあまり、歴史と伝統の根幹をなす皇統そのものを途絶させることは甘受できない。
 むしろ、女性や女系の皇族にも皇位継承資格を拡大して、皇統に属する皇族による「「世襲」という本質的要請を維持しながら安定的な皇位継承を確保することは、現代の視点から歴史と伝統に厚みを持たせ、その本質的要請に応えるものと考える。

 現代における我が国の、男女間の人格の根源的対等性を認める価値観は一過性のものではなく、時代の流れの中で日本社会に根をおろし確たる価値観として定着してきたものであり、また時代時代の妃殿下に対し常に男子出産に向けた想像を絶する重圧が課されるような制度を改めるべきことについて、国民の多くが自然な感情として理解を深めている。


 報告書には、旧宮家系男性の皇籍取得はNGという前提があり、したがって「男系に固執して皇統を断絶させるな」「今は男女平等の時代だし、これからもそうなのだから、男系にこだわるな」という結論が導かれている。

 よく調べると、この「安定的な皇位継承を考える会」が最初の会合に読んだ講師が高森明勅だ。同氏は、言わずと知れた女系容認論者だ。そういう背景を勘案しても、この会が、女系容認という結論を導き出すことを前提に議論してきた可能性は否めない。

立憲民主党「安定的な皇位継承を考える会」
立民党「安定的な皇位継承を考える会」


 さて、立民党代表の枝野は、この報道に対して見解を述べたそうだが、その見解があやふやだ。

「女系天皇」「皇統の終わり」容認は事実か 本紙記者が会見で立民・枝野氏を直撃も…逃げた!?「党の結論出さない」(zakzak)

 枝野氏は「(共同通信の)報道はミスリードだ。象徴天皇制をめぐって党内で論点整理はしたが、結論は出していない(=決めていない)。『わが党はこうだ』『あの党はこうだ』となると、幅広い『国民合意』にはならず、象徴天皇制の不安定化を招く」と返答した。

 これは妙な理屈だ。

 立憲民主党が、いわゆる「象徴天皇制」を壊しかねない「皇位継承の変更」を容認したと報じられている。記者は食い下がった。

 すると、枝野氏は「各党の考えはそれぞれあっても、静かな環境下で議論するのが大事だ。党としての結論は出さない。どの党も出すべきではない」といい、回答を拒否したのだ。(抜粋)


 確かに、立憲民主党のウエブサイトを見る限り、確認できるのは、11日に「安定的な皇位継承を考える会」から論点整理の報告を受けたところまでだ。従って、「女系容認」という報道は正確性を欠くものであるのかもしれない。だが、それならそれで、党代表として「論点整理を踏まえ、党の見解を示す」と言えばよいだけのことだ。しかし、枝野はそれさえも拒否する。

 結局のところ、立民党は「女系容認」という結論を腹に持っておき、その見解を国民につまびらかにするとなく、皇室破壊を進める可能性があるということなのではないか。「党としての結論は出さない。どの党も出すべきではない」というのは、そういう意味と解釈することが可能なのだ。

 憲法議論すらできない党が、皇位継承問題について「静かな環境で議論」などと言うとは片腹痛い。立民党は、皇位継承問題について、党の方針を正々堂々、示すべきだ。それが有権者にとってのリトマス試験紙となるのである。


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