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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2019年04月15日
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枝野理論のお粗末さを嗤う

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 統一地方選の前半戦が終了し、野党では立民党が改選前の議席をオーバーしたくらいで、基本的には自民党の勝利、大阪では維新の勝利という結果に終わった。とりわけ、与野党一騎打ちの北海道知事選で、野党統一候補の石川知裕が惨敗したことで、野党の連中にはショックが広がっているだろう。

 そんなか、あの菅直人がブログに「参院選までにやるべきこと」というタイトルのエントリーを掲載し、その内容を引用する形で「国民民主党は、政治理念が不明確なので解散し、参院選までに個々の議員の判断で立憲との再結集に参加するのが望ましい」とツイートしたことが話題になっている。


 菅直人は立憲民主党の最高顧問である。最高顧問とは聞こえはいいが、その実は執行部が「口を出すな、黙ってろ。表に出て来るな」と言うために作ったポジションではないかと想像する。民主党という負のイメージを払拭するため、野党の連中は党名レンダリングを繰り返すが、菅直人こそ、鳩山由紀夫とならび、その負のイメージそのものなのである。

 この菅の発言に対し、解散を言われた民民党の玉木代表は、都内の集会で居合わせた菅に対し、「煩悩があり過ぎるようなので、お遍路でも回ったらいかがか」と苦言を呈し、普段は民民党に厳しい態度を取る側からも喝采を得ているそうだ。当の立民党の代表、枝野は、菅に対し口頭で厳重注意したという。全く情けない話だ。

 さて、煩悩があると言われたのが菅直人なら、妄想癖があり過ぎるのが枝野である。日本経済新聞のコラム「風見鶏」に、「枝野理論と「自民支持層」」という文章が掲載されているが、その枝野理論が凄まじい妄想なのだ。「森友学園」を巡る財務省の文書改竄、厚生労働省の統計不正問題など、政権のまわりで不祥事が相次ぎ、野党は政権批判を声高にしている。だが、10~15年前ならものすごく落ちる問題が起きても、それらの問題をいくら追及しても支持率が落ちない。そこで枝野はこう理論づけをしている。

1996年の衆院選から導入した小選挙区制は他候補より1票でも多ければ当選する。複数が当選する中選挙区制に比べてわずかな世論の変化で一方的な勝敗がつきやすい。09年の政権交代の記憶が残る自民党支持層は政権への支持を失うリスクが身に染みている。「小選挙区制の下でもし安倍を辞めさせたら次は枝野になってしまう、と自民党支持層が思うから支持率が落ちない」と分析する


 時事通信の直近の世論調査では、今の自民党の支持率は26.7%で、立民党の支持率は4.3%である。立民、民民、共産、自由、社民を合わせても合計値は7.1%。このうち、共産党と連立という選択肢がないとすれば、合計値はたかが5%程度である。この数値が表しているのは、安倍総理の次に総理の座に就くのが野党の代表ではなく、自民党内の後継者だという現実だ。「小選挙区制の下で安倍を辞めさせたら、次は枝野」という結論にはならないのである。

枝野幸男


 コラムは、安倍総理の支持率が下がらないことの理由のひとつとして、「ポスト安倍が長く不在だから」ということも指摘している。それは正しいだろう。だが、安倍内閣の支持率が下がらない理由を説明する枝野理論のもう一つの欠陥は、自分たちが安倍政権の支持率を維持させているという視点がないことだ。いつまでたっても批判ばかり、対案もろくに出さず、審議拒否や強行採決への抵抗というアピールしか頭にない連中に、国民は辟易としているのだ。その自覚と反省がなければ、安倍内閣は安泰なのだ。

 野党第一党の代表が、このお粗末さだ。自民党の人材不足は深刻だが、野党の人材不足は文字通り「救いようがない」。


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